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応用栄養学特論

2014とはずがたり:2018/09/17(月) 01:29:00
>>2013
外食産業で重要なのは、味、立地、スタッフの接客態度、客層だと言われています。「食い物屋」では味と立地が重要で、それよりやや重みは薄れてスタッフの接客態度、客層と続きます。

さて、鳥貴族<3193>ですが、そのユニークな社名は、「お客様を【貴族】扱いする(大切にしていく)」「オシャレな名前にする(女性客を増やす)」という2つを狙ってつけたそうです。

ただの「食い物屋」になってしまった
事業、株価の動向ですが、昨年10月に値上げをして以来、客単価は伸びているものの来店客数が減少していて、7月6日には通期業績予想の下方修正を行いました。株価も低迷しています。

同社は人手不足、人件費高騰対策として注文用タッチパネルを導入して省力化を進め、1店舗平均で月20万〜30万円ほど人件費低減ができたようです。

しかし、その結果「従業員の主要な仕事が品出しと片付けのみとなり、お客さんとのコミュニケーションが希薄になり、追加注文などの声がけがなくなった(会社側資料による)」としています。

それまでは外食産業の中でのポジションニングでは「食い物屋」よりは少し上に位置していたのが、ほぼ完全な「食い物屋」になってしまったと思われます。

メディア戦略を間違えたか?
「値上げ後、特にファミリー層や40代以上のお客様を中心に来客数が減少したものの、もともとのターゲット層である20〜30代の社員・学生のお客様は値上げ以降も来店の減少は見られない」との会社側分析を公表しています。

「もともとのターゲット層である20〜30代の社員・学生」以外の層が増えてから減ってしまった要因ですが、会社側では「上場や過去のTV放映等を背景とした認知度向上により自然と広がった客層(ファミリー、シニア)が、価格改定を機にご来店を控えられているものと想定」と分析しています。

考えるに安易にメディアの取材を受けてしまったため、本来のターゲット層以外のお客さんが一時的に増えてしまい、それが値上げを機に去っていったということのようです。

ネット上のコメントでも……年齢層が比較的高いと思われる層が離れているのが分かります。

マーケティングがチグハグ?
本来であれば、ターゲット層以外の層が離れていくのは「想定内」として、放っておいても良いのでは、と考えられます。

しかし、店舗のHPを見てみると、会社の上司と部下たちの飲み会のようなイメージ写真を載せて、年齢が高い層にも来て欲しいようなアプローチをするなど、マーケティングがチグハグな印象を受けます。

マーケティングを見直さないと成長は難しい

本来のターゲット層は離反していないので、業績の下落はもうしばらくで止まるのではないかと思われます。

しかしマーケティングを見直さないと、混乱は続いたままになりそうな気がします。


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