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応用栄養学特論

1847とはずがたり:2017/06/19(月) 08:20:50
>>1846-1847

 それに対して、やよい軒とほっともっとは、同じ食材を使って、外食と中食に振り分けているケースが多く、似たようなメニューも散見される。ターゲットもほぼ変わらないため、リソースを有効活用しやすいのだ。

 また、物流センターと工場も一体となっており、食品加工では、福岡県と埼玉県に精米工場、食肉加工工場、調味料工場を併設。物流センターを併設することで、配送の時間的ロスをなくし、物流コストを削減。食材を新鮮な状態で店舗に届けるシステムを確立している。

 プレナスは、自ら精米を行っており、やよい軒、ほっともっとなど同社店舗で消費される米は、日本でつくられた0.5%(4万トン)に達するという。100%国産を貫いており、北海道、岩手県、山形県、宮城県、新潟県、富山県、石川県、長野県、千葉県といった産地から、「種子証明書」で銘柄が特定された種や苗から育てられた米を調達。

 炊き立ての味わいを大切に、どんなおかずとも相性が良い、飽きの来ないさっぱりとした味わいを実現している。

●ファミリーやママ友の集まりにも対応

 やよい軒の人気の高まりには店舗の改装効果も寄与している。初期の店舗は、学生やサラリーマンが来るような安価な男性向けの定食屋風情であったが、次第に女性やシニア世代を意識した、和風モダンなデザインに変更されていった。

 メニューもカロリー重視からヘルシーな方向にかじを切り、季節感、郷土の食を意識した期間限定メニューが登場してきた(この改革は競合する大戸屋の後追いに見える側面は否めなかったが)。…

 最新のリニューアルではローマ字「YAYOI」のロゴが目立つ店舗に、さらに改装が進んでいる。和風モダンな基調は変わらないものの、ゆったりと座れる4人席が増えて、ファミリーやママ友の集まりにも対応する仕様になった。喫茶や、ちょい飲みの需要も取り込めるファミレス的な店に進化している。

 メニューで1000円を超えるややリッチなハンバーグやカルビ焼肉の定食を強化しているのは、ファミリーを意識してであろう。これは大戸屋が開拓しつつあるものの、現状では成功し切れていない客層である。

●独立支援で成長加速

 2014年からFC(フランチャイズ)展開を本格化させたことも、成長のエンジンとなっている。FC店は5月末現在で79店にまで増えた。そのうち、プレナス独自のユニットFC店が72店を占める。ユニットFCとは直営店を引き継いで低資金で独立開業できるシステムで、研修を経た後に、設備やスタッフがそろった状態で経営が始められる。

 同社によれば、レストランを開く場合、通常は開業資金が約8000万円必要だが、約10分の1の約820万円で開業できるという。ほっともっとではFC店1489店中ユニットFC店が936店あり、効果は検証済みの制度である。

 それに加えて、やよい軒では55歳以下の人を対象に、直営店の1店舗を引き継いで開業資金0円で始められる、パートナーチェーン制度を始めた。外食が人材を確保するのが難しい時代、開業資金0円のインパクトでやる気のあるオーナーがどれだけ集められるか、注目される。

(長浜淳之介)


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