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繊維スレッド
129
:
荷主研究者
:2008/09/28(日) 21:32:16
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080815301.htm
2008年8月15日03時37分 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎車減産で非衣料も揺らぐ 北陸、衣料不振続く繊維業界
衣料不振に苦しむ北陸の繊維産地を、新たな不安が覆っている。自動車メーカーが減産方針にかじを切り、好調だったカーシート、エアバッグなどの受注も鈍ってきたのだ。低迷する衣料分野を非衣料分野で補う図式が崩れかねず、各社は新技術による商品開発や生産体制の再構築により、車で稼ぐ道を探っている。
「今年の春ごろから、目に見えて減ってきた」。ある繊維企業幹部が頭を抱える。以前から、新車が売れないとは聞いていたが、「川中」にまで影響が出てきたのは今期に入ってからだという。
エアバッグを生産する別の企業の社長は「まだそれほどではないが、これから先が全く見えない」と不安を口にする。自動車メーカーから今年下期の注文がくる時期を控え、気をもんでいる。
北陸の繊維業界にとって、車関連の事業は、絶好調だった自動車メーカーの恩恵にあずかれる数少ない「成長分野」の一つだった。車関連分野で事業を伸ばし、「かつてないサクセスストーリー」とまで、もてはやす向きもあったという。
一般的に、車資材は厳しい品質基準などがあり、採用に至るまでは容易ではない。しかし、一度採用が決まれば、モデルチェンジまで発注が続くため、安定した収入を確保できるとされる。
だが、ここにきて、採用期間の長さがネックになり、契約時に決めた納入額では採算に合わないケースも出てきているという。
「ここまで原油が急騰するのは予想外。しかも、車が売れないから、コストを抑えたいメーカー側の要求がかなり厳しい」(関係者)。このため、生産すればするほど、赤字が積み上がり、苦境に陥っている企業もあるようだ。
車関連を手掛ける繊維企業が総崩れというわけではない。上場企業が発表した四―六月期決算でも、明暗が分かれた。
車関連分野に絞ってみると、倉庫精練(金沢市)や北日本紡績(白山市)が減収だったのに対し、小松精練(能美市)とセーレン(福井市)は増収を確保した。
小松精練は、小型車用のシート素材が中心で、販売量が大きく伸び、売上額も前年を超えた。ガソリン高で燃費の良い小型車に買い替える動きが、プラスに働いた。
さらに同社は、トヨタ紡織(愛知県刈谷市)、積水化学工業(大阪市)と共同で、ダニアレルギーを抑えるカーシート素材を開発。トヨタの新型クラウンに採用されたことで、収益面の大きな伸びが期待できる。
独自の技術を駆使し、シートの風合いを保ちながら、アレルギー抑制効果を高めたのが特徴で、車業界では「手つかずの分野」だったダニ対策に目を付けたのが奏功した。
加えて、「安さも忘れてはいけない」(山竹俊樹営業本部第三事業部長兼ケイズテック社長)とし、手ごろな価格で提供できるよう、新たな素材開発も進めている。
セーレンは、生産体制を集約し、業務効率のアップを図る。
先月には、車資材の主力拠点である新田事業所第三工場(福井市)のカーシート縫製部門を廃止し、車資材全般の縫製を担う関連会社に業務を移した。
内需の低迷を見越し、海外事業の強化も進める。米国やブラジル、タイ、中国・蘇州市に生産拠点を構え、日系メーカーに供給。このうち、中国で五割、タイで二割と、それぞれ生産能力を増強した。
同社は「車の出荷先である中近東では今も、安全性に優れた日本車信仰が健在。この海外需要をつかみたい」(総務)とする。
「北陸産地が車分野に参入してから、日は浅い。まだまだこれから。ここで引き下がるのは早過ぎる」
クルマ悲観論を戒めるのは、繊維リソースいしかわ(金沢市)の伊藤靖彦社長だ。「追いたてられてでも非衣料分野へ進もうとすることが大事。実行力がない企業は、淘汰(とうた)される」と指摘する。
日米ともに個人消費が思わしくなく、北陸が得意とする高級婦人衣料は厳しい環境にある。非衣料の中心である車関連は、ブレーキが掛かったとはいえ、市場規模は大きく、北陸企業の高い技術力を生かせる余地はまだ多い。
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