>>814-815
1870年の産業革命以降の気温上昇を2℃以内に抑えるため許容されるCO2排出量は2兆9000億トンだが、我々は既に1兆9000億トンを排出済みである。従って、残された許容量は1兆トン。何の対策も講ぜず、現状維持(Business as usual case)のままでは、30年以内に排出してしまうと見込まれる。
2010年に国際合意したこの「2℃未満」を実現するには、CCS=Carbon dioxide Capture and Storage(二酸化炭素回収貯留)等の方策が実用化出来なければ、電源燃料として化石燃料の使用を止め、原子力や再生可能エネルギーに頼らざるを得ない、という訳だ。IPCCは、いま行わなければ将来の対応必要コストは計算出来ないくらいに高くなる、いつやるの??今でしょ!?と言っている。