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応用栄養学特論

1785とはずがたり:2017/04/10(月) 14:14:43
>>1784-1785
この15年間、売り上げは横ばいだった

居酒屋業界は少子高齢化や消費者のアルコール離れといった需要の縮小や、専門店業態が人気を集め、豊富なメニューに特徴がある総合居酒屋が陳腐化するなどの環境変化に苦しんでいる。

ワタミやコロワイド、大庄といった大手が次々と店舗網を縮小する中、モンテローザだけが店数を増やし、いわば業界の流れに逆行していた。

ただ、モンテローザもこの15年間で店舗数だけは1000店から倍増したものの、売上高はほぼ1300億?1400億円前後と横ばいで推移している。

これはたとえば、3?5階の3フロアを使っていた大型店舗を業態を変えることで3分割したり、競合の多い大都市繁華街を避けて小規模な都市にも出店を進めた結果が大きい。店舗数だけは増えたが、会社全体としての売り上げの伸びはほぼ止まっていたのが実態だ。

ここ数年は営業利益こそ黒字を保っているものの、固定資産除却損や減損特損といった要因で2期連続の最終赤字を計上。長年の取引関係があった業務用食品卸・久世から物流費高騰を理由に契約見直しを求められたところ、合意に達せず取引を終了している。

2016年8月には、十種競技で日本選手権を5連覇したこともある陸上部を2017年3月に廃止すると公表。同年11月には持ち株会社体制に移行してコストを圧縮しようとするなど、業績不振を思わせるような動きが散見されていた。今回の大量閉店もその延長線上にあるように見える。


東京都世田谷区にある「魚民」千歳烏山北口駅前店は閉店したが、同じビルにある「山内農場」は営業を続けていた(記者撮影)
会社側は「業績不振ではなく、あくまで店舗を集約することで従業員の負担を減らし、労働環境を改善することが目的」と説明する。

大手外食の関係者は「会社側の説明にも一理あるだろう」と理解を示す。確かに記者が確認した東京都世田谷区の千歳烏山の店舗でも、「魚民」を閉店する一方で、別フロアの「山内農場」は営業を続けていた。

また、同業のワタミが2015年3月期に100店を閉鎖した際には居酒屋事業そのものが大きな赤字だったが、モンテローザは営業利益段階では黒字を出してきている。

「別の新たな成長戦略も検討」

会社側は「2018年3月期までこの動きを継続し、その後は再成長する計画」「別の新たな成長戦略も検討している」と説明する。ただ、同業他社が長期間に渡って閉店を余儀なくされていることを考えると、そう簡単に立て直しができる話ではないだろう。

前出の外食業界関係者も「対外的には『人手不足』としか説明できないが、本当は業績不振が要因だろう」と分析をする。

ついに大量閉店に踏み切ったモンテローザ。このペースでいけばグループ総店舗数が2000店を割るのは時間の問題だ。市場縮小と人手不足という逆風にどう答えを出すのか。出店に頼った成長戦略を続けてきた同社は転換点を迎えている。


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