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応用栄養学特論

1977とはずがたり:2018/05/30(水) 20:24:21
赤字の海外事業を立て直したサイゼリヤの「たたき上げ役員」
https://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20180528/Itmedia_business_20180528013.html
ITmedia ビジネスオンライン 2018年5月28日 06時10分

 サイゼリヤが海外事業で稼いでいることをご存じだろうか。同社は2003年、上海に現地法人を設立したのを皮切りに、広州、台湾、北京、香港、シンガポールへと進出し、店舗を拡大してきた。

 その結果、国内1057店舗に対し、海外は367店舗にまで増加(17年8月末時点、以下同)。海外店舗(アジア)の売上高は連結ベースで310億円、営業利益は33億円を誇るまでになった。ちなみに、国内店舗の売上高が1172億円、営業利益が77億円。国内にも見劣りしない成績だ。

 現在は黒字になった海外事業だが、進出してからは赤字に苦しむ期間が長かった。09年4月に取締役海外事業本部長に就任した益岡伸之氏は、累積赤字が膨らんだ海外6法人の立て直しに奮闘した。

 益岡部長は、赤字体質からの脱却にあたり、「日本の運営手法を現地社員にどう納得させるか」という点に腐心したという。今回は、店舗数が特に多い中国での事例を中心に、海外事業を黒字化させるまでの軌跡を取材した。

 まずは海外にあるサイゼリヤの店舗概要を紹介しよう。

 品目(スパゲティ、ピザ、サラダなど)は日本と変わらないが、料理の味付けや盛り付ける具材などは現地に受け入れられるように変更している。同じ中国国内でも、エリアによって味の好みが異なるためだ。店舗内にドリンクコーナーが設置してある点や、接客の方法、キッチンにある調理器具、店舗の外観や内装なども日本とほぼ一緒だ。

 価格については、どの国であってもお客に「(競合と比べて)安い」「コスパが良い」と思われる水準に設定しているという。上海の店舗では、「Traditional italian spicy spaghetti」(ペペロンチーノ)が9元(日本円で約155円)、「Rucola salad」(ルッコラサラダ)が9元(日本円で約155円)、「Tuna mayonnaise pizza」(ツナマヨネーズピザ)が21元(日本円で約361円)だ(通貨レートは18年5月25日時点)。

 国内では1000円未満のラーメンを海外では1000円以上で提供する日系のラーメンチェーンもあるが、サイゼリヤは国内と同様に「安さ」「コスパの良さ」がお客に伝わるような価格にしている。

 各現地法人には日本から派遣された社員は数名しかいない。店舗設計や商品の味の調整をする本部スタッフや店長を含め、全て現地採用の社員だ。

●「独立資本」と「直営店舗」にこだわる

 現地法人は独立資本で、合弁の形式はとっていない。店舗は全て直営にこだわっておりフランチャイズはない。これは、初めて海外進出したときから堅持している方針だ。益岡部長はその理由について次のように説明する。

 「仮に合弁の形式をとるとしましょう。現地パートナーはすぐに黒字化を要求することが多いですが、海外に進出したレストランが1〜2年で黒字になるわけがありません。日本人を現地法人に派遣するだけでもかなりの固定費が発生するからです。事業が軌道に乗るまでじっくり取り組むには独立資本が向いているのです。 フランチャイズ形式をとると、店舗のオーナーが提供する商品や価格を勝手に変える可能性があります。そうなるとサイゼリヤのブランドが棄損(きそん)してしまうので、直営店舗にこだわっています」

 サイゼリヤの海外法人は赤字の期間が長かった。日本の大手外食チェーンの中には将来の展望が明るくないと判断して撤退するケースもある。しかし、赤字だからとすぐに撤退せずにコツコツと営業を続け、人材育成を続けたことが成功につながった。

●反日デモで知名度アップ

… 「05年に中国全土で大規模な反日デモが発生しました。これは本当に偶然なのですが、デモ隊のスタート地点の近くに上海2号店があり、ゴール地点付近にも1号店がありました。デモに参加した若者が当店で食事をしたことで、『サイゼリヤのピザやパスタが安くてうまい』という評判が広がりました。当時、サイゼリヤは中国企業だと思われていました」


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