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日本の城郭

230荷主研究者:2012/10/28(日) 21:39:56

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1335710211332_02/news/20120429-OYT8T00769.htm
2012年4月30日 読売新聞
藩主の通路 優美に復元

新緑に映える「御橋廊下」

天守と新緑を背景に、優美な姿を見せる御橋廊下(和歌山市で)

板張りの急な坂になっている御橋廊下の内部

 伏虎山の新緑がまぶしい和歌山城(和歌山市一番丁)。その北側の堀に6年前、長さ27メートル、幅3メートルの優美な木造橋がよみがえった。大奥といった藩主の生活拠点があった二の丸と、能舞台が設けられるなど趣味の空間だった西の丸とを結んでいた「御橋(おはし)廊下」だ。

 二の丸は西の丸より約3メートル高いため、橋には約11度の傾斜がつけられ、外から見えないように屋根と壁が設けられている。靴を脱ぎ、しっくい塗りの内壁に格子窓を備えた板間に足を踏み入れると、日常から切り離された異空間に迷い込んだような錯覚を覚える。

 江戸後期の絵図に描かれている御橋廊下は、発掘調査の結果、紀州藩初代藩主・徳川頼宣(1602〜71)の時代から存在していた可能性もあるという。「藩主が参勤交代で江戸から帰ってくる度に使われ、男性は、藩主とその子ども以外は渡ることはできませんでした」と、和歌山市文化財専門員の武内善信さん(58)が教えてくれた。

 藩主とその家族らが渡った廊下だが、1871年(明治4年)の廃藩置県で廃城となったことにともない、いつしか姿を消した。

 復活のきっかけは、1999年から二の丸付近で行われた発掘調査。御橋廊下の礎石などが見つかり、文化庁の後押しも得て再建計画が進んだ。発掘調査結果や絵図の分析などに基づいて設計し、約2億1000万円をかけて、百数十年ぶりによみがえった。

 市内の小学校などの遠足では定番コースとなり、昼間は、子どもたちがはしゃぎながら渡る様子が見られる。日没から午後11時まではライトアップされ、同様に照明がともされる天守を背景に、昼とは異なった美しさを見せる。

 市和歌山城整備企画課の柳雄介さん(25)は、「夏空とのコントラストや、紅葉に映える姿など、四季折々の姿を楽しみながら、廊下周辺を散策して下さい」と話している。

     ◇      

 ちょっと足を止めたくなるような県内の名所旧跡や街角の風景を、写真を添えて紹介します。読者のみなさんのお薦めスポットを、和歌山支局まで、手紙やファクス、電子メール(wakayama@yomiuri.com)で教えて下さい。

 御橋廊下 入場無料。年末年始以外は無休で、午前9時から午後5時。問い合わせは市和歌山城整備企画課(073・435・1044)。


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