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応用栄養学特論

1755とはずがたり:2017/01/31(火) 09:17:16
>>1754-1755

●環境保護の観点から
「カニかまは、資源枯渇の心配のない魚種、例えば『すけとうだら』から作られます。そのため、水産資源、地球環境にやさしい食べ物という観点からも、注目を集めているようです」

●カニアレルギー向け
「カニかまは、一部のアレルギー・フリー製品に限定されますが、カニアレルギーが心配な人も食べられる点が歓迎されています」

世界のカニかま人気は、実に多くの理由が複雑に絡み合って起こっているようだ。奥野さんはこうまとめる。

「カニはおいしく、誰もが食べたいものである一方、高価なお金持ちの食べ物です。その代用品のカニかまは値段が安い上に、味・食感・見た目が本物そっくりで、カニを食べた気分を味わえる、庶民の味方。しかも 調理に手間がかからなく、料理のアレンジがたくさんあって便利という利点も。さらに、薄味なので自分の好きなように味付けできるといったところも受けている理由だと思います」

フランスなどのカニかまアレンジ

ところで、カニかまはフランスなどで、どんなアレンジで楽しまれているのだろうか。奥野さんにいくつか挙げてもらった。

●定番のカニかまの食べ方
・野菜サラダのトッピング
・スナックまたはアペリティフ(食前酒のつまみ)
例:ちょっとした前菜、カニ肉カクテル、オードブル盛り合わせなど
・パスタ料理の具材
・フランスパン(バゲット)のサンドイッチに挟む具材
など

●一般家庭でのメインデイッシュとして
・「キャセロール」という、厚鍋容器に入れてオーブンで焼く料理の具材

●レストランで
・カジュアルなレストランで、様々な創作料理の具材に。
例:ジュレ、ファルシ、ミルフィーユなど

●ファストフードで
・イギリスやオーストラリアでは、カニかまにパン粉をつけて油揚げしたものが、ポテトフライと一緒にセットで売られている。現地のfast foodの「fish&chips」スタイルで人気。

カニかまは、ただカニに見た目も食感も似ているというだけでなく、便利でアレンジも利き、かつ地球に優しいというあまりに優秀な食べ物だった。本当に優れているものは国境を超えて愛される。日本ではもはや使い古され、多少“時代遅れ”感があるのは否めないが、今一度、カニかまを見直してみたい。
(石原亜香利)

取材協力/奥野 勝さん(全国かまぼこ連合会)
http://www.zenkama.com/


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