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応用栄養学特論
241
:
とはずがたり
:2005/02/12(土) 02:20:05
ニュース展望:
フグ肝特区 無毒・食物連鎖説の証明必要
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050205k0000m070170000c.html
養殖を工夫して無毒化したトラフグの肝を食用に提供する佐賀県嬉野町の「ふぐ肝特区」計画について、国の食品安全委員会は安全性のリスク評価を開始した。審議で「問題なし」と認められることが特区実現への条件となる。
同県は「提案には科学的根拠がある」と、「無毒フグ肝」の安全性に自信をみせるが、食品安全委の委員の間では「判断材料が足りない」「疑問点が多すぎる」といった意見が強く、承認までのハードルは高そうだ。
トラフグなどフグの肝臓には猛毒のテトロドトキシン(TTX)が含まれ、長期間の塩蔵で無毒化した食品など一部の例外を除き、国が食品衛生法で食用を禁じている。
だが、美味とされるフグ肝の潜在的需要は高いとみられ、同県は温泉地・嬉野町の町おこし策として、無毒フグ肝を名物料理にすることを発案、昨年6月に特区提案した。
提案によると、フグ毒は海底に生息する細菌類でつくられ、食物連鎖で自然界の餌から最終的にフグの体内に蓄積する。このため、食物連鎖のない環境では無毒フグが生産できる。同町に建設する陸上のいけす施設では、ろ過、殺菌した海水を使い、フグ毒を含まない餌を与えて養殖する。生産したフグは市場での取引をせず、認可した飲食店だけで提供する。また、すべてのフグに追跡用タグを取り付けて流通、販売経路を把握し、一般の有毒フグとの混入や偽装表示を防ぐ−−という。
提案の根拠として、同県は長崎大水産学部などの研究成果を挙げた。周囲を仕切り自然の餌を食べられないようにした全国8カ所の陸上、海上の施設で、養殖トラフグ約5000匹を調べたところ、1匹も有毒フグがいなかったという内容だ。
同県はこの結果や過去のフグ毒に関する論文などから、「フグの毒化は食物連鎖由来で、囲い養殖などの工夫で無毒フグの生産が可能なことは証明されている」と主張する。
専門家の間でも「食物連鎖説はフグ毒に関する有力な仮説といえる」(国立科学博物館の松浦啓一・動物第2研究室長)との意見は多い。
しかし、「フグの餌になる微生物や魚介類に含まれる毒の量はわずかで、食物連鎖ではフグの体内にある大量の毒を説明できない。未知のより複雑な機構が関係しているはずだ」(児玉正昭・北里大水産学部教授)などの異論もあり、必ずしも見解が一致しているわけではない。
食品安全委の「かび毒・自然毒等専門調査会」で1月末に始まった審議でも、委員から食物連鎖説への疑問が相次いだ。研究成果を説明した長崎大の野口玉雄客員教授(食品衛生学)も「フグ毒の源は海底にいる細菌類と考えられるが、そこでどのようにフグ毒が作られるのかは不明だ」などと、未解明な点があることを認めている。
野口教授は「管理した養殖フグが無毒であることは間違いない」と話すが、調査会で食物連鎖説が否定されると、特区申請の「安全」の根拠が大きく揺らぐ事態となる。
このため、調査会座長の佐竹元吉お茶の水女子大教授は「食物連鎖とフグの毒化のメカニズムについて、科学的な議論を尽くしたい。その上で、提案された陸上養殖で確実に無毒フグが生産できるかどうかを検討したい」と、慎重に審議を進める方針を示した。
佐賀県も早急な結論は求めておらず、「食の安全が絶対条件なのは言うまでもない。納得いくまで議論をしていただきたい」と話す。長年の謎だったフグ毒化の仕組みに関する議論が決着し、フグ肝を食べられる日は来るのか。審議の行方が注目される。
毎日新聞 2005年2月5日 0時12分
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