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応用栄養学特論

2029とはずがたり:2018/10/13(土) 19:03:10
>>2028
大量出店の勢いは維持
 依然として続く肉ブームのなかで、おいしいステーキを提供する店が増えていることも「いきなり!ステーキ」の競争優位性を低下させる要因となっている。日本フードサービス協会によると、17年の飲食店売上高は前年比で3.1%増えたが、そのなかでも特に「焼き肉」カテゴリーの伸長が著しく、7.8%増と大幅な伸びを示している。…

「いきなり!ステーキ」のブームが一巡したことも大きいだろう。今年4?7月の客数がマイナスとなったのは、反動減による影響がある。昨年4?7月の対前年同月比増加率はいずれの月も20%超と大きく上振れていた。昨年3月以前はマイナスの月も多く、昨年4月から急激に客数が増えていったことがわかる。

 昨年4?7月において客数が大幅に増えたのは、話題性のあるキャンペーンやイベントがあったことが大きい。食べた肉のグラム数を記録できる「肉マイレージカード」の発行枚数が100万枚に達したことを記念し、同年4月10日?5月9日に総額100万円のプレゼントキャンペーンを実施した…

 今年4?7月の客数が大幅に減ったのは、こうしたブームが去ったことも影響したと考えられるだろう。

 もっとも、「いきなり!ステーキ」の業績は決して悪いわけではない。むしろ絶好調といっていい。直近の18年1?6月期の同事業売上高は、前年同期比2.1倍の234億円と大幅な増収を達成した。わずか半年で98店も新規出店し、店舗数が284店に拡大している。店舗数の拡大が業績に大きく寄与したかたちだ。

 新規出店では特にフランチャイズ(FC)店の出店が目立った。国内では、4割に当たる約40店がFC店での出店だ。業績不振に陥ったラーメンチェーン大手の幸楽苑ホールディングスがフランチャイジーとなって、昨年12月に傘下のラーメン店「幸楽苑」の店舗を転換するかたちで「いきなり!ステーキ」の1号店を出店した。同社は、その後も同様にFC店を次々と出店している。また、CDやゲームソフトを販売するワンダーコーポレーションも今年6月に「いきなり!ステーキ」を出店している。このようにして、FC店が一気に増えていった。

 …一方で、ペッパーフードサービスは直営店も大量出店している。こうして出店を進めたことにより、「いきなり!ステーキ」事業は大幅な増収となった。

 ペッパーフードサービスの業績も好調だ。18年1?6月期の連結決算は、売上高が前年比81.5%増の279億円、営業利益は同24.1%増の14億円だった。…

 とはいえ、客数減は一時的なものではない可能性も十分ある。…こうした事態を投資家も懸念しているのか、4月10日に7000円つけていた同社の株価が、9月末には4015円にまで低下している。今後の客数の動向をより注視する必要があるといえるだろう。
(文=佐藤昌司/店舗経営コンサルタント)

●佐藤昌司 店舗経営コンサルタント。立教大学社会学部卒。12年間大手アパレル会社に従事。現在は株式会社クリエイションコンサルティング代表取締役社長。企業研修講師。セミナー講師。店舗型ビジネスの専門家。集客・売上拡大・人材育成のコンサルティング業務を提供。


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