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農業総合スレ

1809とはずがたり:2016/03/09(水) 14:20:28

<リベリア 〜 パーム油と百姓一揆> 脚光を浴びる小国
http://thepage.jp/detail/20160226-00000008-wordleaf
2016.02.27 10:00

 朝靄のたちこめるなか、ひらけた土地に背の低い幼木が整然と並んでいる。農場に植えられたパーム椰子の木だ。 これから仕事に向かうのであろう労働者が二人、小雨の中、幼木のあいだの小道を歩いていった。

西アフリカに位置する、人口430万ほどの小国リベリア共和国。ここ数年来、リベリアはパーム椰子栽培の新天地として脚光をあびるようになった。西アフリカの気候は、パーム椰子栽培にはうってつけの高温多湿。加えて、14年ものあいだ続いた内戦がようやく2003年に集結すると、新政府は経済復興のために外国企業の進出を促す政策をうちだした。

そんな環境も追い風になって、パーム油を製造するいくつものグローバル企業がこの小国に進出してきたのだ。しかし近年、農場を拡大したい企業側と、長年その土地で暮らしてきた村人たちの間の軋轢が顕著になりだした。(2015年5月)

(フォトジャーナリスト・高橋邦典)

<リベリア 〜 パーム油と百姓一揆> 由緒ある油
http://thepage.jp/detail/20160226-00000009-wordleaf
2016.02.29 09:00

 現代人の生活において、パーム油は欠かせないものだ。調理用油としては勿論のこと、インスタント麺やピザ、アイスクリーム、チョコレートなどの食料品をはじめ、石鹸、シャンプーから口紅にいたるまで、あらゆる製品に使われている。

 パーム油の発祥は西アフリカといわれているが、その歴史はなんと5000年に前に遡るらしい。18世紀のイギリスの産業革命をきっかけに世界中で使用されるようになり、機械油の原料などとして機械産業の発展にも貢献した。

 これまでパーム油のことなど気に留めることもなかったのだが、よくよくみると、パーム椰子の実の鮮やかなこと。きれいに磨けばアクセサリーにでもなりそうだ。絞り出した油も精製前は赤みを帯びていて、なかなか美しい。古代エジプトでも、遺体と一緒に樽詰のパーム椰子油を墓にいれたというが、それだけ重宝されていたのだろう。まさに「由緒ある油」とでも言えそうだ。(2015年5月)

(フォトジャーナリスト・高橋邦典)

<リベリア 〜 パーム油と百姓一揆> 土地をめぐるいさかい
http://thepage.jp/detail/20160226-00000011-wordleaf
2016.03.02 13:00

グランバサ州にある、パーム椰子の大規模農場に隣接する村を訪れた。村人の多くは、自らの土地でキャッサバ芋をはじめとした野菜の栽培で生計を立てており、農場で雇われている人は多くはない。

 「農場労働者の多くは他の土地からの出稼ぎで、宿舎に住んでるのさ」

 村を案内してくれた若者が言った。

 パーム椰子農場を経営するのは、英国資本のエクアトリアル・パームオイル社(EPO)。最近になって、農場拡大を計画するEPOと村人たちの間でいさかいが生じるようになった。農場拡大のためには土地が必要だが、村人たちは生活の糧となる農地を手放したくない。さらに、代々受け継がれてきたというだけで、登記のない土地の所有権がはっきりしないので、問題はいっそう複雑だ。

 「農地を売っても、金なんかすぐになくなってしまう。土地を手放したら生活の糧がなくなるよ。拡大した農場で雇われたとしても、その仕事がずっと保証されるわけでもないしね」(2015年5月)

(フォトジャーナリスト・高橋邦典)


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