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応用栄養学特論
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とはずがたり
:2013/12/27(金) 00:34:39
営業成績が低迷していると、本社の幹部社員が来店し、24歳の新米店長を厳しく指導した。「営業のやり方が悪いんだ」「接客を工夫しろ」「もっと常連客を作れ」「客と親しくなって売り上げを伸ばせ」…。収益悪化の要因は、店長の資質にあるかのように叱責された。
日曜の午前、常連客が勤める会社のソフトボールの試合に参加したことがあった。居酒屋の店長が勤務前に客のプライベートにつき合う。抵抗はあったが、「営業成績が少しでもよくなれば」と寝る時間を削ってつきあった。しかし、現実は甘くなかった。
■客いなくても「営業中」
8月、大型台風が関東に上陸した夜のことだ。当然のように、客はだれ一人、いなかった。聞こえてくるのは雨と風の音だけ。そんな最悪の日に限って、本社の幹部社員が応援に来ていた。「こんな夜は店を早く閉めればいいのに…」。しかし、自分から言い出せるような雰囲気ではなかった。「あの夜は、かなり気まずかった」と振り返る。
転職サイトを運営する「リブセンス」が転職経験者を対象に行った調査によると、「ブラック企業」と判断する指標で最も多かった回答は残業時間。以下待遇、社風、人間関係の順。また、転職理由で最も多いのも「残業が多い・休日が少ない」だった。言い換えれば、拘束時間の長い職場は嫌われ、離職のきっかけになる。
「辞めたい」。10月、一大決心をして電話で切り出すと、予期せぬ反応があった。「もっと自宅に近い店で働いてみるか?」。完全に拍子抜けした。店長になって半年間、身を粉にして働いてきたことを察する様子はなかった。
■連絡取れない店長も
師走に入って、店を再建すべく、30代前半の新店長がやって来た。就任早々、閑散とした人通りをながめながら、「やるだけやってみるけど、立て直すのは厳しいな」とこぼしたという。
田牧は述懐する。「深夜営業の飲食業界にはどこでもブラックな部分があって、それを払拭することなんてできない。系列のある店長の場合、営業的にはまずまずなのに、突然、連絡が取れなくなり、そのままフェードアウト。営業目標を一度クリアしても、翌月にはさらに高い目標が設定される。休日が取れず、働きづめの毎日が続いて、ついに心が折れたんだと思う」
立地条件や客層などを総合的に考えれば、田牧がいた居酒屋が赤字に転落するのは自明の理だった。「関東圏の店舗数を増やすことで認知度をアップすることが本社のそもそもの狙いだったのかもしれない。辞めてみて気づいた…」
店長としての200日間は地獄の日々だったが、辞めてみて募ってくる思いは会社への恨みというより、未熟で世間知らずだった自身への忸怩たる思いだという。「人間的には成長できたし、この業界に対する浅はかな認識しかなかった自分を反省もした。年齢を考えれば、まだやり直せる」。しばらく自分と向き合い再就職を考えるつもりだが、飲食業界への道は考えられないという。=敬称略
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