したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

応用栄養学特論

1270とはずがたり:2014/03/23(日) 09:55:29
>>1269-1270
 「肝炎や肝硬変、胆のう炎など既に肝臓周辺に病気を抱えている人は、基本的にウコン製品の摂取を控えるべきです」。肝臓が専門の江戸川病院(東京都江戸川区)健診センター・内視鏡センター長の寺田総一郎さんは言う。「常に医師の診察を受けた場合は、どんな健康食品を服用しているかをきちんと申告してほしい。過去に私が診たウコンによる肝障害のケースでは、こちらから質問をしなければ分からなかったことがありました」

 一方、渡邉さんはウコン製品が健康被害を生じさせることがあるのは認める一方、「私が開発に関わったウコン関連飲料は、ウコンからクルクミンを抽出して作っています。クルクミン自体は鉄分をほぼ含まず、ウコンの問題とは分けて考えるべきです。1日に5、6本も飲むような無謀な習慣でもない限り、健康被害の恐れは少ないでしょう」と話す。

 ウコン製品選びのポイントは何か。渡邉さんがまず挙げるのは、生産地やクルクミン含有量などがしっかり表示された商品を選ぶことだ。品質の良しあしを見るうえで一定の目安にはなる。ただ、鉄分については表示されていないことが多く、そうした商品のリスクは客観的に測れないことを肝に銘じるべきだろう。

 「1日当たりの許容摂取量を守ることも重要です」と渡邉さん。クルクミンの1日当たりの許容摂取量は国際的に体重1キロ当たり3ミリグラム以下と設定されている。体重60キログラムの人ならば1日180ミリグラムだ。しかし、日本薬剤師会環境衛生委員会が昨年、全国で市販されるウコン製品52品のクルクミン類の量を分析したところ、検出限界を下回るものから1グラム当たり31・64ミリグラムと大量に含むものまで製品によって大きな開きがあった。表示の5・3倍のクルクミン類を含む製品がある一方、そもそも大半の製品は含有量を表示していなかった。「ウコンだけではありません。アガリクス、クロレラなど他の健康食品でも肝障害を起こした例はあります。健康に良いからといって妄信するのは禁物です」と寺田さんは指摘する。

 体と相談しつつ効果とリスク情報を慎重に見定めることが、健康食品との付き合い方なのだろう。
………………………………………………………………………………………………………
 ◇こんなに違うウコン製品中のクルクミン類の量

原材料名      商品タイプ 含有量表示   生産地      クルクミン類の量
                (ミリグラム) (製造者所在地) (ミリグラム)
秋ウコンエキス   粉末    17.6    なし       21.99
秋ウコン      粉末     1.8    なし        9.55
春ウコン      粉末    なし      大阪府       0.07
春ウコン      粉末    なし      大分県       0.05
ウコン       粉末    なし      岡山県      29.78
ウコン、抽出物   ドリンク  なし      福岡県      16.16
ウコンエキス、色素 ドリンク  なし      長野県      不検出
発酵ウコンエキス  ドリンク  なし      なし       不検出
 ※粉末は1グラム中、液体は100ミリリットルに含まれる量。日本薬剤師会環境衛生委員会の調査をもとに作成


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板