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日本の城郭

137荷主研究者:2010/12/05(日) 14:43:18

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/212083
2010年11月26日 01:44 西日本新聞
国特別史跡「基肄城」跡の石塁 1300年ぶり大修復

5カ年計画で本格的な修復工事が12月に始まる基肄城跡の石塁

 築城から約1300年の歴史を誇る国特別史跡「基肄城(きいじょう)」跡の大規模な保存・整備工事を、基山町が進めている。石が積み上げられた石塁(水門跡)が傾き、崩落の危険があるためだ。町によると、698(文武2)年に城が修理されて以来の大規模な保存・整備工事で、本年度から約5年かけて工事を完成させる方針。

 基肄城は同町北部と福岡県筑紫野市にかかる基山(きざん)(404メートル)の一帯に位置する。倭国が朝鮮半島に出兵した「白村江(はくすきのえ)の戦い」で敗れた後、唐・新羅連合軍の日本侵攻に備えるため、防衛の拠点として665(天智4)年に築いたとされる。城を囲む全周4・3キロの土塁、南北にある門跡、礎石群などが残っており、県内では吉野ケ里遺跡(神埼市、吉野ケ里町)、名護屋城跡(唐津市)とともに国特別史跡に指定されている。

 基山町教委はこれまで、基肄城跡の補修工事に向け、調査を進めてきた。1993年には水門の整備、高床式倉庫の復元といった基本計画を策定。10月から進めてきた工事の準備が完了し、12月に本格着工する。

 本年度の工事個所は、南側に位置する石塁で、長さ26メートル、高さ8・5メートル、上部の幅3・3メートル。傾いている石積みを本来の状態に戻す。周辺の発掘調査なども実施する。

 歴史的建造物の保護を呼び掛けてきた同町の住民有志でつくる「ありがとう水門実行委員会」(久保山彰委員長)は、今月10日、町が誇る歴史遺産に感謝するセレモニーを開いた。地元の園児たちが基肄城の歴史をテーマにした創作劇を披露。町民約70人がシャボン玉を飛ばし、工事の安全を祈願した。

 久保山委員長は「基肄城跡は、昔から基山の象徴だった。補修は“歴史の分岐点”になる。未来の子どもたちに残していくため、大切に保存してもらえれば」と話した。

=2010/11/26付 西日本新聞朝刊=


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