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応用栄養学特論

1269とはずがたり:2014/03/23(日) 09:55:04

ウコン食品:取り過ぎ禁物 表示よく見て
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/20140314k0000m040014000c.html
毎日新聞2014年3月13日(木)18:03

 ◇肝臓疾患の人は要注意/クルクミン量をチェック/「健康のため」妄信だめ

 「肝臓を守るにはウコン」と思っている人は酒好きを中心に多かろう。だが、その取り方によっては逆に大切な臓器を傷めてしまうとしたら−−。実際、医療現場からはウコンが原因とされる症例が報告されている。健康食品や飲料など関連商品があまたある中、どう付き合えばいいのか。【庄司哲也】

 ある57歳の女性。ウコンが体にいいと聞き、紫ウコンの粉末製剤を日常的に飲み始めたところ、3カ月後に受けた血液検査で肝機能の悪化を指摘された。肝障害の指標となるALTの数値が正常値の6倍にはね上がったのだ。

 ウコンの服用を中止すると、2カ月後には正常値に戻った。女性は生活習慣病などの薬も飲んでいたが、肝機能への影響はなく「ウコンが原因として疑わしい」と結論づけられた。内閣府食品安全委員会が2006年に発表した、健康食品による健康被害の調査報告書に記されたケースだ。

 ウコンは南アジアやアフリカ、中南米の熱帯から亜熱帯にかけて広く分布している、ショウガ科の多年草だ。50種ほどあるうち日本で主に栽培・利用されているのは春ウコン、秋ウコン、紫ウコンの3種だ。「ウコンに含まれるポリフェノールの一種『クルクミン』は胆汁の分泌を促し、肝臓の働きをスムーズにすると考えられています」。大手食品会社のウコン関連飲料の開発に携わった横浜薬科大教授、渡邉泰雄さんはそう話す。こうした飲み物の広告には「宴会にはウコン」などとうたわれており、二日酔いや悪酔いを防ぐとのイメージがある。ウコン製品は飲料の他、粉末や錠剤の形で販売されている。

 国立健康・栄養研究所のウェブサイトの「『健康食品』の安全性・有効性情報」では、動物実験や試験管レベルでの研究ながら肝障害抑制や胆のう運動促進作用、健胃効果、抗炎症作用が報告され、「食物中に通常含まれる量であれば、おそらく安全。それ以上の摂取については信頼できるデータが十分ではない」としている。

 冒頭の女性のように、ウコンを継続的に服用して肝臓を傷めたケースは決して少なくない。厚生労働省研究班が04年に発表した全国調査データによると、健康食品が原因として疑われる肝障害患者95人のうち、種類別ではウコンを含む食品が36人と最も多く、ダイエット食品や健康茶・健康ドリンクを上回った。

 検査の数値が悪くなるだけではない。ある38歳の男性は、飲酒による肝機能の低下を防ぐため、薬局で買ったウコン加工食品とシジミエキスを毎日摂取。2カ月後、みぞおちや背中の痛みを感じて受診したところ「劇症肝炎」と診断され、入院を余儀なくされた。アレルギーテストではウコンにのみ陽性反応を示し、ウコンが原因と考えられた−−。医療専門誌「臨床消化器内科」09年3月号に掲載された症例だ。その他、数は少ないが死亡例も報告されているのだ。

 「ウコンが肝機能を悪化させるメカニズムについては二つの原因が考えられます。一つはウコンに含まれる鉄分の影響。もう一つは、ウコンによって免疫力が強められた結果、自分の肝臓まで攻撃しているのではないかとの疑いです」と語るのは名古屋大大学院医学系研究科教授の石川哲也さん。消化器や免疫系の疾患が専門の石川さんによると、慢性のC型肝炎や非アルコール性脂肪性肝炎の患者は体内に取り込んだ鉄分の代謝がうまくいかず、過剰にたまった鉄分が肝機能をさらに悪化させる。このため治療の一つに鉄分制限食があるのだが、ウコン製品の中には鉄分を多く含むものがある。免疫システムが肝臓を攻撃するという事態は、もともと肝障害のある人に起こりやすいという。


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