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応用栄養学特論
1817
:
とはずがたり
:2017/05/29(月) 08:00:18
>>1816-1817
■看板商品「シロノワール」も活性化
コメダファンにはおなじみだが、店の看板スイーツといえば「シロノワール」だ。温かいデニッシュパンにバニラソフトとチェリーを載せて、シロップを添えて出すというスタイルを1977年の発売からずっと守ってきた。定番のシロノワールは今も変わらない。
その40年ブランドも、14年から派生商品を出している。現在展開するのは「キャラノワール」(730円、ミニキャラノワールは500円)だ。2種類のキャラメルソースを使ったもので、ソフトクリームの上に甘いキャラメルソースをかけ、デニッシュパンの中にはほろ苦いキャラメルソースをはさんでいる。
■社風は「保守的」だが
「もともと保守的な社風の会社」(同社社員)というコメダも、近年は遊び心も取り入れている。昨年や今年のバレンタイン時期には、それぞれ「チョコ色に染まれ! コメダのチョコ祭り」(16年)、「Ms.コメダの魔法 チョコソフトにな?れ」(17年)を掲げ、各店舗でクリームソーダやアイスココアなどソフトクリームを使ったメニューを、バニラソフトからチョコソフトに変えた。シロノワールもチョコソフトの「クロノワール」となった。
消費者の反響も高く、「夜遅くコメダ珈琲店に行ったら、クロノワール(大)がなく、(小)しか食べられなくて残念」などブログで紹介する女性もいた。
一連の取り組みを仕掛けたマーケティング本部長の中山拓美氏は、「うまくいった例もあれば、少し苦戦した例もありますが、以前からのお客さまにも喜ばれ、新しいお客さまも増えました。定番のシロノワールよりも、季節のシロノワールは、若い世代も積極的に注文されています」と振り返る。
この取り組みは、マーケティング用語で「ブランドの活性化」と呼ぶものだ。コメダ珈琲店の公式サイトで「新商品・キャンペーン」情報を見ると、シロノワールを含めた新商品発売時の情報が、過去数年分紹介されており、“活性化”ぶりもわかる。
こうした新しい商品の投入にはリスクも伴う。若い世代のお客には支持されても、昔からコメダを支持する常連客(特に年配のお客)にそっぽを向かれる危険性もあるからだ。
■「長年の顧客」と「新たな顧客」とのバランス
創業して50年を迎えるコメダには、長年にわたり“生活習慣”のように店に通う常連客も多い。そして長年の常連客ほど高齢化していく。こうした年配の常連客に寄り添う姿勢も大切だ。総じて年をとれば注文も保守的になる。その意味では、前述した「変わらずに、同じ味の商品を提供し続けるのがコメダのやり方」という意見もかみしめる必要がある。
コメダブランドとしての立ち位置もある。筆者は、全国展開をするコメダが各地方で受け入れられているのは「昔ながらの喫茶店のイメージを守っているから」だと思う。コメダがスタイリッシュな店に変貌したら、常連客から反発を受けるだろう。
一方で、ずっと同じメニューではお客も店も刺激を受けない。ロングセラーブランドで怖いのは、時代に取り残されることだ。次の世代に「昔、お母さん(おばあちゃん)が使っていた」と思われると世代交代が進まず、やがて消えゆく存在となる。「定番品」と「期間限定品」の使い分けは、そのバランスをとったのだろう。
そして、新商品のスタンスをどこに置くかの答えは、「どこかホッとする」だと思う。コメダのような“ノスタルジーブランド”にとって、次々に投入する新商品は、流行の最先端ではなく、若い世代からも「なんかいいよね」と思われることが大切なのだ。
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高井尚之 (たかい・なおゆき/経済ジャーナリスト・経営コンサルタント)
1962年名古屋市生まれ。日本実業出版社の編集者、花王 情報作成部・企画ライターを経て2004年から現職。「現象の裏にある本質を描く」をモットーに、「企業経営」「ビジネス現場とヒト」をテーマにした企画・執筆多数。近著に『なぜ、コメダ珈琲店はいつも行列なのか?』(プレジデント社)がある。これ以外に『カフェと日本人』(講談社)、『「解」は己の中にあり』(同)、『セシルマクビー 感性の方程式』(日本実業出版社)、『なぜ「高くても売れる」のか』 (文藝春秋)、『日本カフェ興亡記』 (日本経済新聞出版社)、『花王「百年・愚直」のものづくり』(日経ビジネス人文庫)など著書多数。
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