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農業総合スレ

1578とはずがたり:2014/12/15(月) 16:24:50
=断面= 農政協のジレンマ
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/shuin/30203/133848?area=favorite
2014年12月09日 10時11分
■他に選択肢なく与党頼み ■「自民に裏切られ続けても」

 環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に続き、コメの生産調整見直し、農協改革など安倍政権下の農政に反発を強める農業団体。しかし、今回の衆院選ではJAグループ佐賀の政治団体・県農政協議会(中野吉實会長)は従来通り、自民候補を推薦した。「党に裏切られ続けてきた」という思いを抱えながら、「1強多弱」の政治状況下では反旗を翻しようもなく、改革阻止へ「存在感を示す戦い」を模索する。

 「現場を無視した農協・農業改革は許せない」「米価対策に力を入れない自民を推すのは抵抗がある」。11月下旬、県農政協の支部会合では、衆院選候補の推薦をめぐって、農家から厳しい意見が飛んだ。結局、全11支部のうち、県西部の2支部の意見はまとまらなかった。

 2012年の衆院選で、県農政協はTPP交渉の参加反対を条件に自民候補を推薦したが、政権奪還後の翌年3月、安倍首相は一転して交渉参加を表明。これに反発した農政協は参院選で自民候補の推薦をいったんは白紙に戻すなど「実力行使」に出た。

 しかし、参院選に勝利し悲願だった衆参の「ねじれ」解消を果たした安倍政権は「攻めの農業政策」を掲げ、TPPへの反対意見を封じ込めるように、農協中央会の解体や農地流動化など、次々に農政改革を打ち出してきた。

 「経済優先で食糧の安定供給や農村の多面的機能が考慮されていない」。県農政協の幹部はそう憤るが、「政策を決めるのは与党。政権への怒りはあっても、他に選択肢はない」とジレンマを語る。

 今回、推薦に当たっては候補者自身に「農協の自主改革の後押し」「TPP交渉で重要5品目を守る国会決議の実現」などを強く求め、農業県の代表として「圧勝で農協の存在感を示す」というシナリオを描く。中野会長も「われわれが願う農政の実現に向け一枚岩になろう」と農政協幹部にゲキを飛ばした。

 ただ、思惑通り「存在感」が示せるかどうかは未知数だ。昨年の参院選ではTPP反対の急先鋒(せんぽう)だったJA全中出身候補の得票は全国で約33万票と伸び悩み、佐賀県内も約7千票にとどまった。知名度の問題があったにせよ、県内農協約5万5千人の正組合員数に遠く及ばない結果は、関係者にショックを与えた。

 かつては自民党の「集票マシン」とも言われた農業票。しかし、核家族化や兼業農家の増加など、農村の解体は進み、政権が改革姿勢を鮮明にしているのも、「自分たちの実力が見透かされている裏返し」とみる関係者もいる。世論調査では自民圧勝との観測も広がる中で、「どれだけ存在感が示せるのか。選挙が終われば、また裏切られるだけだ」。佐賀市の農家(35)は、あきらめ気味につぶやいた。【さが衆院選2014 】


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