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応用栄養学特論

1806とはずがたり:2017/05/14(日) 20:06:24
>>1805-1806
こうした高成長、高収益、好経営指標が評価されて、外国人投資家に好まれている。外国人投資家の保有比率は15年12月期末で21%と高い。確認出来る大株主には、世界的な投信運用会社で小型成長株投資に定評があるフィデリティ投信や長期投資のノルウェイ年金等の名前が入っており、長期保有しているようだ。

■市場拡大にドライブがかかる「とんかつ、かつ丼」市場

ひれかつ定食というと1500円から2000円というイメージがあるが、同社は、ロースかつ定食690円、ひれかつ定食790円、かつ丼490円といった価格設定で勝負している。

市場調査の富士経済によると、ファストフード(客単価400円以上1500円未満)としての「とんかつ・かつ丼」市場は、15年には「かつや」の寄与で381億円と前年比21%増となり、16年には444億円の17%増、17年見込みでは476億円の7%増と高い伸びを続けている。

今まで価格が比較的高く、ファストフードの範疇に入っていなかった「とんかつ・かつ丼」が、「かつや」の価格破壊による市場開拓でファストフードとして市場に認知され、勢力を急激に伸ばしているのだ。

「かつや」の店舗数は17年3月末で381店舗。17年12月期も40店の新規出店を計画しており、16年の41店増と同様に積極出店を続ける。

牛丼業界は、すき家のゼンショーHD <7550> が約2000店、吉野家 <9681> が約1200店舗、松屋フーズ <9887> が約1000店舗で、なか卯を入れて大手4社で約4600店舗ある。「とんかつ系ファストフード」店はまだ500店程度。「とんかつ・かつ丼」市場は、既存の中・高価格帯のとんかつ市場のシェアを侵食しながらまだまだ業界全体伸びる段階にある。 また、「かつや」の場合でも出店エリアはまだ関東が中心であり、関西以西はまだ未開拓でエリア的に伸びしろは大きい。

「かつや」に刺激された松屋フーズは、「松のや」「松乃家」のとんかつ形態出店を強化中で今期に100店舗を突破する予定。

コロワイド、すかいらーく、ハイデイ日高 、サガミチェーン <9900> 、リンガーハット <8200> 、トリドールHD <3397> などもとんかつ形態のチェーン店を立ち上げた。

■今後の懸念点は?

「かつや」といえども、1月-4月の直営店(前出店の約3分の1)の既存店売上は前年比0.9%減と昨年の3.3%増からスローダウンして苦戦している。ただ、出店ラッシュが続いているため、直営店の全店ベースでは6.8%増と昨年の4.6%増からさらに加速している。しばらくは、熱いとんかつ戦争が続きそうだ。競争が激化すればファストフードとしてのとんかつの地位が上がりさらに相乗効果がでてくることだろう。

平田和生(ひらた かずお)
慶應義塾大学卒業後、証券会社の国際部で日本株の小型株アナリスト、デリバティブトレーダーとして活躍。ロンドン駐在後、外資系証券に転籍。国内外機関投資家、ヘッジファンドなどへ、日本株トップセールストレーダーとして、市場分析、銘柄推奨などの運用アドバイスをおこなう。現在は、主に個人向けに資産運用をアドバイスしている。


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