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応用栄養学特論

1704とはずがたり:2016/11/09(水) 15:15:11

牛角がフレッシュネスバーガーを買った理由 3度目の"身売り"は成功するのか
http://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-143601.html?page=1
11月05日 06:00東洋経済オンライン

10月14日、外食大手チェーンのコロワイドは、フレッシュネスを買収すると発表した。子会社で、焼き肉「牛角」やしゃぶしゃぶ食べ放題「温野菜」を運営するレインズインターナショナルが12月1日付で買収する予定だ。買収価格は公表されていないが、数億円程度とみられる。

ハンバーガーチェーン業界では、今年6月にウェンディーズがファーストキッチンを買収、業界首位の日本マクドナルドも米本社が一部株式の売却を検討しており、業界再編の機運が高まっている。

店舗数は伸び悩み
フレッシュネスは、弁当チェーン「ほっかほっか亭」出身の栗原幹雄氏が1992年に創業した。やや後発のハンバーガーチェーンだ。木材の家具を使用したアーリーアメリカン調の店構えと本格派のハンバーガーが特徴の店だ。注文を受けてから調理することや、国内発のオリジナルブランドであることなど、「モスバーガー」と似た特徴を持つ。

多店舗化を目指しフランチャイズ(FC)展開をはじめたのは1995年のこと。2006年には新光証券系列の投資ファンドが筆頭株主となり上場を目指した。が、急激な店舗網拡大によって業績は悪化、2007年11月には安定株主を求めてオフィス向けコーヒーサーバー大手のユニマットグループの傘下に入った。

店舗数は2007年3月の192店がピークだった。ここ10年ほど既存店売上高の減少が続いていたことに加え、不採算店の整理を進めたことが響き、収益面で苦戦。2015年度の業績は、直営店とFC店をあわせたチェーン全体の売上高が78億円、会計上の売上高は51億円、最終利益は赤字だった。現在の店舗数は9月末時点で159店にとどまり、そのうち3分の2がFC店だ。

フレッシュネスは「ハンバーガーカフェ」というコンセプトを掲げており、他社に比べて食事や飲み物の品ぞろえが豊富だ。ただ、課題は「サービス水準の低さにある」(マクドナルドOBで従業員教育に詳しい松下雅憲氏)。

ファストフードチェーンの基本はQSC (品質を意味するクオリティー、サービス、清潔を意味するクレンリネス)を徹底的に磨き、リピート客を増やすことにある。が、「フレッシュネスはQSCの中で、特にクリンネス(清潔さ)のレベルが低い。収益水準が低いため、店舗改装などへの再投資ができていない」(松下氏)と指摘する。

膨張するコロワイド

1店舗あたりの年間平均売上高は推計で約5000万円に過ぎない。マクドナルドの1.2億円、モスの7600万円、牛丼チェーンで8000万円ということを考えても、大幅に低い。

フレッシュネスもここに来てやっと施策を打ち始めている。2年ほど前から店舗改装を進めたことや新商品投入により、売上高は反転、2015年2月?2016年7月まで18ヵ月間、既存店売上高は前年超えを記録した。今年4月のメニュー改定で一部のメニューを休止し、さらなるオペレーションの改善にも取り組んでいる。

そんなフレッシュネスを買収したレインズの事情はどうなのか。親会社であるコロワイドは神奈川県を地盤に居酒屋「甘太郎」などを展開しており、1999年に株式を店頭公開(現ジャスダック)している。その後2000年代からM&Aを繰り返し、急激に業容を拡大させた。

当初は居酒屋を中心にM&Aを進めていたが、若者のアルコール離れなど業界の縮小を見越して、レストラン事業強化に乗り出している。2005年には「ステーキ宮」「カルビ大将」などを運営するアトムを、2012年にはレインズを、2014年には回転ずし「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトを買収した。今回のフレッシュネス買収でファストフード業界への足掛かりを作ったことになる。

ただ、積極的に進めている買収が必ずしも効果をあげているとはいえない。2014年に買収したカッパ・クリエイトでは客離れに歯止めがかからず、立て直せずにいる。2015年度下期に店舗の人件費を削減した結果、サービスの低下を招き、客離れが加速した。

フレッシュネスについても相乗効果は微妙だ。「コロワイドは買収した会社を、ただ”くっつけているだけ”という印象が強く、M&A戦略にストーリーが感じられない。共同調達によるシナジーも期待しにくい」(外食産業のM&Aに詳しいジェイ・キャピタル・パートナーズの田中博文社長)。

一方でフレッシュネスの期待は膨らむ。「今後の成長を考えたときに大手外食チェーンであるコロワイドグループ入りはチャンス。食材調達力、不動産やFC運営のノウハウを活用し、今後は400店程度まで増やしたい」と船曵常務は語る。

フレッシュネスにとっては、この10年間で3回目の"身売り"となる。今回は外食大手企業の傘下で、期待どおりの効果は生み出せるのか。


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