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応用栄養学特論

2099とはずがたり:2020/04/20(月) 00:22:47
不可逆的な爪痕を社会に残していくコロナ。

まあ一旦閉店してもまたその買う予定だった会社がのれん出せば良いと思うんだけど。

「152年続くのれん、たたみます」 池波正太郎愛した歌舞伎座前の弁当屋、苦渋の決断
毎日新聞2020年4月18日 10時43分(最終更新 4月18日 10時43分)
https://mainichi.jp/articles/20200418/k00/00m/040/054000c

 東京・歌舞伎座の向かいにある老舗弁当店「木挽町弁松(こびきちょうべんまつ)」が、20日に廃業する。新型コロナウイルスの感染拡大による歌舞伎座の公演中止・延期で収益が悪化し、交渉を進めていた後継者への事業譲渡が破談になったためだ。152年続くのれんをたたむことになり、5代目店主の猪飼信夫さん(67)は「こんなことになるとは想像もできなかった。長い歴史を閉じることになり申し訳ない」と話す。

 同店は1868(明治元)年創業。歌舞伎の見物客や俳優らに親しまれ、店は作家の池波正太郎のエッセー「日曜日の万年筆」や、大正から昭和にかけて活躍した俳人・久保田万太郎の作品にも登場する。

 猪飼さんは約15年前に先代の父から店を継ぎ、毎日午前4時半から調理場に立って弁当作りを続けてきた。以前、「店を継ぎたい」と申し出た長男には「大変だから」と断ったが、70歳が近くなり「元気なうちに店を譲りたい」と、後継者探しを始めた。昨年夏には仲介会社を通じて紹介を受けた企業と事業譲渡の交渉を始め、4月に契約する予定だった。

 そこに、新型コロナの感染拡大が襲った。歌舞伎座の公演が7月まで中止・延期となり、売り上げの6割を占める歌舞伎座の関係者や見物客の注文が無くなった。3月の売り上げはいつもの月と比べ7〜8割減少。コロナで先が見えなくなり、譲渡先の企業からは「契約はもうちょっと待ってほしい」と申し出があった。事業譲渡がつまずく中、売り上げ激減で運転資金への不安が強まったため、3月末に苦渋の決断を下した。「これも運命だったのかもしれない」と自分の気持ちの整理はついたものの、従業員には「雇用を守りきれず申し訳ない」と頭を下げた。

 2012年に亡くなった歌舞伎俳優・中村勘三郎さんとは家族ぐるみの付き合いで、襲名時に贈られた絵馬は今も店に飾る。「十代目の坂東三津五郎さんは移動で新幹線に乗る前に、いつも自分で弁当を買いに来てくれた」と思い出は尽きない。廃業を知った料理家の土井善晴さんらも、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて廃業を惜しむ。

 廃業を決めた3月末以降、連日、普段の倍以上の客が行列を作り、弁当はいつも完売だ。17日に並んで弁当を買った東京都豊島区の女性(77)は「子供の七五三や入学式など祝い事の時は必ず買って食べた思い出の味。コロナが一つの文化を奪ったと思うとさみしい」と話す。

 最後となる20日は、通常通り午前10時から午後5時まで営業する予定。東京都では外出自粛要請が出ているが、猪飼さんは「長年足を運んでくれたお客さんにできる限り最後まで提供したい」と話している。【高橋祐貴】


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