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応用栄養学特論

1454とはずがたり:2015/06/18(木) 16:18:44
>>1453-1454
「その結果、加齢とともにBDNFの量は明らかに低下することがわかりました。また、同じ年齢でもBDNFの量には個人差があり、BDNFの少ない人は、認知機能が低い傾向にあることもわかっています。このことから、認知機能を維持するためには、BDNFの量を高く保つのが望ましいと考えられます」(鈴木さん)

 国内外の研究から、BDNFを増やす方法のひとつといわれるのが、運動。

「筋肉を動かすと、血管も収縮・拡張して、血流量が増加します。その結果、脳の血流量も増えて、BDNFの産生につながるのでは、と考えています。運動といってもハードなトレーニングではなく、ウオーキング程度で充分です。ただし、認知機能が衰えている人の中には、歩くのも難しい人もいます。もし、身近な食品でBDNFの量を増やせるのが確かなら、認知症の予防にとっては朗報といってよいでしょう」(鈴木さん)

 それでは、高カカオチョコレートにBDNFを増加させる可能性がある理由とは?

「カカオポリフェノールは抗酸化作用が高いため、これを摂取することで酸化ストレスが減り、BDNFが増加しやすくなると考えられます。また、カカオポリフェノールを多く含むカカオ製品を摂取すると脳の血流量が増えることも、BDNFの増加にかかわっているのでは、と予想されます。

 つまり、高カカオチョコレートを食べることで、BDNFが増加し、認知機能が向上する可能性があるということ。これが、うつ病やアルツハイマー型の認知症の予防につながるのでは、と期待されるのです」(前出・大澤さん)

 この実証研究ではほかにも、高カカオチョコが「高血圧の人の血圧を下げ、正常値の範囲内にする」、「善玉コレステロールを増やす」などの効果も明らかに。高カカオチョコが健康にいいといえる理由は、ますます増えてきそうだ。

 チョコレートは食べたくても、気になるのはやっぱりカロリー。

「この研究では、毎日25gの高カカオチョコを食べてもらいました。4週間後に体重やBMI(肥満指数)を比較しましたが、とくに変化はありませんでした」(大澤さん)

 この研究で使われたのは、カカオ分72%の高カカオチョコ。このチョコ25gで約630mgのカカオポリフェノールを摂取できる。カカオポリフェノールの効果を期待するなら、カカオ分70%以上のものがおすすめだと大澤さんはいう。

「カカオ分が多いチョコは、それだけカカオポリフェノールの量も豊富です。ただし、ポリフェノールは苦みや渋みの成分でもあるため、毎日食べ続けるなら、カカオ分が70%程度のものがよいでしょう」(大澤さん)

 体のことを考えるなら、おやつをやめるより高カカオチョコにするのがベター!?


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