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応用栄養学特論

1263とはずがたり:2014/03/05(水) 13:14:41

スクープ! スシローのナンバーツーが退社
経営幹部の相次ぐ離脱で募る不安
http://toyokeizai.net/articles/-/32211
松浦 大 :東洋経済 記者 2014年03月05日

2月末、回転ずし大手「あきんどスシロー」(以下、スシロー)のホームページから、ある役員の痕跡がひっそりと消されていた。

彼の名は加藤智治。スシローの専務執行役員で、COO(最高執行責任者)と営業本部長を兼務していた人物だ。加藤はドイツ証券やマッキンゼー&カンパニーを経て、2007年に投資ファンドのユニゾン・キャピタルに転職。同社からスシローに経営企画の担当者として送り込まれ、辣腕を振るった。

加藤は7年近く勤めたスシローを2月末で退社した。同社の総務担当者は「『当初目的としていた社内強化に一定の成果があった。今年で40歳を迎えるので、そろそろ次のキャリアを考えたい』と本人から退職願があった」と説明する。古巣であるユニゾンも「(3月)4日時点では在籍していない」(広報担当者)という。

業界首位奪取の立役者

加藤は、2009年からスシローの社長を務める豊粼賢一と、二人三脚で経営を担ってきた。現場出身の豊粼が「うまいすしを腹いっぱい」という職人魂を語れば、加藤が理路整然と戦略や経営課題を説明する。さらに、PR会社を積極的に活用し、牛丼の低価格戦争と対比するように「回転ずし戦争」をテレビや雑誌などに売り込んだ。

回転ずしという“日常食”と、異色の経歴を持つ経営者のツートップ体制の組み合わせはメディア受けがよかった。

テレビ露出の効果は絶大で、2011年9月期には1店当たりの年間売上高が3億円を超え、同業の1.3〜2倍近い水準に達した。同年にはカッパ・クリエイトホールディングスが展開する「かっぱ寿司」を抜き去り、回転ずし業界の首位に立った。

ただ、業界首位に立っても周囲の評価は冷ややかだった。「実務を取り仕切っているのはコンサル出身の加藤だ」との評価が、外食業界関係者の間で根強くささやかれた。その加藤も、スシローに転籍したとはいえ、ファンドの出身者。いつまでスシローにとどまっているのか、懸念する声も強かった。

鈍る成長ペース

ユニゾンは2012年9月に出口戦略として、欧州系の投資ファンドであるペルミラにスシロー株を売却。ユニゾンから出向していた経営陣は、転籍した加藤を残し、全員がスシローを去った。

大株主が変わったのと前後して、スシローの成長にもゆっくりとだが変化が見え始める。株式公開を果たした2003年9月期以降、毎期売り上げを2ケタ増で成長させていたが、ペルミラ傘下に入った2013年9月期は7%増と、2003年以来では最低の伸び率だった。同様に、出店ペースも減速している。

ペルミラの傘下に入ってからは情報開示に消極的となり、スシローの内部で何が起きているかはつまびらかではない。ただ、加藤が退任するのと同じタイミングで、ファミリーマート出身で商品開発を担当していた執行役員の丸山直美も会社を去っている。

さらに少しさかのぼると、ペルミラ側の責任者としてスシロー買収をまとめ上げた加藤有治が、昨年7月末でスシローの取締役を退任。同年12月末にはペルミラからも退いている。

マクドナルドの“いつか来た道”

相次ぐ幹部の離脱に、「かつてのような成長が期待できなくなり、現場出身の社長とコンサル出身の経営幹部という組み合わせが機能しなくなったのではないか」と、人材業界関係者は分析する。

まだスシローの専務だった頃、加藤智治は「外食はピープルビジネスだ」と、経営の要諦を説明していた。まったく同じことを唱えたのが、日本マクドナルドホールディングス会長の原田泳幸だ。同社の業績は2011年をピークに低迷。それと前後するように幹部が退社しており、こうした人材流出が不振の一因と見る向きもある。

回転ずし国内トップに躍り出たスシローから幹部が続々と去り、わずかながらも売り上げの成長が鈍化している現状は、数年前のマクドナルドを想起させる。ワントップとして残った豊粼の手腕が試されている。(敬称略)


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