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応用栄養学特論

589小説吉田学校読者:2007/01/17(水) 21:17:15
最後の1文は蛇足の極みではありますが、グルメリポーター、やはり最後の晩餐は「卵かけご飯」か。それで良し。

「卵かけご飯」 彦摩呂さん
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/food/shinagaki/20061225gr01.htm

 おわんに卵を割って、しょうゆをかける。「しょうゆの量は黄身の周りを1周半、と決めてます。
 それからチャチャチャッとかき混ぜて、ご飯にかける。お米の一粒一粒を、卵がふわーっとコーティングして……」
 聞きながら、実際その場にはない、ほかほかの卵かけご飯が目に浮かんできた。ちょっと香ばしいしょうゆの香りさえ漂ってきそうだ。
 テレビをつければ、朝のワイドショーや夕方のニュース情報番組、夜の旅行ガイド番組と、グルメ情報に触れない日はない。そのリポーターとして、最も顔の売れた一人だ。国内は、北海道から沖縄の離島までの美食を味わい、海外でのリポートも10か国を超えた。
 「わあー、見てぇ! ウニの夕焼けやー」
 これは、丼に盛られたご飯が見えないほど、ウニがいっぱいのったウニ丼を評した言葉。人気リポーターになったきっかけは、このように、料理を紹介する際のたとえの独創性だ。
 マグロにエビ、イカ、イクラなど、様々な海の幸が満載の海鮮丼は「海の宝石箱やぁー」。
 そんな時、大きな目は、ワクワクと好奇心に輝いている。
 子ども時代から、どこに行っても、すっとその場にとけ込める性分だった。「友達の家へ遊びに行って、友達が外出していると、勝手に上がりこんでいました。その家の人と話し込んでいたんです」
 母親がパートに出ている日の昼食は、用意しておいてくれたおかずと、卵かけご飯を食べた。そのうちに卵だけでは飽きたらず、カツオ節を混ぜたり、塩昆布を混ぜたりするように。「味には元々興味があった。もっとおいしくしたろ、と思ってました」
 上京し、演劇集団の一員としてデビュー後、歌やダンス、舞台に取り組んだ。その傍ら、リポーターの仕事にも興味を持ち、自分から事務所に「ぜひ、やらせて」と売り込んだ。
 それが当たった。
 最近では、卵はちょっと高額なものを買うようになり、しょうゆも「卵かけご飯専用」の商品を使うことも。東京に出てから覚えた、納豆を加えるバージョン、また、最近は明太子を入れた卵かけご飯もお気に入りだ。
 グルメ番組の撮影で旅館に泊まった朝は、卵かけご飯を食べることに決めている。
 「食べたことのない食材はあるし、季節や地域によってもおいしいものは異なるので、グルメはまだまだ楽しい。でも、美食ばっかりだと、舌がぼやけてくるというか、新鮮な気持ちになれないことがある。卵かけご飯は、リセットボタンみたいなもんです」
 では、卵かけご飯をリポートするとしたら?
 「わぁー、味の里帰りやぁー」(内田淑子)


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