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繊維スレッド

188荷主研究者:2009/10/31(土) 16:14:53

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200910200017a.nwc
2009/10/20 Fuji Sankei Business i.
ジーンズ激安戦争とばっちり 業界経営悪化「顧客食われた」

 ジーンズ業界が、総合スーパーなどによる激安品の相次ぐ発売に悲鳴を上げている。低価格志向を強める消費者が飛びつき、顧客離れが加速しているためだ。ジーンズメーカーや、ジーンズを主力商品とする衣料品店チェーンは、軒並み業績を悪化させている。

 「リーバイス」ブランドを展開するリーバイ・ストラウス・ジャパンが今月発表した2008年12〜09年8月の第3四半期決算は売上高が前年同期比19.7%減の約132億円と大きく落ち込んだ。

 カジュアル衣料販売大手のジーンズメイトも先月、10年2月期の連結営業損益予想を従来の2000万円の黒字から3億9000万円の赤字に下方修正した。ジーンズメイトの福井三紀夫社長は「激安品に顧客を食われた」と肩を落とす。

 深刻な販売不振を受け、事業徹底や縮小の動きも出ている。国内メーカー大手のボブソン(岡山県岡山市)は月内にも、「ボブソン」ブランドを企業再生会社に譲渡し、子供服の製造販売に事業を絞る。影響は素材分野にも波及し、クラボウはデニム生地の糸を生産する岡山工場(岡山県岡山市)を6月末に閉鎖した。

 ジーンズの“価格破壊”を最初に仕掛けたのは、カジュアル衣料店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング。今年3月に、傘下の低価格ブランド「ジーユー」から990円で売り出した。

 これに、イオンやセブン&アイ・ホールディングス、ダイエー、西友の総合スーパー各社が、プライベートブランド(PB)から軒並み800円台で追随。今月14日にはディスカウントチェーンのドン・キホーテが最安値となる690円のPB商品を売り出している。

 各社とも大半の商品の製造を人件費の安い中国企業に委託しており、国内のジーンズ・素材メーカーはほとんど恩恵を受けていない。

 激安戦争は、仕掛け人であるファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が冗談めかして「最終的には無料になるジーンズも出るんじゃないか」と語るほど。柳井氏は「自分の首を絞めることになるのではないか。みんなが低価格に集中すると価値はなくなり、価値がないものは売れなくなる」と警鐘を鳴らす。

 激安品への対抗策として、ジーンズメイトは自らもPB商品の発売を検討しているが、消耗戦に巻き込まれる懸念はぬぐえず、簡単には踏み切れない。

 もともとジーンズ人気が下火となり、景気悪化で衣料品全体の販売も低迷する中での激安品の攻勢に、ジーンズ業界では「(販売回復の)特効薬はない」(福井社長)とお手上げ状態だ。(井田通人)


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