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農業総合スレ

1とはずがたり:2003/08/06(水) 19:22
農業問題一般。土地制度その他

武部農相よ、農協を解体しよう!
http://kaba.2ch.net/giin/kako/993/993748216.html

武部農水相について語る・・・
http://kaba.2ch.net/giin/kako/1009/10090/1009030603.html

261とはずがたり:2006/03/09(木) 03:00:24
ブランド米登場<上> (2005年8月30日)
地元消費率80%へ期待
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/kikaku/025/80.htm

 かつて「味が今ひとつ」といわれた道産米は、きらら397などのブランド米登場で消費者の人気が高まっている。しかし、地元消費率は、2004年度調べで他府県産の平均約80%に対し、60%前後とまだまだ低調。ホクレンなど農業団体はあの手この手で、地元消費の拡大に懸命だ。消費者の米離れも進む中、「だから米チェン!」のキャッチフレーズを掲げ、消費率80%達成に挑む農業関係者の取り組みを追った。

売れる米づくり目指し

道産米人気を押し上げているきらら397などのブランド米。地元消費率80%達成へ期待が高まる(札幌市内の米穀店で)
 ホクレン(札幌市)によると、04年の主食用道産米収穫量は62万3900トン。魚沼産コシヒカリで有名な新潟県、あきたこまちの秋田県をしのぐ全国一の米どころだ。

 しかし、地産地消のバロメーターとなる消費率に目を向けると、04年ベースで60%。他府県産米が80%前後で推移する中、道民の主食としては物足りない数値に甘んじている。

 「日本一の生産地として、この状況は打開しないといけない」。ホクレン米穀部の栗田康宏主食課長も少し寂しげ。地元消費率は、道内稲作農家の生産意欲にも直結するからだ。

 道産米の歴史をひもとくと、寒冷地という道の地理的特性から耐寒性品種の需要が高く、食味が必ずしも重視されていない時代があった。「北海道米はおいしくない」というイメージはこの当時、消費者の間に広がってしまったという。1980年代、危機感を募らせた農業団体、行政は食味の良い「売れる米づくり」を目指し、品種開発に乗り出す。そこで生まれたのが、88年から販売された「きらら397」だ。

 コシヒカリの流れをくむ品種でほどよい粘りが特徴。食味に対する評価もまずまずでシェアを伸ばした。だが、95年の道産米消費率は37%と低迷したままだった。

 転機となったのは96年、あきたこまち系の「ほしのゆめ」の登場。耐冷性を備え、きらら397を上回る食味重視の品種が生まれ、安定的な良質米生産に道筋が付いた。

「3兄弟」で下地できた

 そして昨年、ひとめぼれの遺伝子を継ぐ「ななつぼし」が誕生。食味、収量性とも道産米トップレベルで、「3兄弟」は日本穀物検定協会の04年産米食味ランキングでも魚沼産コシヒカリの特Aに次ぐA評価を得た。農業関係者にも「売れる米づくりの下地はできた」と期待が膨らむ。

 ほしのゆめ、ななつぼしの開発に携わった菊地治己道立中央農業試験場企画情報室長は「きららの収量性を維持しながら、より食味の高い品種を開発するのは試行錯誤の連続だった」と述懐。「特にななつぼしは、きららの収量性、ほしのゆめの食味が結晶となった傑作」と話す。

 実際、今年2月にホクレンが、府県産米を食べている道民4639人を対象に実施した試食モニター調査では、一緒に試食した関東産コシヒカリより「ほしのゆめ」がおいしいと答えた人が30・4%、「ななつぼし」は49・3%に上った。

 「同等」と答えた人と合わせると、7〜8割が道産ブランド米に合格点を付けた。「売れる米」としての実力を裏付けたといえ、食味の向上は地元消費率が60%まで向上した原動力だ。

 「どれだけおいしくなったか消費者に実感してもらうことが重要」と栗田課長。素材の力が高まり、売る側の「普及力」が試されている。
(中條学)

262とはずがたり:2006/03/09(木) 03:00:49
>>261-262

ブランド米登場<下> (2005年9月1日)
「先入観」覆し安定消費へ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/kikaku/025/81.htm

道東地区の飲食業者らを対象に開いた道産米の販売促進セミナー(8月18日、帯広市内のホテルで)
 これまで「味が今ひとつ」とのイメージが付きまとっていた北海道産米にきらら397、ほしのゆめ、ななつぼしという高品質のブランド米が仲間入りし、売り込む農業団体も販売拡大への動きを加速させている。

 8月18日には、帯広市内のホテルで、道東地区で初の、業者を対象にした販売促進セミナーを開催。飲食店や米穀店に、地元産米の優位性をアピールした。

道東で重点PR

 道東地区に照準を絞ったのには、もちろん理由がある。ホクレンによると、2004年の道産米地域別消費率で道東地区は45%前後。根室地区で50%、十勝地区では40%と低迷する。地元消費率80%達成のかぎは、畑作地帯の道東地区が握る――が関係者の共通認識だ。

 セミナーでは、消費者モニター調査結果でも実証された道産米の食味などをPR。約100人の参加者は向上した食味はもちろん、意外に知られていない道産米の安全性と安定した生産性に大いに関心を寄せた。

 農水省の04年産米調査で、水田10アール当たりで使われる農薬費は全国平均を12・9%、肥料費も10・9%下回る。冷涼で湿度の低い気候の北海道は、病害虫が発生しにくく、農薬使用を抑制した栽培が可能だ。

 03年2月の「北海道米あんしんネット」の稼働で、使用農薬情報など生産履歴の照会が可能に。取引先からの問い合わせには、残留農薬検査の情報も提供し、安全性の信頼確保に努める。

 大規模経営農家が多いことから、生産コストも全国平均より低い。業者にとって、収量などで価格が乱高下する府県産米に比べ、道産米の安定性は大きな魅力と映ったに違いない。

 セミナーに参加した帯広市の米穀店経営吉田蓉子さん(65)は、銘柄当ての試食で一番おいしいと感じた米を、食べ慣れた関東産コシヒカリと答えた。でも、その米は道産ななつぼしだった。「粘りと甘みが絶妙だったので」と、吉田さんは苦笑。「今年から店頭に並べるよう検討したい」と続けた。

 別の帯広市内の商業団体職員も「冷めると味が落ちるというイメージがあった。先入観を改め、関係する飲食店などに使用を勧めたい」とうなずいた。

 セミナーを主催した北海道米販売拡大委員会の飛田稔章委員長は「道産米の消費拡大は地域活性化の面でも重要」と力説。今年2月に道内の経済団体と設立した道産業団体協議会(北産協)との連携も視野に、悲願の消費率80%達成をもくろむ。

 ただ、価格が低いため農家の採算はぎりぎりで、経営には安定需要が不可欠。消費率の低さが、市場で価格の採算割れを招きかねないからだ。道内消費拡大は、生産と品質保持を下支えするキーワード。地域おこし優先のブランド確立とは一線を画す側面があるとの認識を、消費者も共有することが重要だ。

広がる販促活動

 今年からは、各地のスーパーなどでの販売促進イベントに、米の専門知識や上手な炊き方を身に着けた人材派遣も開始。道産米の良さを実感してもらう試みは、広がりを見せ始めた。

 道産米普及に積極的なリクルート北海道じゃらんのヒロ中田編集長は「一度定着した評価を高める道のりは、当然険しい。地道でも、息の長い取り組みで、きららなどを確固たるブランドに育て上げることが必要」と指摘する。食料自給率192%を誇る道の生産力を保つ意味でも、産官民が一体となって地産地消の在り方を考える時期に来ている。
(中條学)


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