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応用栄養学特論

2044とはずがたり:2019/02/15(金) 11:18:16
>>2043
 ◇高齢化をヒントに、まず「味噌 ミニ」

 今回の「味噌」開発につながったのは高齢化。時代の変化がきっかけだったのは初代と同じだ。増えるシニア層では小容量カップの支持が強い。そして、シニア層にフィットする味といえば、みそではないか――。こうして昨年4月に発売されたのが「味噌」の小容量版「カップヌードル 味噌 ミニ」だ。

 麦みそをベースに、赤みそ、白みそを加え深みを出したほか、みそ汁の底に残るものの感触をすりゴマで再現するなどこだわった。「日本人が安心して『この味(はみそ)だ』と感じて飲めるよう仕上げています。純粋に和風ではありませんが、従来の洋風スープから、みその感じを強めて、みそ汁やみそラーメンに意識を寄せました」(白澤さん)。

 商品名も限定商品を除けばカップヌードルでは使ったことがない漢字を採用した。「味噌 ミニ」の販売は好調で、消費者から通常サイズ化の要望が数多くあり、ミニを通常サイズ化した3代目「カップヌードル 味噌」の今年4月の発売につながった。

 ◇圧倒的な定番に挑戦

 「味噌」が目指すのはレギュラー、シーフード、カレーの3強とチリトマトの計4種類に並ぶ定番化という。カップ麺は売れ行きが季節に左右されがちだが、定番は年間を通じて大きなぶれがなく、特に3強は店舗カバー率が9割超に上る。一般的にカバー率3割で生産や販売が安定するといわれており、いかに圧倒的な競争力を持つかが分かる。実は2代目の「みそ」も定番を目指したが、志半ばで終わった過去もある。

 3代目の戦略の一つが「プラスワン」。最近のカップ麺市場では、おにぎりなど何かと一緒に食べるスタイルが支持されているという。3強と「味噌」それぞれのミニタイプで塩むすびとの相性を調べたところ、ご飯との相性で評価の高いカレーを振り切って味噌がトップだった。味噌ではカップに「おむすびに合うランキング第1位」と表示し購買のきっかけにする。

 従来の洋風から和風に近づけると同時に、麺や具材、香り、見栄えなどの「カップヌードルらしさ」にもこだわった。「和風、みそラーメンを意識しましたが、普通のみそラーメンならいくらでもあります。うまく表現できないのですが、『あ、カップヌードルだな』と思ってもらえる『らしさ』は維持しました。最初は難しいですが、近いうちにカバー率5〜6割を目指したいと思っています」(白澤さん)

 いわば「みそらしさ」と「カップヌードルらしさ」のギリギリのバランス。三度目の正直なるか、それとも、二度あることは……となるのか。カップ麺の王者の取り組みが注目される。


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