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応用栄養学特論

368とはずがたり:2006/03/16(木) 12:26:17
あわび
http://www.roman-tei.com/awbihana/fushigi.htm

ネコにアワビを食べさせると大変?
東北地方には古くから「ネコにアワビを食べさせると耳が取れる」という言い伝えがあった。
ある大学の先生が実際に実験した結果、言い伝えどおりネコの耳は取れてしまった。
 原因は、アワビの内臓にある(フェオフォーバイド)という物質このフェオフォーバイド、が日光に当たると強い毒を生み出すのだ。毛がなくて皮膚がうすいネコの耳は日光にさらされやすく、大きな影響をうけてしまうわけだ。
 もちろん、人間もこの毒に影響を受け、皮膚に炎症を起こしたりする。ただし食べてから6時間くらいで害のない物質に変わるので、太陽の光を受けない夜に食べれば心配ない。それにアワビは、だいたい肉の部分を食べて、内臓は食べないのでそれほど心配する必要はない。
 アワビは目の薬
アワビの腸(はらわた)を生で食べると、ものが見えにくかったり、目が弱いという方々には、効果があるそうです。
 特に、昔は、鳥目(トリメ)なった人は、アワビを食べていたそうです。海女さんで眼鏡をかけている方が少ないのも、どうもうなずけるところです。つまり、アワビは、近視、老眼、鳥目の予防薬のようです。
 地域によっては、産後の回復や手術後の筋肉回復に、アワビを食べているようです。

熨斗(のし)のルーツは鮑

この図は贈り物に使う「のし紙」や祝儀袋に必ずついているおなじみの熨斗です。ネクタイを逆さまにしたような形を指すのではありません。中央の細長いのが熨斗の本体。
熨斗は鮑の身をリボン状に細長くむいて乾燥させたノシアワビの略で、もともとは吉事に酒の肴に添えて持参したもの。これがしだいにノシアワビじたいに清浄とか精進、誠意といった日本人独特のメンタリティがこめられ、やがて吉事・贈り物のシンボルとして位置づけられるようになったそうです。
かつては本物の熨斗が使われました。ノシアワビが調達できないときは鳥の羽一枚、あるいは魚の尾を干して細く裂いたものを代用にしたといいます。これもない場合「のし」と書いて間に合わせました。
贈り物が魚・鳥など動物質の場合や、葬式や法事などに熨斗をつけるのはタブーですが、今はプレゼントの中味は何であれ熨斗つき。このあたりは現代らしく極めてあいまいです。

鮑は片思いのしるし 
「伊勢の海人の 朝な夕なに潜(かづ)くとふ 鰒(あはび)の貝の片思にして」巻11―2798
鮑は巻き貝ですが見た目は二枚貝の片われ風であることから万葉人は片思い、片恋を鮑になぞらえました。万葉の感性が今も“磯の鮑の片思い”おなじみのことわざに生きているのですから面白いものです。
「伊勢の海の 海人の島津が鰒玉(あはびたま) 取りて後もか 恋のしげけむ」  巻7―1322
「手に取るがからに忘ると 海人の言ひし恋忘貝(こひわすれがい) 言にしありけり」  巻7―1197 
恋忘貝は鮑のことといわれ、身につけておくと恋の苦しみを忘れるとされたようです。いわばマジナイグッズ。腰ひもに通してぶらさげたのでしょうか。巻7ー1197の歌は、身につけなくても触るだけで効果バッチリと海人は言ったけれど苦しみは去らない、恋忘貝なんて名前だけじゃないか、とボヤいている男の歌です。
それにしても、現代人は鮑といえば食い気一本やりですが万葉人と鮑の関係はたいそうロマンチックです。
鮑の天敵
鮑は外洋に面した岩礁にすみアラメ、ワカメ、コンブなどを餌にしています。昼間は岩にへばりつき夜に行動する夜行性。鮑にとって天敵はタコです。タコの攻撃はきわめてシンプルで、岩にくっついている鮑にぐにゃりと絡みつくだけ。息苦しくなった鮑がたまらずフラフラと岩を離れるとタコツボならぬタコの思うツボ、おもむろに食事にとりかかるという寸法。

アワビのお話

クロ・オン・メン等の方言で呼ばれることがありますが、いずれも女性を差した言葉が元と言われています。
古来より日本や中国・朝鮮半島では好まれて食されており、干鮑や熨斗鮑(のしあわび)として有名です。お祝いに使う熨斗はアワビを干して伸ばしたものです。日本の古代では、貝と呼べばアワビを差していました。


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