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応用栄養学特論

1652とはずがたり:2016/08/17(水) 10:35:47
>>1651-1652
今回のパートナー変更の理由について鎌田取締役は、「現状維持が一番楽だが、ナショナルブランドはどんどん進化していく。何もしなければプライベートブランドはマーケットで置いて行かれてしまう。新しい商品を提供し続けるのがセブングループの考え方」と説明した。だが、理由は別のところにもありそうだ。

史上初の商品が陳腐化?

ひとつ考えられるのは、「史上初のダブルブランドの缶コーヒー」が発売から半年余りで珍しくなくなったこと。セブンと手を組んだサントリーは2014年7月、ファミリーマートから同じくBOSSのロゴとPBのロゴが併記された「Family Mart Collection ボス ザ・エスプレッソ」を発売。ローソンでも2014年10月にローソンのロゴの付いた「BOSS COFFEE FARM」を発売している。

ダブルブランドの横展開について、「セブンはこれを不義理ととらえ、両者の関係にヒビが入った」(業界関係者)という見方もある。サントリーにこの件を尋ねると、「どのような取引をするかは当社が決めること。セブンとの取引に影響を与えるものではない」(広報部)との回答だった。いずれにしても、セブンが史上初と銘打った商品が、短期間でありふれたものになったことは事実だ。

そこに割って入ったのが日本コカだった。ジョージアは売上1位とはいえ、2001年に1億4650万ケースあった売上はこの13年間で3割減。ジワジワと売り上げを伸ばすボスとの差を縮められてきた。また、「近年の(コンビニでの)カウンターコーヒーブームのあおりを一番受けている」(食品業界関係者)とされ、危機感を募らせていたともみられる。

ジョージアはすでにほかのコンビニと共同企画商品を発売している

セブンとの共同企画商品を発売した理由について、日本コカの和佐高志マーケティング本部副社長は「市場全体の活性化に繋がるうえ、売り上げ強化に繋がると判断した」と話す。もっとも、日本コカにとって缶コーヒーでコンビニと組むのはこれが始めてではない。2014年10月には共同企画商品として、ローソンから「ジョージア クラフトマンコーヒー」、サークルKサンクスから「ジョージア K's BREAK」を発売している。

サントリーになお”ラブコール”

セブンからすればジョージアとのダブルブランド商品は後発だが、4月3日の発表会見では、「『ジョージア プライベートリザーブ』は、『セブンプレミアム×サントリーボス』に比べて、粗利率が改善している」(鎌田取締役)と満足げ。取引奪取に日本コカが重ねた"努力"は大きかったようだ。


セブンの鎌田取締役は日本コカの担当者を前に大胆発言
ただ、日本コカもこれで安泰というわけではない。セブンの鎌田取締役は4月3日の新商品発表会見で、「サントリー様との門戸を閉ざすわけではなく、常にベストパートナーと取引をさせて頂きたいと考えている。もし、サントリー様から新しい提案があれば、それは打ち合わせをしたい」と、日本コカの担当者を前に堂々と明言した。

コンビニだけでなく、そごう・西武といった百貨店からイトーヨーカドーなどのスーパーまで、全国に約1万8000店の販売網を持つセブン&アイグループ。中核のセブン-イレブンは2015年度に1700店と過去最高の出店を計画しており、コンビニ業界の王者はさらに勢いづいている。セブングループが強大になればなるほど、圧倒的な販売力を味方につけるべく、メーカー間の争いはさらに激しさを増すことになりそうだ。


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