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応用栄養学特論

1186とはずがたり:2013/06/01(土) 19:10:13

東京チカラめし、ついに普通の牛丼に参入
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130601-00014161-toyo-bus_all
東洋経済オンライン 6月1日(土)6時0分配信

■ Nプロジェクトは“煮る”プロジェクト

 Nプロジェクトの“N”とは“煮る”の頭文字をとったもの。3月27日に出店したチカラめし新丸子店(川崎市)では焼き牛丼の代わりに、従来の牛丼チェーンのような“煮る牛丼”を販売している。価格も焼き牛丼が並盛り320円であるのに対し、煮る牛丼は同290円と安めの価格設定となっている。

 チカラめしでは、こうした煮る牛丼を、5月末時点で神田南口店(東京都千代田区)など9店舗で展開している。三光マーケティングフーズでは、「あくまで実験的な取り組み」と説明するが、3月から5月までの間に出店したチカラめし11店中、9店舗が煮るタイプの牛丼を出す店となった。

 従来のチカラめしでは、焼き牛丼を提供するために専用に開発したオーブンを使っている。しかし“煮る牛丼”業態の店にはオーブンはなく、鍋だけが置かれている。このタイプの店では厨房機器そのものが違っており、チカラめしが焼き牛丼から煮る牛丼へと出店の軸足を移しているのではないかとも思わせる状況だ。

 煮る牛丼に特化した方が厨房の設備投資が軽くなる可能性があり、調理スタッフの業務も簡素化されそうだ。「とにかく提供に時間がかかる」と指摘されていた焼き牛丼に比べ、客席回転率の改善にもつながる。

■ 牛丼業界で存在感増すが、足元の業績は不調

 牛丼業界ではすき家、吉野家、松屋の3社が、煮る牛丼をメニューの中心に据えて展開していた。

 これに対して三光マーケティングフーズは、焼き牛丼を中心に据えたチカラめしで2011年6月に牛丼業界へ参入。翌12年6月末には累計88店となり、今年の6月末には同135店舗になる見通しだ。今期(12年7月〜13年6月の1年間)については、期初に掲げた年間90店という出店計画に比べると大幅に未達となるが、年間出店数は50店前後になりそうだ。

 牛丼3強と比べても、すき家の1913店、吉野家の1192店、松屋の996店(いずれも3月末時点)にはまだ及ばないものの、存在感を増しつつある。

 もっとも、チカラめし事業が急拡大する一方で、三光マーケティングフーズ全体の業績は低迷している。

 同社が5月上旬に発表した2012年7月〜13年3月期(第3四半期までの9カ月累計)決算によると、売上高196億円(前年同期比1.9%増)、営業利益1.7億円(同89.1%減)と大幅な減益に沈んだ。不振店の閉店や減損に伴う損失を計上したこともあり、通期(12年7月〜13年6月の1年間)の業績見通しについても、同社は今期すでに2度目となる下方修正を発表した。

■ 低価格店ブーム去り、居酒屋業態は変調

 大幅な減益を余儀なくされたのは、チカラめしの出店費用がかさんだことや、牛肉やコメなど食材価格が高騰したことに加え、売上高の8割程度を占める「金の蔵Jr.」など低価格居酒屋が不振にあえいだため。

もともと居酒屋を事業の中心としていた三光マーケティングフーズは、2009年に低価格居酒屋に参入。自社店舗を次々と1品270円均一の低価格業態「金の蔵Jr.」に変え、業界を席巻した。低価格居酒屋ブームが終焉し、居酒屋業態の同業他社が軒並み業績を低迷させる中でも、同社の営業利益率は10%前後に達するなど好調を維持していた。

 ところが2012年後半から様相が一変し、居酒屋事業が低迷する。既存店売上高は前年比85%程度に低迷。書き入れ時の昨年12月も売り上げが振るわず、足元での大幅な減益につながった。

 居酒屋業態の変調を受けて、同社は女子会メニューの拡充やイタリア食材フェアなど付加価値の高いキャンペーンを実施したものの、思ったような効果は上がっていない。水面下で低価格から中価格帯への業態転換など抜本的な居酒屋テコ入れ策を模索しているが、効果は未知数だ。

■ “煮る牛丼”の成否にチカラめしの成長懸かる

 こうした中で三光マーケティングフーズは来2014年6月期(13年7月〜14年6月)もチカラめしを中心に50店程度の出店を行う見通し。ただ、食材費が高止まっていることに加え、居酒屋の既存店売上高の減少に歯止めがかかりそうにないことから、業績の急回復は難しい状況とみられる。

 三光マーケティングフーズの平林実社長は、チカラめし業態で牛丼業界に参入した当初、「数年以内に1000店舗体制を築く」と意気込んでいた。しかし、出店スピードが減速するに従って、チカラめしの店舗数の中期目標が示されることはなくなった。

 牛丼に詳しいある業界関係者は「大手も出店縮小している。牛丼はオーバーストア状態だ」と指摘する。チカラめしが再び成長を加速させられるかどうかは、煮る牛丼の成否に懸かっている。

松浦 大


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