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鉄道総合スレッド

1■とはずがたり:2003/03/10(月) 18:49
貨物輸送,都市高速鉄道スレはありましたが鉄道談義一般が無かったのでたてます。。

7666とはずがたり:2015/03/13(金) 08:11:59
>>7664
東京発のぞみの最終とか指定席を先にとっといて,もっと早いやつに乗れると乗って帰ってしまうので自由席満席なのに指定席に空席目立つ(けど発券状況的には満席)ってのが結構あって座席の有効活用という視点からみると非常に勿体ないけど,そのケースだとこれをやっても指定とっちゃってるので解決しないなー。

この場合は実際には値上げだからなんだかなーって感じだけど,自由席残してはダメなんか?

7667とはずがたり:2015/03/13(金) 08:38:53
>>7657-7659
蒸気機関車だけならそんなに珍しくもないし,こんなの(DD16に牽かれた甲種回送もどき)で鉄道ファンの心掴めるんですかねぇ??
お祭り好きの撮り鉄だからちゃんと踊ってくれるのかな?

>>7660
リニア・鉄道館はのあるあおなみ線もいいけど,名古屋港水族館や遊園地のある名古屋港の臨港線でやればいいのに。距離短いし旅客としては使ってないから安あがりでは?河村としては市営のあおなみ線でやりたいのか?

>>7657-7660
どっちもC12を使おうとしてるけど,若桜鉄道と名古屋市と大井川鐵道で協力すりゃーええがね♪

7668チバQ:2015/03/15(日) 09:51:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150314-00000050-mai-soci
<北陸新幹線>重たい湿った…技術者、雪との闘い
毎日新聞 3月14日(土)12時39分配信
◇JR西日本 車両設計と保線の両面で工夫や努力重ね

 北陸新幹線は日本有数の豪雪地帯を通るだけに、北陸特有の重たい湿った雪への対策が最大の課題だ。冬季も安定した走行をするため、JR西日本は車両設計と保線の両面で工夫や努力をしている。その中心的な役割を担う技術者たちも万全の態勢を整えて開業を迎えた。

 豪雪の際、正確なダイヤを守るために欠かせないのが入念な除雪だ。金沢新幹線保線区長の岡戸(おかど)直樹さん(42)は除雪車出動の判断を下す司令塔役を担う。1997年に入社し、保線一筋で新幹線を支えてきた。昨年末、金沢支社に配属され、初代保線区長に抜てきされた。

 除雪車を出す基準は「レール面から11センチの積雪」が想定される時だ。線路脇にある県内3カ所のセンサーから10分間隔で事務所に送信される積雪データを基に、前日午後2時までに判断する。新幹線の始発が出発する3時間前の午前3時ごろに保守作業用の車両を走らせる時もあり、除雪には迅速さも不可欠だ。

 「新幹線の定時運行への期待は大きい。除雪は出動の判断も作業も時間との闘い。毎日の一番列車を遅らせてはならないという責任を感じる」と気を引き締める。

 車両設計室の福井広道さん(54)は、北陸新幹線の新型車両の台車を開発した。青と白を基調とした流線型の外観はスマートに見えるが、その足元は歴代の新幹線車両の中で最も頑丈に作られた。レール上の雪を克服するためだ。

 新型車両はJR西では「W7系」、JR東日本では「E7系」と呼ばれる。北陸新幹線は沿線で雪を解かすスプリンクラーの水源の確保が難しく、大半の区間は除雪で対応する。先頭車両に取り付けられた(1)前面下部の排雪板(2)側面下部の排障装置(3)車輪前の台車補助排障装置--が雪をかき出す。

 昨年1〜2月、JR東日本から長野新幹線の車両を借りて新装置を取り付け、北陸新幹線のレールで有効性を確認した。W7系の試験走行でもトラブルはなく、福井さんは「雪に負けずに走ってほしい」と期待する。【中津川甫、木村健二】

7669チバQ:2015/03/15(日) 09:58:52
http://www.sankei.com/region/news/150315/rgn1503150052-n1.html
2015.3.15 07:03

上野東京ライン開業 品川まで直通、利便性向上 誘客に期待感 千葉





 JR上野駅と東京駅を結ぶ「上野東京ライン」が14日に開業し、県内では常磐線と成田線(我孫子支線)で品川駅までの直通運転が始まった。乗り換えなしで品川方面に行けるようになり、柏-東京間が7分短縮されて39分になるなど利便性が向上。我孫子市や栄町など人口減少に悩む沿線自治体は、乗り入れを住宅開発や観光客呼び込みの好機ととらえる。

 常磐線通勤電車の東京方面乗り入れは約60年ぶり。成田からの直通は初めてとなり、朝の通勤時間帯には品川行きが5本(取手発3本、成田発2本)運行される。夕方以降は品川から成田・常磐線へ25本が直通運転される。日暮里か上野駅で必要だった乗り換えがなくなり、通勤時間も短縮されるなど、利便性が向上する。

 同日朝、各駅でセレモニーが開催され、地域活性化の期待を胸にした沿線住民が東京方面に出発する電車を見送った。午前7時14分、成田線と常磐線が接続のする我孫子駅の4番線に、成田を午前6時31分に出発した直通の一番列車が滑り込んだ。ホームでの式典で我孫子市の星野順一郎市長は「直通運転を我孫子の発展に生かす」とあいさつ。市立我孫子第四小学校鉄道クラブの6年、山本翔太君(12)ら子供駅長9人の合図で午前7時19分、品川駅に向け出発した。

 式典に参加した男性は「乗り換えと直通ではイメージが違う」と話した。市内では成田線沿線の人口減少が目立つ。「東京方面へは乗り換えが必要なことも発展が遅れている原因」と考え、今回の直通運転を契機に人口増を期待する市民は多い。

 市も積極的なPRに取り組む。18日には都心部が放送エリアのラジオ局「中央FM」の情報番組に市職員2人が生出演。「都心に近い天然の沼・手賀沼」を紹介し、「観光スポットを兼ね備えた定住先」をアピールするという。

 同じく成田線沿線の栄町も、深刻化する人口減少に歯止めをかけるため、都内通勤の定住者を増やすチャンスにしたい考えだ。この日、同町は品川駅で特産品などを紹介しながら、「東京へ乗り換えなし」と町の魅力をアピールした。

7670チバQ:2015/03/15(日) 09:59:19
http://www.sankei.com/region/news/150315/rgn1503150026-n1.html
2015.3.15 07:04

上野東京ライン開業 観光、都市間交流に期待感 栃木

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 上野が終点だったJR東北線が東海道線に直接乗り入れる「上野東京ライン」が14日開業し、宇都宮駅では開業記念セレモニーが開かれた。宇都宮など県内各地と東京、品川などが乗り換えせずに行き来できるようになり、利便性向上とともに都心方面からの誘客、都市間交流活性化に期待する関係者も多い。

                   ◇

 同ラインは、上野-東京に新設した3・8キロの「東北縦貫線」を利用して運行する。東北線は70%前後が東海道線との相互直通運転となる。最長列車は、東海道線から東北線に直通する熱海発黒磯行きで、全線で4時間48分の長旅だ。

 同日朝、宇都宮駅構内で開かれたセレモニーで福田富一知事は「待ちに待った開業。利便性向上とともに観光や地域活性化に期待したい」と歓迎。JR東日本の浅見郁樹(いくじゅ)大宮支社長は「直接つながることで、まちとまちの魅力が溶け合い、新しいものが生み出される」とした。

 自治体関係者には、2020年東京五輪・パラリンピックを前に、都心方面からの誘客に弾みがつくと期待する声もある。県担当者は「利便性が向上し、交流人口が増えるだろう」とし、県内市町と東京や神奈川県との都市間交流も見据える。宇都宮市には、2地域を生活拠点として都心と地方を行き来するライフスタイル「ダブルプレイス」推進へ動き出している。

 同ライン開業で常磐線、高崎線も東海道線に乗り入れた。都心からの観光誘客を茨城県や群馬県と競うことになり、沿線市町の発信力も問われることになる。

7671チバQ:2015/03/15(日) 10:04:49
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015031402000243.html?ref=rank
上野東京ライン始動  混雑緩和へ挑んだ難工事

2015年3月14日 夕刊


新幹線高架橋の上に新たな高架橋を建設するため、架線の間を通したクレーンを使い、橋脚の部材を組む工事=2011年7月、JR神田駅付近で(JR東日本提供)
写真
 都心での混雑緩和につながると期待されるJR東日本の「上野東京ライン」は、営業中の新幹線の高架橋の上にさらに高架橋を通すという前例のない工事が行われた。橋脚などの建設ができるのは夜明け前の数時間。一日に一つの部材しか組めないことも多く、作業は約六年続いた。JRの担当者は「便利になったと感じてくれれば冥利(みょうり)に尽きる」と苦労を振り返る。 (皆川剛)
 真新しい高架の線路の両側に、ビルの屋上が迫る。「これまでと違う景色。迫力がありました」。建設工事部課長の長嶋秀幸さん(44)は、上野駅以南への延伸のため整備された「東北縦貫線」(約三・八キロ)の検査を終え、目を細めた。
 上野東京ラインが通過するこの縦貫線は、古い住宅や商店がひしめく神田駅周辺では特に勾配がきつく、最高地点は地上から約二十メートル。ビルの六階ほどに相当する。
 営業中の高架線路の上に並行して線路を造るのは「世界でも例がない」(長嶋さん)挑戦だった。新たな用地が取得できず、約一キロの短区間で東北新幹線の上と総武線の下を同時に通す難工事となった。
 重機を設置するのは新幹線の軌道上。作業の遅れは新幹線の遅れにつながる。新幹線の架線の間を縫うようにクレーンを伸ばすため、万が一に備え、ダイヤの見直しや乗客誘導のシミュレーションをした。
 上野東京ラインの開業で、常磐線や東北・高崎線の利用者は上野駅での乗り換えが減り、通勤時間帯の山手線などの混雑緩和が期待される。
 「都心の混雑緩和は国鉄時代からのJRの課題だ」。鉄道博物館(さいたま市)学芸部の香月(かつき)良太さんが語る。
 実は常磐線は過去にも一時期、上野を越えて有楽町駅まで直通運転していた。人々の往来が活発になり、長距離通勤と混雑が問題になった高度経済成長期。そのただ中の一九五四〜五六年に、分離工事が終わった山手線と京浜東北線の供用が始まるまでの間、朝夕の一部だけ片方の線路を利用して少しでも混雑を和らげようとしたのだ。
 長らく「始発駅」「終着駅」の代名詞だった上野駅を貫通する上野東京ラインは、六十年越しで実現したJRの宿願ともいえる。
 長嶋さんは「制約が多い中、東日本大震災もあったが、事故を起こさず工事をやり遂げることができた」と感慨深そうだった。

7672とはずがたり:2015/03/15(日) 10:12:24
>>7671
>実は常磐線は過去にも一時期、上野を越えて有楽町駅まで直通運転していた。人々の往来が活発になり、長距離通勤と混雑が問題になった高度経済成長期。そのただ中の一九五四〜五六年に、分離工事が終わった山手線と京浜東北線の供用が始まるまでの間、朝夕の一部だけ片方の線路を利用して少しでも混雑を和らげようとしたのだ。
そういう理由でやってたんですね〜。

7673名無しさん:2015/03/15(日) 11:50:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150312-00000000-mai-pol
<北陸新幹線>「福井先行」議論が加速…与党
毎日新聞 3月12日(木)0時42分配信

 自民、公明両党は11日、2022年度に開業予定の北陸新幹線・金沢-敦賀間のうち、金沢-福井間の先行開業に向けた議論を本格化させた。政府が「復興五輪」と位置付ける20年の東京五輪までの開業を目指す。責任者には自民党の稲田朋美政調会長(衆院福井1区)が就任。地元では「我田引『鉄』」への期待が高まるが、20年度は政府の財政再建の目標年にも当たるため、稲田氏は財政健全化との両立に頭を悩ませそうだ。【宮島寛】

 ◇財政再建と両立課題

 「北陸新幹線の金沢開業を14日に控え富山県や石川県は活況だ。福井にも一日も早く導き入れたい」。与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の下部組織として11日に初会合を開いた先行開業の検討委員会で、委員長に就いた自民党の岡田直樹参院議員(石川選挙区)が声を張り上げた。

 会合では、1998年の長野五輪に合わせ北陸新幹線・軽井沢-長野間の工事を10年間から6年間へ短縮させた手法を国土交通省などから聴取し、用地買収や工事加速を模索することを確認した。

 整備新幹線は「政治銘柄」と呼ばれる。1月の政府・与党申し合わせで開業の5年前倒しが決まった北海道新幹線・新函館北斗-札幌間は、町村信孝衆院議長(北海道5区)が熱心に働きかけたもので、「町村新幹線」との異名を持つ。

 町村氏は昨年12月の議長就任を機に、整備新幹線PT座長を稲田氏に禅譲。石川県が地盤の森喜朗元首相も後押ししており、先行開業に向け「外堀はほぼ埋まった」(政府筋)状態だ。一方、党内ではリニア中央新幹線をめぐり、二階俊博総務会長(衆院和歌山3区)らが名古屋-大阪間の早期開業に向けて動きを活発化させている。

 ただ、稲田氏は党の財政再建に関する特命委員長も兼務している。20年度の基礎的財政収支の黒字化達成に向け、6月には社会保障費抑制策などをまとめる当事者だ。検討委は前倒しに必要な財源を最小限に抑える考えだが、「新幹線優遇」との見方が出れば、厚労族を中心に反発が高まることも予想される。

7674チバQ:2015/03/15(日) 17:55:00
http://www.sankei.com/region/news/150314/rgn1503140016-n1.html
2015.3.14 07:01
【北陸新幹線きょう延伸開業】
進まぬ上越妙高駅前開発 傍観の市、見えぬ方向性 新潟





 上越妙高駅開業で東京と最短1時間46分で直結し、関西・北陸方面への移動時間も大幅に短縮される上越市。新幹線は経済効果を呼び込む千載一遇のチャンスだが、地域開発や企業誘致の方向性が見えてこない。関係者らは、自治体がグランドデザインを描き、リーダーシップを取るべきだと指摘する。

 「新幹線駅ができると、規模も体力も異なる金沢や富山などと常に比べられるようになる」

 上越市北陸新幹線建設促進まちづくり協議会副会長を務める石平春彦市議は、激しい都市間競争を見据え、早くから新幹線を生かしたまちづくりの必要性を唱えてきた。

 市は平成23年に「新幹線まちづくり行動計画」を策定するなどしてきたが、いまだに具体的な戦略は進んでいない。

 駅周辺では、約9万6千平方メートルが商業・業務用地として整備され、地権者が企業や店舗の誘致を進めている。だが、用地の約9割で開発事業者が決まっておらず、わずかに穴吹工務店(高松市)が10月完成に向け売り出す12階建てマンションやレンタカー店などの建物にとどまる。

 昨年4月に浮上した駅前西口の開発構想も縮小の方向にある。

 構想は、アジアの富裕層などを狙った40階建て高層分譲マンション2棟と商業施設を建設する。総事業費は約500億円。地権者有志が大手総合商社の三井物産を通じ、東京の商業コンサルタント「やまき」に構想作成を依頼した。

 関係者によると、その後の市場調査で当初の構想に見合う需要が見込めないことが判明し、やまき側が2月、マンションの階数を「低層」にする修正案を地権者に説明した。

 市は「地権者が民間」との理由で傍観の構えだ。

 石平市議は「市長が先頭に立ってトップセールスを仕掛けなければ、進出機会を探る企業家の心に響かない」と指摘。市のブランド価値を高める文化施設やコンベンション施設など“シンボル”の整備策を練るよう提案する。県内企業からも「教育・研究機関を誘致するなどソフト面で知恵を絞っては」との声がある。

 中心市街地の高田地区も不安を募らせる。

 本町3、4、5丁目商店街振興組合連合会の大嶋喜久雄代表幹事は「観光のPRだけでは、眼も口も肥えた乗降客が周遊して商店街まで立ち寄らない。上越ならではの特色を出す工夫が必要だ」と話す。

 22年開業の東北新幹線新青森駅(青森市)は中心市街地の青森駅から約4キロ。高田駅と上越妙高駅とほぼ同じ距離だ。田園に囲まれた新青森駅は中心市街地と競合しないよう急激な開発を抑制したため、集客施設誘致に苦戦している。

 日本総合研究所(東京)地域経営戦略グループの日吉淳ディレクターは「新青森駅のまちづくりは反面教師になる」と指摘する。

 その上で「まず自治体が地域の強みを見つけて市全体のグランドデザインを描き、高田・直江津地区と上越妙高駅周辺などの役割分担を明確にしハードとソフトの資源を重点配分すべきだ」と提言している。

7675名無しさん:2015/03/16(月) 21:22:08
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015031690135750.html?ref=rank
上野駅、行列消えた 上野東京ライン、混雑緩和効果?
2015年3月16日 13時57分
 上野駅止まりだった東北(宇都宮)線と高崎線を東海道線に直通させ、常磐線を品川駅まで延伸させるJR東日本の「上野東京ライン」の開業後初めての平日となった16日朝、上野駅では乗車待ちの列が大幅に短くなり、「日本一混む」とされた山手線車内にも余裕がみられた。JRが想定した混雑緩和には一定の効果があるようだが、路線全体の影響が分かるには時間がかかりそうだ。 (皆川剛)
 この日の午前八時、上野駅大連絡橋通路。東北線などから乗り換える人が、山手線外回りが発着する三番線ホームへつながる階段へ流れていく。
 十二日の同じ時刻には、数分おきに発着する山手、京浜東北線に乗り切れない人がホーム上にあふれ、三十段の階段に五列になった人たちが立ち止まり、さらに通路に数十人が並んでいた。上野東京ライン開通前にあった、そんな光景はなくなっていた。
 スムーズな人の流れを眺めながら、八時十二分に大連絡橋通路からホームへ。浦和駅から乗車し上野駅で乗り換え神田駅へ通勤して一年になる会社員の矢島孝信さん(37)=さいたま市浦和区=は「劇的に空(す)きました」と驚いた様子。駅員の顔にも余裕がうかがえる。
 山手線外回り最後尾の車両に乗り込み、御徒町駅へ向けて発車。上野-御徒町間は、混雑率202%(二〇一三年度、国土交通省調べ)で、これまで日本で最も混むとされていた区間。十二日には両腕を折り畳んでやっと乗車できるほどだった。「車内の空気が心なしか軽い」。矢島さんがそう笑うように、車内は隣の人と体がわずかに触れるが圧迫感はない。腕を伸ばしてタブレット端末を操作している乗客もいた。
 矢島さんは、これまで、車両の奥から下車するのに一苦労で、一駅前の秋葉原駅でいったん降りてドアの近くをキープしていた。
 「秋葉原で下車しなかったのは初めて。そうしなくても楽に降りられました」と神田駅で涼しい表情を見せた。記者の体感としては「広げて新聞が読める」混雑率150%と「折り畳めば新聞が読める」180%の中間くらいか。混雑率ワーストは返上できそうだ。
 乗客が効果的に分散したのか、他の路線が顕著に混むなどのあおりを受けているのかは、まだ不透明だ。JR東日本は「お客さまの動向を注視し、さらに利便性を向上させたい」としている。
(東京新聞)

7676チバQ:2015/03/16(月) 21:47:27
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150316-00000000-sasahi-life
名古屋人もびっくり! 上野東京ラインで「名鉄現象」が発生!?〈dot.〉
dot. 3月16日(月)7時9分配信

 上野と東京を結ぶ「上野東京ライン」が3月14日に開通した。高崎線・宇都宮線・常磐線と東海道線が乗り換えなしで行き来ができるようになり、乗客の利便性がますます高まった。

 その恩恵をもっとも得られるのは、新橋駅だろう。これまで、東海道線ホームは、乗客の大半が下り横浜方面に利用していた。なぜなら、上り方面が隣の東京駅で終点のため、わざわざ東海道線を使う必要がなかったからだ。

 これが一変、上野東京ラインが開通すると、多くの利用客が東京駅方面のホームにも並んでいた。もちろん開通初日だからかもしれないが、それでも乗り換えなしに上野駅より北に行ける利便性は計り知れない。

 そんな「上野東京ライン」だが、注意しなければならないこともある。それは、行き先をしっかり確認する必要が生じてきたのだ。特に品川駅から北に行く時に重要だ。これまで東京駅行きだけだったが、14日から“カオス”になっている。こんな感じだ。

●高崎線=前橋、新前橋、高崎、深谷、籠原
●宇都宮線=黒磯・宇都宮・小金井・古河
●常磐線・成田線=高萩・勝田・水戸・土浦・成田・取手
●上野東京ライン=上野・東京

 …実に行き先が17種類になってしまった。常磐線方面であれば、電車のカラーリングが違うためすぐに見分けがつく。だが、高崎線や宇都宮線・東海道線は同じカラーリングであるため、ちゃんと行き先を見ないと、行きたい駅とまったく違う方向の電車に乗ってしまう恐れがある。

 「上野東京ライン」の開通で複雑化した行き先を利用客にどう明確に伝えていくか。JRにとって今後の課題だ。だが、もっともこればかりは乗客が慣れるしかない。

 実は、もっと行き先が複雑な路線もあるのだ。名古屋鉄道の名鉄名古屋駅では、北に行く岐阜・犬山方面で「11種類」、南に行く豊橋・常滑方面で「19種類」も行き先がある。しかも、名鉄の場合、それぞれの行き先に「普通」・「準急」・「急行」・「特急」に分かれ、それぞれ停車駅が異なる。これらの電車が上り下りの区別なく、ひとつのホームで行き来するので、実に紛らわしい。

 さらに、列車編成も2両から8両までと多岐にわたり、それに応じてホームで並ぶ位置を変えなければならない。それでも、名古屋の人々は、自分の行きたい駅にあわせてそれぞれ柔軟に対応できているようだ。

 ただ、名古屋に比べると、乗客が多い東京。JR東日本の“名鉄現象”に東京人がすんなり対応するのは難しいかもしれない。

(ライター・河嶌太郎)

7677チバQ:2015/03/16(月) 22:10:21
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/super_expless/66438.html
北陸新幹線、中池見湿地回避へ 環境の影響少ないルートを検討
(2015年3月16日午後5時10分)
 北陸新幹線金沢―敦賀間の認可ルートがラムサール条約に登録された中池見湿地(福井県敦賀市樫曲)を横切る問題で、建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構は15日、湿地を横切らないよう計画を変更する考えを明らかにした。専門家による検討委員会の提言を踏まえた対応で、より環境への影響が少ないルートを今後検討する。政府・与党で合意した当初計画から3年早めた2023年春ごろ開業の予定は変えないとした。

 北陸新幹線ルートを巡っては、2002年の環境影響評価(アセスメント)実施時に想定された「アセスルート」が、集落を分断することになることから、約100メートル湿地寄りに認可ルートが設定され、湿地の一部「後谷」を横切る形となっていた。

 機構は専門家による検討委を設け、これまでに3回の会合を開催。動植物への影響などを検討してきた。この日は敦賀市の敦賀商工会館で第4回会合を開き、特に水環境への影響を非公開で検討。「動植物、水環境のいずれにも影響の少ない『アセスルート』が望ましい」とする結論をまとめた。

 機構大阪支社の齊木功・工事第三部長は取材陣に対し「速やかにルートを検討する。認可ルートで工事を進めることはありえない」と提言を尊重する考えを示し「今後、県や敦賀市と協議し国へルート変更の許可申請を目指す」と説明。新北陸トンネルの工事が既に着工している点についても「提言を踏まえても工程への影響はない」とした。

 会合後に会見した検討委員長の松井正文・京都大大学院教授はアセスルートを基本に「例えばトンネルをより高い位置に設け地下水への影響を減らしたり、トンネルのカーブを変え出口の位置を変更するなど可能な限り環境影響を減らしてほしい」と要望。「工事後も一定期間、水環境や猛禽(もうきん)類などへの影響をモニタリングする必要がある」とした。

 また、ラムサール条約登録区域を通過しない複数のルートについても機構から説明を受けたといい、より直線的なルートを確保できるなどの観点からアセスルートに理解を示した。

 敦賀市の河瀬一治市長は「湿地の保全と新幹線の高速走行性、現駅併設などの要件を、しっかりと検討し、周辺の集落にも配慮した最適な解を見いだしていただけるものと考えている」とコメントした。

7678チバQ:2015/03/16(月) 22:10:50
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/super_expless/66329.html
福井発福井行き、新幹線で一周 各駅でフィーバー、景色満喫
(2015年3月15日午前7時20分)
 新幹線かがやきに乗って東京へ行き、帰りは東海道新幹線を使って福井に戻ってこい―。指令を受け、北陸新幹線金沢開業の14日、東京経由の鉄道“一周”の旅を初体験した。東京までの新幹線各駅ではピカピカのW7系を撮影する人垣ができ、開業フィーバーを実感。一周約7時間にわたる車窓からの眺めも日本海側、太平洋側の景色の変化を楽しめた。

 福井発金沢行き特急「ダイナスター」の一番列車は午前6時発。1番ホームに到着した列車は、なじみのあるサンダーバードと同じ車両だったが、側面の電光掲示には「ダイナスター」の文字が輝く。

 隣に座った福井市内の男性(63)は「いつも東京に行く時は(特急しらさぎの)5番ホームだから間違えそうになって慌てたよ」と苦笑い。確かに足が向きかけた。

 金沢駅までは50分。降りて新幹線ホームに向かうと、乗り換え改札付近は大勢の乗客でごった返していた。二番列車のかがやき502号が待っていた12番ホームでは、カメラを構える人たちと一緒に撮影に夢中になったが、乗り換え時間は10分と余裕がある。

 午前7時に発車し、しばらく外を眺めていると、立山連峰の壮大な景色が目に飛び込んできた。「きれい」の声とカメラのシャッター音が続いた。ただ金沢―長野はトンネルが4割以上。車窓の眺めが途切れ、携帯電話の電波も不通になってしまうのはやや残念なところだ。

 長野駅で隣の席に座った都内の大学に通勤する准教授(56)=長野市=は「これまで終着駅だった長野駅の風景が変わって新鮮」と笑顔。雪景色の浅間山など車窓ポイントを教えてくれた。

 期待していた車内販売は開業日だけにアテンダント2人がフル回転。結局やって来たのは東京駅に着く10分前だった。開業記念の期間限定コーヒーを飲んでいる途中で、9時32分に東京に着いた。

 東京駅でも北陸新幹線開業のお祭りムード。かがやきのW7系やE7系を撮影する人垣ができ、駅構内の記念物産展がにぎわっていた。開業ブームはしばらく続きそう。

 帰りの東海道新幹線では、冠雪した富士山が現れ、美しかった。米原駅の乗り換え改札を通ってみると、通路は金沢駅の方が広い印象だった。列車の振動は北陸新幹線の方が小さかったように思う。

 ちなみに、今回の旅は「福井→福井」という片道乗車券を購入し、東京駅で途中下車した形だ。乗車券の割引率が高く、在来線特急と新幹線を普通車指定席にした場合は2万6500円。北陸新幹線を使った福井―東京往復よりも安く、東海道新幹線を使った場合の往復割引(2万5590円)との差もあまりない。ただ、途中下車する際は駅員のいる改札口を通る必要があるのが注意点だ。

7679チバQ:2015/03/16(月) 22:13:04
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20150316/CK2015031602000024.html?ref=rank
中池見湿地ルート検討、慎重さ求む声 北陸新幹線
写真
 敦賀市で十五日に行われた専門家による検討委員会で、北陸新幹線の中池見湿地(敦賀市樫曲(かしまがり))周辺での建設路線が二〇〇二年の環境影響評価(アセスメント)ルートに再び戻す方向が示された。地元の自然保護団体からは「工法やルートの検討を慎重に進めて」との要望や、アセスルートがまだ湿地に近いことから「国際的な信用を失ってしまう」と懸念の声が交錯した。

 「北陸新幹線・中池見湿地付近環境事後調査検討委」は、事業主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が設置。中池見湿地は、三千種超の動植物が生息し、世界的にも珍しい泥炭層が認められてラムサール条約に登録されている貴重な地域。NPO法人「中池見ねっと」の上野山雅子事務局長は「三年前倒しが決まったからといって焦らず、工法やルートの検討を慎重に進め、環境への影響が少なくなるようにしてほしい」と要望。「地元への説明もきちんとしてほしい」と語った。

 一方でNPO法人「ウエットランド中池見」の笹木進さん(72)は「条約登録範囲内に新幹線を建設することは、日本の国際的な信用を失墜させてしまう」と懸念。「できれば別のルートにしてほしい」と話した。

 検討委の松井正文委員長は、国の認可ルートや〇二年アセスルートに加え「湿地から遠ざかる新たな三つのルートも検討した」と報告。ただ集落の分断や直線を求める新幹線の特性を考慮した結果、アセスルートに戻すのが妥当と判断した。

 中池見湿地が立地する敦賀市の河瀬一治市長は「委員会の意見を踏まえ、機構には中池見湿地の保全、北陸新幹線の整備、周辺の集落にも配慮した最適解を見つけてほしい」とコメントした。

7680チバQ:2015/03/16(月) 22:13:20
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2015/03/16092621016809.shtml
駅間の短さ日本一・佐世保
佐世保中央駅を出発して約40秒後、中佐世保駅に到着する列車=佐世保市島瀬町
佐世保中央駅を出発して約40秒後、中佐世保駅に到着する列車=佐世保市島瀬町

 アーケードの長さ、ハウステンボスの「光の王国」、九十九島トラフグ-。いずれも佐世保市が誇る"日本一"だ。そんな中、「佐世保のとある駅と駅の距離は日本一短い」という情報を耳にした。どこにあるのか、どれくらい短いのか、そもそもなぜ短いのか。現場を訪ねた。

 多くの人が行き交う市中心部に、うわさの場所はあった。四ケ町アーケードに隣接する松浦鉄道(MR)佐世保中央駅から、鉄橋を渡って国道35号を横切る中佐世保駅までの区間。その距離わずか200メートル。確かに短い。

 実際に体験してみた。ストップウオッチを片手に佐世保中央駅から乗車。すると、直後に「間もなくなかさせぼ-なかさせぼ-」とのアナウンスが。所要時間約40秒、運賃150円。あっけない"旅"だった。

 短い理由を知ろうと、MR本社(同市白南風町)を訪ねた。

 「電車と徒歩、どちらが速いか競争する人までいますよ」。笑顔で迎えてくれたのは井上弘秀常務。もともとは中佐世保だけだったが、買い物客の利便性を考慮し、1990年に佐世保中央を開業したという。「開業時は、市民も商売人も、誰もが喜んでくれました」と自慢げだ。

 では、中佐世保はいらなくなったのでは...。少しシビアな意見を突きつけてみると「それが、意外に利用客は多いんです」と井上常務。「MRは"速達性"より"利便性"重視。中佐世保は無人駅で駅員もいらないし、駅があるに越したことはないんです」

 そんなに需要があるものなのか。中佐世保駅に引き返してみると、駅前で駐車場を営む森田弘穂さん(70)がその理由を教えてくれた。「ここら辺は住宅街。朝など寝る時間が一分でも惜しい社会人や学生にとって、あるのとないのでは全然違う。ありがたい存在なんだよ」

 "短すぎる区間距離"は、短いなりの事情の上に成り立っていた。

7681チバQ:2015/03/16(月) 22:14:14
http://toyokeizai.net/articles/-/63203
JR山田線、「震災4年で復旧工事」の舞台裏
JR東日本は、「山田線方式」を広げていくのか
大坂 直樹 :東洋経済 編集局記者 2015年03月14日
岩手県の県都である盛岡駅から宮古駅までは東西を結び、宮古駅から釜石駅までは南北を結ぶJR山田線。このうち、宮古-釜石間は、まだ復旧していない。

全国屈指の閑散路線として知られるが、3月7日11時7分に盛岡駅を出発した2両編成の宮古行き「快速リアス」は、立ちどおしの乗客も多数出るほどの混雑ぶりだった。

ちょうど青春18きっぷのシーズンということもあり、乗客のほとんどが観光客。宮古駅で乗り換えて、三陸鉄道北リアス線に乗ることを楽しみにしているようだった。

ところが、車掌が「この列車に接続する三陸鉄道は1両編成という連絡がありました」と乗客に伝えると、車内は騒然となった。2両編成のリアスの乗客全員が1両の三陸鉄道に乗るとなると、大混雑は必至。宮古駅に到着すると、乗客はわれ先に三陸鉄道のホームへ急いだ。

そのころ、宮古駅の周辺には多くの鉄道、建設、行政関係者が集まっていた。東日本大震災の影響で4年にわたり運休を余儀なくされていた山田線の宮古―釜石間において、この日、復旧に向けた工事がようやく始まったのだ。

地元とJR東日本の調整は難航

被災した三陸沿岸を走る路線のうち、大船渡線と気仙沼線はJR東日本によってBRT(高速バス輸送システム)を活用した仮復旧が行われた。山田線についてもJR東日本からBRT導入が提案されたが、「宮古―釜石間は路線バスが1日11往復走っていることから、BRTを導入する意義は乏しい」(宮古市)として、地元はあくまで鉄路による復旧にこだわった。

BRTの導入が困難と判断したJR東日本は2014年1月、線路や施設を回復したうえで三陸鉄道に運営を移管する案を提示した。復旧費用210億円のうち、原状回復費用140億円はJR東日本が負担し、まちづくりや地盤のカサ上げなどに要する70億円は公的資金を活用して自治体が負担する。また、運行後の赤字を負担する意味合いで、5億円程度をJR東日本が一時金として支払うという内容だった。

鉄路による復旧という点では地元の希望どおりだが、決して満額回答ではない。前述のとおり、山田線は全国屈指の閑散路線。ただでさえ経営の厳しい三陸鉄道が宮古―釜石間を引き継いだら、赤字額はさらに膨らむ。

とはいえ、JR東日本の提案が議論の足掛かりになったのは間違いない。ここから、鉄路による復旧を前提とした議論が始まった。昨年末には、JR東日本の支払う一時金が5億円から30億円に引き上げられ、さらに車両の無償譲渡、軌道の強化、人的支援を行うなど、JR東日本が大幅に譲歩する形でようやく決着を見た。地元の粘り勝ちである。

三陸鉄道にとっては、現在南北に分断されている路線に山田線が加わることで一本につながり、一体運営が可能になるというメリットがある。2カ所に分かれている運行指令所などの施設を一体化できれば、コスト削減にもつながる。

一方、山田線の運行に伴う赤字負担は、三陸鉄道の株主である岩手県や地元自治体に跳ね返る。利用者の拡大を少しでも支援するため、「三陸鉄道に接続する八戸線、釜石線、山田線(盛岡―宮古間)と連携して、観光客誘致に全力を挙げていく」と、JR東日本の冨田哲郎社長は意気込みを示す。

7682チバQ:2015/03/16(月) 22:14:32
岩手県知事「山田線は特殊事例」

山田線の動向が決着した今、次なる課題は大船渡線と気仙沼線をどうするか、である。BRTはあくまでも仮復旧という位置づけだ。いずれ鉄路で復旧されるのであれば、山田線と同様、JR東日本が鉄路を復旧したうえで三陸鉄道に移管する可能性はあるのか。

冨田社長は「安全面の配慮やまちづくり計画との整合性、将来の利用者数などの問題がある。地元と幅広く議論を続けていきたい」と語るにとどめた。

同じ質問を向けられた達増拓也・岩手県知事は「じぇじぇじぇ、です」(NHKの朝ドラ「あまちゃん」で有名になった、驚きを表す方言)と前置きした後、「山田線はユニークなケースだと思う」と、大船渡線や気仙沼線への展開には否定的な見方を示した。

営業エリアの広いJR東日本は、赤字路線を数多く抱える。山田線を上回る赤字路線だった岩泉線(岩手県)は、2010年の土砂崩れの後も復旧されないまま、2014年3月に廃止された。只見線(福島県、新潟県)は2011年7月の集中豪雨により、会津川口―只見間が現在も不通となっている。

ほかにも、大湊線(青森県)、北上線(岩手県、秋田県)なども客数の減少に苦しむ。中央線・岡谷―塩尻間(長野県)のように、路線全体では利用者が多くても特定区間の利用が少ないというケースもある。

移管できる運営母体の有無が大きな条件


JR山田線の宮古-釜石区間では3月7日から復旧工事が始まった
ところで、山田線を前例として、JR東日本が他エリアの赤字ローカル線を切り離す可能性はあるのだろうか。

この疑問に対して、冨田社長は「移管できる運営母体があるかどうかも大きな条件となる。ほかの路線では、移管先がなかなかない」と答える。つまり、山田線は三陸鉄道の存在があったからこそ移管が可能だったということである。

昨年1月、JR東日本が山田線の三陸鉄道への移管を初めて地元に提案した際、移管する理由について担当者は「三陸鉄道さんのように地域密着型の“マイレール意識”がある会社に、なかなかなりきれなかった」と語っていた。

三陸鉄道は震災直後に無料で「復興支援列車」を運行し、その後もさまざまな施策を矢継ぎ早に繰り出し、被災した住民を勇気づけた。あまちゃん効果も寄与して、「三陸復興のシンボルになる」(望月正彦社長)ことに成功した。だからこそ、JR東日本も安心して山田線を託すことができたわけだ。

冨田社長の発言は、他エリアの赤字路線はその地に三陸鉄道のような運営母体がないと引き継げないことを意味する。その点では、ほかの赤字路線は当分の間、JRが運行し続けるわけで、安泰ともいえる。地元にとっては、赤字路線を押しつけられずに済むという点で朗報だろう。

ただ、山田線がそうだったように、JRの路線が地元住民にマイレール意識を持ってもらえない状態は正常とはいえない。赤字路線といえども、地元から愛されるための不断の努力が必要だ。

東日本旅客鉄道の会社概要 は「四季報オンライン」で

7683チバQ:2015/03/16(月) 22:31:16
稲田先生を買いかぶりすぎだと思う

http://dmm-news.com/article/926655/
【北陸新幹線】地元への利益誘導!? 福井県延伸に自民党大物議員の影
DMMニュース 2015.03.16 07:50
 北陸新幹線の金沢―長野間が3月14日、延伸開業した。東京―金沢間が最速2時間28分で結ばれ、経済波及効果は約200億円と見積もられている。

「金沢開業は悲願だった。100年に一度の節目となる」

 と、谷本正憲・石川県知事は期待を込めて語り、実際、観光客の急増が見込まれるのはもちろん、移動時間の大幅な圧縮で企業進出も相次ぎ、金沢駅周辺は急ピッチで開発が進んでいる。

優先される「政治家の事情」

 整備新幹線は、「地元の事情」もさることながら「政治家の事情」も優先され、費用対効果の面で、「本当に必要なのか」と指摘されるような路線が少なくない。

 だが、北陸新幹線は、地元の期待も経済波及効果も「地方創生」という政治家の思惑も、それなりに満足させるものだった。

 ところが、“その先”には疑問符がつく。

 2022年度までに開業される金沢―敦賀間である。本来、2025年度だった開業を、金沢人気に煽られるように3年前倒しにした。

 それだけでも、相当、無理な予算編成だったのに、政府・与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチームのなかには、敦賀までの間にある福井県の県庁所在地の福井市までを先行開業させようという動きがある。

 中心となっているのが、同プロジェクトチームの座長で福井県選出国会議員の稲田朋美・自民党政調会長だ。

「東京オリンピックが開業する20年までに福井延伸を!」

 安倍晋三首相と波長が合うタカ派議員で、その覚えもめでたく閣僚を歴任、昨年9月には当選3回で党3役の政調会長に就いた。

「将来は日本のサッチャー(英元首相)」と、期待する向きもある。

 弁護士出身の改革派で利権誘導的なことはしない政治家と目されていたのだが、新幹線となると話は別らしい。

「東京オリンピックが開業する20年までに福井延伸を!」と声を上げ、決まってはいないものの検討課題となった。

 だが、そもそも福井―東京間に、北陸新幹線が必要だろうか。

「東京から長野経由で大回りするより、在来線で米原まで出て、東海道新幹線を使った方が安くて早い」

 こんな現実的な声があがるなか、折り返しの施設整備をしなければならない福井先行延伸に、どれだけの効果があるかを、理論派の稲田政調会長は再考した方がいい。

7684チバQ:2015/03/17(火) 22:57:30
http://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20150316-OYTNT50435.html
開業後初の平日 「あいの風」混雑激しく
2015年03月17日
開業最初の平日、帰宅する学生や会社員らで混雑する「あいの風とやま鉄道」の車両(16日午後6時23分、富山駅で)
開業最初の平日、帰宅する学生や会社員らで混雑する「あいの風とやま鉄道」の車両(16日午後6時23分、富山駅で)

 ◆朝方、車両数減乗り遅れも

 北陸新幹線開業後、初の平日を迎えた16日、JR北陸線の経営を引き継いだ「あいの風とやま鉄道」では、通勤ラッシュの時間帯、列車に客が乗れないほど混雑した。その一方、富山空港では、全日空の富山―羽田便の搭乗率が大きく落ち込み、新幹線開業による影響が表れ始めた。

 ■鉄道

 あいの風鉄道によると、この日午前7時45分高岡発、午前8時5分富山着の列車(2両編成)の混雑が激しく、小杉駅で10人程度、呉羽駅で5人程度がホームで乗車できずに取り残され、13分後の後続列車(4両編成)に乗車した。

 JR北陸線の時は、ほぼ同時刻に運行していた列車は4両編成だったが、あいの風鉄道では2両編成で運行したことも、オーバーフローの原因だったようだ。 午後6時20分頃にも、富山駅で乗客が4両編成の停車位置で並んでいたところ、2両編成の列車が到着し、慌てて移動する場面がみられた。

 各駅ホームでは、あいの風鉄道の社員が誘導役を務めていたが、担当者は「利用実態が想定と違った」と話す。同社は今後、利用実績を調べ、編成の車両数を増やすことも含めて対応を検討する方針。

 一方、北陸新幹線の利用客は、満席の列車が相次いだ14、15日に比べ、やや落ちついた。JR西日本金沢支社によると、15日午後1時の時点で、16日の列車は「かがやき」「はくたか」「つるぎ」のいずれも、指定席が満席となった列車はなかったという。

 ◆羽田便は搭乗率15ポイント減

 ■飛行機

 空の便は、新幹線開業で早速、乗客数が大きく減り始めた。

 全日空富山支店によると、16日の羽田便の搭乗率(予約数)は約55%で、新幹線開業前と比べて約15ポイント落ち込んだ。全日空は16日、利用客の減少を想定し、羽田便6往復のうち3往復を座席数が少ない小型機で運航したが、それでも搭乗率が50%台に低下し、早くも厳しい現実が浮き彫りとなった格好だ。

 西尾敏・富山支店長は、「機体は小型化し、運賃も下げられるところまで下げた。県の支援などをもっと周知して、利用をお願いしていくしかない」と話した。

 ■駅商業施設

 富山駅高架下の商業施設「とやマルシェ」では16日、お土産を買い求めるビジネス出張客の姿も多く見られた。担当者によると、午後3時過ぎ頃からビジネス鞄かばんを持った出張客が増え始め、買い物を終えると1階エスカレーターを上って新幹線改札口に向かう姿が多くみられたという。

 2日間で約9万人の来店者数を記録した14、15の両日は、駅を見に訪れたとみられる地元客らで身動きしづらいほど混雑したが、16日はさほど混雑はみられなかった。

 日帰り出張を終えて東京方面に戻る横浜市泉区、会社員田代和也さん(47)は「出発まで時間があったので立ち寄った。改札に近いので、出発時刻ギリギリまで品定めして職場と家族用にお土産を買って帰りたい」と話していた。

7685チバQ:2015/03/17(火) 22:59:05
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20150316-OYTNT50379.html
常磐線 全線復旧へ着々
2015年03月17日


 東日本大震災の津波と東京電力福島第一原発事故の影響で不通になっているJR常磐線の県内区間が、全線復旧されることになった。国土交通省は不通区間約68キロのうち約7割を2018年春までに復旧させる方針で、沿線自治体は「復興につながる」と歓迎している。ただ、福島第一原発に近い浪江―富岡駅間は放射線量が高く、除染などが必要になるため、復旧時期は見通せない状況だ。

 内堀知事は16日の記者会見で、「常磐線は浜通りの住民の生活、産業、観光を支える重要な交通基盤だ。全線復旧は浜通り全体の復興再生に力強い追い風になる」と国の方針を歓迎した。

 国は、南相馬市内の原ノ町―小高駅間は最も早い16年春までの復旧を目指し、小高―浪江駅間は「遅くとも2年後(17年春)」、富岡―竜田(楢葉町)駅間は3年以内(18年春)を目途とした復旧を目標にしている。

 帰還困難区域を通る浪江―富岡駅間は、除染や利用者の安全性を確保した後になるとして、復旧時期は明示しなかった。浜吉田(宮城県亘理町)―相馬駅間は17年春頃に復旧する見通しだ。

 原ノ町―竜田駅間では、代行バスが国道6号を1日2往復、途中停車せずに直通運行しているが、鉄道復旧に対する期待は大きい。沿線の富岡町の宮本皓一町長は「国道6号と常磐自動車道に続く動脈の一つであり、全線復旧で人とモノの交流が盛んになれば町の復興の後押しになる」と期待を寄せた。

 読売新聞が実施した首長アンケートで、南相馬市は避難指示の解除目標を16年4月、浪江町は17年3月としており、常磐線の復旧が住民帰還の後押しになるとみられる。

 課題となるのは、帰還困難区域を通る区間だ。国交省は「帰還困難区域のままでは人の乗り降りをさせられないため、一部の駅は停車しないようにして開通させることも選択肢に入る」(鉄道局)としており、放射線量や避難指示の状況によって停車駅などが設定される可能性がある。

 常磐線では、昨年12月の国の調査で空間放射線量が最大で毎時30マイクロ・シーベルトになる地点があり、復旧に向けて除染や放射線の遮蔽措置などが必要になる。今後、関係省庁などでつくる協議会で、不通区間の除染計画や、線量が高い地域で緊急停車した場合の乗客の避難方法などが検討される。

2015年03月17日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

7686チバQ:2015/03/18(水) 07:44:17
http://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/news/20150317-OYTNT50371.html
京葉線複々線化急浮上…県、事業費など調査方針
2015年03月18日


 県は新年度、JR京葉線の複々線化に向け、事業費算定や採算の分析などの調査を行う方針を固めた。新年度中にまとまる政府の交通政策審議会の答申で、優先的に整備する路線に位置付けられることを目指す。約10年前に白紙化された構想だが、東京臨海高速鉄道りんかい線との相互乗り入れ・直通運転が現実味を増す中、急浮上してきた。(田島大志)

 京葉線は1960〜70年代に県企業庁が埋め立てた土地を利用し、当初は貨物線として計画された。県交通計画課によると、当時、旅客線と貨物線を並行させる構想があり、線路4本分の用地が確保された。88年には新木場―蘇我間が旅客線として開業し、残る2本分の約13ヘクタールは企業庁が保有を続けた。だが、県は2006年に「JR側に複々線化の計画がない」と判断し、処分を進める方針を決定。その後、約3ヘクタールが売却された。

 転機は、今年1月に行われた森田知事とJR東日本の冨田哲郎社長との会談だ。関係者によると、席上、JR側はりんかい線との直通運転実現の課題として、京葉線の輸送力の限界を指摘。新木場以西が東京方面と大崎方面に分かれることに伴い、行き先によって本数が二分される問題の解決策として、複々線化が話題になったという。

 京葉線は朝のラッシュ時を中心に過密状態にあり、増便の余地はほとんどないとされる。沿線住民からは直通運転への期待が高まる一方、「東京方面への本数が減らされると困る」との声も上がっていた。

 こうした経緯から知事は2月23日、県議会で複々線化について「(過密ダイヤ)緩和のためには有力手段で、関係者で検討の際は協力していきたい」と答弁。JR東の石川明彦千葉支社長も同27日の記者会見で「非常に大きな設備投資を伴う」と指摘しつつ、「会社全体で検討される課題」と述べるなど環境づくりは進みつつある。

 新年度には交通政策審議会が15年ぶりの答申をまとめ、16年以降の首都圏の鉄道整備の優先度などを示す。答申で優先度が高く位置付けられると、整備促進が進むのがこれまでの通例だ。

 県は外部に委託して調査を行うことにし、特にダイヤの過密度が高い武蔵野線との合流点(市川市高谷)と新木場の間を重点区間と設定。〈1〉概算事業費の算定〈2〉採算性分析〈3〉効果や実現に向けた課題整理――などをテーマに8月上旬頃、中間とりまとめを行う方針だ。調査では、りんかい線がJRの「羽田空港アクセス新線」と結ばれる可能性を踏まえ、羽田空港などと県内の各都市、観光地がつながる効果も検討する。

 事業化の最大の課題は事業費で、県交通計画課は「JRが負担するのが原則」とのスタンスだ。一部の用地買い戻しも必要となり、実現の場合でも開通は2020年の東京五輪後になるとみられている。

2015年03月18日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

7687チバQ:2015/03/19(木) 21:39:00
http://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/news/20150318-OYTNT50108.html
観光列車 相乗り計画 しなの鉄道とJR
2015年03月19日
4月から本格運行が始まる観光列車「おいこっと」(昨年12月、JR東日本提供)
4月から本格運行が始まる観光列車「おいこっと」(昨年12月、JR東日本提供)

 北陸新幹線の金沢延伸に合わせ、北しなの線(長野―妙高高原間)の営業を始めた「しなの鉄道」は、利用促進に向けてJR東日本との連携強化を打ち出している。しなの鉄道の「ろくもん」とJRの「おいこっと」を生かした誘客作戦が柱で、二つの観光列車の相互乗り入れ計画も進む。

 ろくもんは昨年7月、誘客の柱として長野―軽井沢間で運行を始めた。JR九州の豪華観光列車「ななつ星in九州」のデザイナー水戸岡鋭治さんがデザインを手掛けたことで話題を集めた。食事付き1万2800円のプランは4〜5月、ほぼ満席の人気ぶりだ。

 ◇22日に記念運行

 しなの鉄道は22日、ろくもんを北しなの線で記念運行し、「営業運転も検討している」としている。

 JRは新幹線新駅の飯山に注目。沿線の観光地に足を延ばしてもらおうと、飯山線(長野―十日町間)で4月4日から「おいこっと」の運行を始める。

 運賃は、長野―十日町間の片道で2260円。古民家をイメージした純和風の内装が特徴で、もんぺ姿のアテンダントが車内販売や記念撮影を手伝い、野沢菜の漬物をふるまう。

 ◇ツーデーパス

 連携の第一弾が、北しなの線や飯山線が2日間乗り放題の「北信州ツーデーパス」(大人3510円)の発売。特急券を買えば長野―上越妙高間の新幹線利用も可能で、行きは新幹線、帰りはローカル線での旅を楽しめる。おいこっとも指定席券(520円)を追加購入すれば乗車できる。

 ◇横断ルート誕生

 一方、両観光列車の相互乗り入れが実現すれば、軽井沢から新潟方面を結び、浅間山や北信五岳など沿線の名所を楽しめる県内横断ルートが誕生する。

 JR東日本の内田浩二・長野支社長は「相互にイベント列車を乗り入れ、沿線を活性化させたい」とし、しなの鉄道の藤井武晴社長は「ぜひ実現したい」と話している。

2015年03月19日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

7688チバQ:2015/03/19(木) 21:41:47
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150314/k10010015271000.html
東海道新幹線 最高速度が285キロに
3月14日 13時18分

東海道新幹線 最高速度が285キロに
東海道新幹線は、14日から最高速度がこれまでより15キロ速い時速285キロにスピードアップし、JR新大阪駅では記念の式典が行われました。
東海道新幹線は新型車両の導入でカーブをスムーズに走る技術が向上したことから、最高速度が23年ぶりに引き上げられ、これまでより15キロ速い時速285キロで走れるようになりました。
JR新大阪駅では、午前6時の始発の出発にあわせて記念式典が開かれ、運転士や車掌に花束が贈呈されたあと、テープカットを行いスピードアップを祝いました。
JR東海によりますと、最高速度を引き上げた新幹線は、日中はおおむね1時間に上下1本ずつが運行され、東京と新大阪の間の所要時間はこれまでより3分短かくなり最短で2時間22分になります。
また、最高速度が速くなることでダイヤに遅れが出た場合に、これまでよりも早く回復させることが可能になるということです。
JR東海関西支社の田中守支社長は「技術開発によって速度の向上が実現できた。今後も時間短縮に取り組み日本の大動脈を守る使命を果たしていきたい」と話しています。

7689チバQ:2015/03/19(木) 21:42:51
http://www.nikkansports.com/baseball/news/1449050.html
広島が片道運賃負担!新幹線貸切で1300人を球場へ
[2015年3月19日19時13分]



 広島は19日、新幹線を貸し切って行う企画「常車魂〜RED RIDING〜」を行うと発表した。

 東京発の新幹線片道1便を球団が貸し切り、1300人のファンをマツダスタジアムに運び込むという。

 5月16日のDeNA戦(マツダスタジアム)で行われる。新幹線片道分は球団が負担するため、ビジターパフォーマンス席のチケットが付いて価格は5000円。応募期間は今月23日の午前10時から29日の午後3時までで、応募可能人数は2、3人。応募者多数の場合は抽せんとなる。他にもオリジナルTシャツやグッズなどもプレゼントされるという。

 また、併せて当日のビジターパフォーマンス席の一部をカープエリアとして使うことを発表。DeNAファンにはビジターパフォーマンス席の左翼側約300席を販売することになり「この度は、ベイスターズファンの方に大変ご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」とした。

 詳細は、球団営業グループ入場券部、電話082・554・1010または球団公式ホームページまで。

7690チバQ:2015/03/19(木) 22:25:32
>>7684
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2015031902100010.html
1両増で混雑軽減 「あいの風」通勤ルポ 
乗客誘導に駅員配置

駅員が見守る中、列車に乗り込む乗客=18日午前7時55分、富山県射水市のあいの風とやま鉄道小杉駅で
写真
 北陸新幹線開業に伴い、富山県内の北陸線をJRから引き継いだ第三セクター「あいの風とやま鉄道」。開業後初の平日だった十六日は、通勤通学のラッシュ時に乗客が乗れないほどの混雑が生じた。十八日からは、混雑時の車両を一部、二両編成から三両編成にして対応。混雑は解消されたのか、午前七時四十五分高岡発泊行きの列車に乗り込んだ。(高島碧)

 十六日に小杉、呉羽両駅で約十五人が乗車できなかった高岡発泊行き。三両編成になった電車は定刻に発車した。

 車内を見渡すとドア付近に立つ人もいたが、まだ余裕があった。座席では新聞を広げて読む男性、さりげなくサンドイッチを口にする女性も。スマートフォンを触っていた高岡市の女性会社員(50)は「昨日まではぎゅうぎゅうで、座っていても携帯電話を出せないほどだった。三両になって良かった」とほっとした表情。

 次駅の越中大門で制服姿の学生が乗り込んできたが、人だかりはドア付近だけ。しばし、窓の向こうにうっすら浮かぶ立山連峰に見とれていると、車内アナウンスが流れた。「小杉、呉羽駅ではお客さまが増えます。席を譲り合って-」

 七時五十四分、小杉駅。車内からでも、ホームにできた学生らの長い列が見えた。車内は一気に混雑。「三両目が比較的すいています」とのアナウンスで移動する人も。席は埋まり、通路も立つ人で埋まった。

 呉羽駅でも再び、学生服姿の学生らがどっと流れ込んできた。発車直前、「まだ乗れてない人がいます。出入り口付近を空けて」のアナウンス。いったん車両を降り、乗ろうとする人たちの列の最後尾に回ってみた。車両に乗り込めはしたが、ドア付近にある段差から落ちそうになり、振り返るのも難しい。横にいたスーツ姿の男性会社員(59)=富山市=は「(二両だった)昨日(十七日)はもっと動けなかった。JR時代から、こんなもんです」。混雑しながらも、乗客が乗れないトラブルはなく定刻で富山駅に到着した。

 あいの風によると、混雑時の乗客誘導のため四駅に駅員計十人を配置している。男性車掌(35)は「昨日よりは良かったが、まだ混んでいる。新入生も加わるこれからが大変。積極的にアナウンスし、乗客の誘導に力を入れたい」と話した。

7692チバQ:2015/03/21(土) 12:22:32
■休止中の貨物線に保線係員の姿

 りんかい線の東京テレポートと天王洲アイルの間では「この先、電車が揺れることがありますので、ご注意ください」という車内アナウンスが流れる。電車が揺れる理由は、車庫へと続く車庫線から旅客線が分岐するかたちで線路が敷かれているためだ。

 分岐点は、品川ふ頭の地下でほぼ直角に曲がるカーブの途中にある。このため東京テレポートを出た大崎方面行きの電車は、この分岐点上で緩やかなS字カーブを描く。一方、車庫線へと向かう電車は、大きく左にカーブして進路を南へ取り、東京貨物ターミナルの東側(第3ふ頭公園前交差点付近)で地上へと顔を出す。

 この車庫線の地上部には、いまも「塩浜方」「田町方」という方向別表記が残っている。JR東日本の計画では、この車庫線の線増や一部修正などを予定している。将来の羽田空港アクセス線への準備なのか、りんかい線の車庫線のすぐ脇を走る東海道貨物線には線路状態を調べる保線係員の姿が複数あった。

■相互直通へ向け沿線自治体も動く

 りんかい線・東海道貨物線を介して羽田空港へ、埼京線と接続して渋谷・新宿・池袋へ――。

 京葉線沿線自治体などで構成する「JR京葉線・東京臨海高速鉄道りんかい線の相互直通運転促進に関する協議会」は2014年10月、移動目的、時間帯、発着地、運賃支払タイプなどを問う「新木場駅利用者アンケート」を実施。同会は2015年3月までに同結果をまとめ、鉄道会社と相直運転の可能性について協議を目指す。

 2015年3月ダイヤ改正で、埼京線と同じように日中毎時3本の快速が京葉線を走る。その一方で、「しおさい」「あやめ」「さざなみ」「わかしお」といった房総方面の特急はこの改正で数を減らす。今回の千葉エリアの改正は、沿線人口減少、高速道路網拡大、高速バス人気などでその存在感を失った列車たちを削減し、都心側の利便性を強化させたようにみえる。

 京葉線は、沿線風景も変わる。二俣新町駅の西では外環道千葉県区間の工事が進み、首都高湾岸線と外環道が結ばれる高谷ジャンクションが姿を現し始めた。また、京葉車両センターの未利用地や駅の線路用地には太陽光パネルを設置し沿線の電力を賄う。さらに新習志野─海浜幕張間、千葉みなと─蘇我間に新駅設置の構想もある。

 5年後に開催される東京五輪を見据え、動き始めた“東京湾に最も近い線路”。国鉄が敷いた湾岸ルートの上を直通列車が走る日はやってくるか。

7693チバQ:2015/03/21(土) 12:26:46
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150320_13050.html
<石巻線>女川復興へ確かな一歩 全線再開へ


JR石巻線の全線復旧に向け列車の試運転が繰り返される。再建された女川駅と町営「女川温泉ゆぽっぽ」は開業を待つばかりだ
写真特集へ

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 東日本大震災で最大被災地の一つとなった宮城県女川町で、まちづくりが新たなステップを迎える。「まちびらき」が21日にあり、復興の第1段階を宣言する。国が「復興のトップランナー」と評する町は中心市街地に施設が姿を現し、まちづくりが本格化する。

 大規模にかさ上げした中心部に公共施設と商業・観光施設を集約し、高台に住宅を整備する。核となるJR女川駅と町営「女川温泉ゆぽっぽ」の併設施設は2月末に完成した。
 浦宿-女川間が不通だった石巻線も21日に全線で運転を再開する。県内の被災在来線で全面復旧は初めてだ。ゆぽっぽが営業を始める22日は復興をアピールする「復幸祭」も駅前広場などで繰り広げられる。

 起業家支援拠点「フューチャーセンター」や水産業体験館「あがいんステーション」も今月以降、駅周辺に誕生。12月には被災事業者が入るテナント型商店街がオープンする。
 住民の日常生活を支え、交流人口を増やす。町ににぎわいを取り戻す空間が少しずつ広がっていく。

7694チバQ:2015/03/21(土) 18:40:57
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150321-OYT1T50086.html
「かがやき」通過、懸念通り客も「素通り」の県
2015年03月21日 16時04分
 北陸新幹線の長野―金沢間の開業から、21日で1週間となる。


 上越妙高、糸魚川の新潟県内2駅は開業直後、多くの人出でにぎわったものの、利用者数は他県の主要駅に大差をつけられている。JRから並行在来線の経営を引き継いだ第3セクター「えちごトキめき鉄道」(上越市)では運行上のミスが続いており、今後の課題や改善点が浮き彫りになった。

 ◆素通り、現実に

 長野駅7000人、上越妙高駅2300人――。JR東日本が18日発表した、開業日の14日から休み明けの16日までの1日当たりの平均利用者数で、上越妙高駅は最速型「かがやき」が停車する長野駅の3分の1にとどまった。

 JR西日本は団体利用客を除いた利用者数を発表したが、同じく「かがやき」が止まる金沢駅は9800人、富山駅は4700人と多かったものの、糸魚川駅は1けた少ない600人だった。

 糸魚川駅を1日ごとに見ると、14日は停車本数などがほぼ同条件の黒部宇奈月温泉駅(富山県)と同じ800人だったが、15日は下回り、平日の16日はわずか400人となった。糸魚川商工会議所は、「駅北口は14日のギネス世界記録への挑戦でにぎわったが、イベントの中心地が南口に移った15日は普段の日曜日と変わらない人出だった」と証言する。

 「やはり『かがやき』の県内駅通過が響いている」。こう分析するのは、上越観光コンベンション協会の関係者。JRの発表では、上越妙高―糸魚川間の3日間の新幹線乗客数は、前年同期の在来線のほぼ同区間での実績と比べ、3倍前後に増えているが、県内2駅の利用にはつながらず、事前の懸念通り“素通り”されているというわけだ。

 ◆運行上のミス

 「一部の駅でお客様が列車にご乗車できない事態が発生したことに対して、深くお詫び申し上げます」。トキめき鉄道は16日、ホームページ上に嶋津忠裕社長名の謝罪文を掲載した。

 同社によると、14、15の両日、満杯になって乗客を乗せきれなかった便が5本あり、計約60人が次の列車を待つことになった。混雑対策として車両数を増やしたが、利用者数が想定を上回ったからだ。

 また、14日には架線が氷結して一部区間が運休。16日には、関山―妙高高原間の急勾配区間で車輪が空転し、速度を落として運転したため、14分の遅れが生じた。レールと車輪の間に滑り止めの砂をまく装置があったが、研修が済んでいなかったために使えなかったことが原因だという。

 同社は、「来冬に向けてパンタグラフ増設など、架線氷結の影響を防ぐ対策を取る。装置の研修時期も早めたい」としている。

 ◆期待と警戒

 4月3日には、上越市内で多くの観光客が訪れる「高田城百万人観桜会」が始まる。昨年は過去最多の約131万人を動員しただけに上越、糸魚川両市の関係者は、利用客数の増加の好機とみている。

 一方、トキめき鉄道は、観桜会に限らず、週末には観光客らの増加に対応する必要があり、「安全で安定した輸送を心がけたい」と気を引き締めている。

2015年03月21日 16時04分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

7695荷主研究者:2015/03/21(土) 23:27:41

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20150306/CK2015030602000150.html
2015年3月6日 東京新聞
防風柵新設工事が完了 常磐線・水戸-勝田駅間

那珂川にかかる橋付近に設置された常磐線の防風柵=水戸市で

 JR東日本水戸支社は、強風による輸送障害を軽減するため常磐線の那珂川にかかる橋(水戸-勝田駅間、水戸市・ひたちなか市)付近の上流側に新たに防風柵を設け、供用を開始した。

 昨年五月から工事を始め、設置延長は千四百五十六メートル(盛り土区間千五十九メートル、橋の区間三百九十七メートル)。柵を設けたことにより、上流側からの風の運転中止の風速の基準値が、秒速二十五メートルから同三十メートルに緩和され、速度規制の基準値も同二十メートルから同二十五メートルとなった。

7696荷主研究者:2015/03/21(土) 23:32:14

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20150309301.htm
2015/03/09 03:22 北國新聞
開通90年余、初の新駅 北鉄石川線・白山市に「陽羽里駅」

 北陸鉄道石川線の新駅「陽羽里(ひばり)駅」完成式典は8日、白山市曽谷町の同所で行われ、関係者約300人が駅を拠点とした町の活性化を願った。

 陽羽里駅は四十万駅から600メートル、曽谷駅から500メートルの距離にあり、全列車が停車する。ホームは長さ41メートル、幅3メートルで待合室を備えた。駅前にはロータリーが整備され、コミュニティーバスの乗り入れが計画されている。

 新駅の設置は1922(大正11)年に石川線が全線開通して以来初めてで、運賃は野町―陽羽里が370円、陽羽里―鶴来が290円となる。

7697とはずがたり:2015/03/22(日) 08:59:43
>>7694
>上越妙高―糸魚川間の3日間の新幹線乗客数は、前年同期の在来線のほぼ同区間での実績と比べ、3倍前後に増えているが、県内2駅の利用にはつながらず、事前の懸念通り“素通り”されているというわけだ。
これを理由にしてるみたいですがかがやきが停まらないから客が少ないのか客が少ないからかがやきが停まらないのか決められないっすよねぇ。。(;´Д`)
上越妙高は北陸新幹線が大阪まで伸びれば大阪⇔新潟方面を結ぶ結節点にはなれそうなんだけど。。

7698チバQ:2015/03/23(月) 21:09:55
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0114696.html
いさりび鉄道とJR、乗り継ぎ割引実施へ 準備会でロゴも発表
03/23 09:21


北海道新幹線開業1年前イベントで発表された「道南いさりび鉄道」のロゴマーク=22日、函館市の五稜郭タワー
 【函館】来年3月の北海道新幹線開業と同時に、江差線五稜郭―木古内間(37・8キロ)の経営をJR北海道から引き継ぐ第三セクター「道南いさりび鉄道」の開業に向け、道と函館市など沿線3市町は22日、準備協議会を函館市内で開いた。道は、同鉄道とJRを乗り継ぐと割高になるため、同社とJRが同額程度の割引をして利用者負担を軽減する方針を明らかにした。

 同鉄道とJRの函館―五稜郭の区間を乗り継ぐ場合、初乗り運賃が2重にかかり、現行と比べ最大2倍程度高くなる可能性がある。道は同鉄道の乗り継ぎ割引を決める一方、JRからも同様の割引について同意を得られたとしている。

 一方、函館市で22日に開かれた北海道新幹線開業1年前のイベントで、同社や函館デザイン協議会などが共同で制作したロゴマークを発表。社名を命名した名寄市の公務員荻野大助さん(42)に1年間乗り放題の記念乗車証を贈った。

7699チバQ:2015/03/25(水) 21:43:51
http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/03/25/02.html
2015年3月25日(水)
新駅設置へ 秩父鉄道と熊谷、行田市が協定


新駅設置に関する協定書を締結した(左から)大谷隆男秩父鉄道社長、富岡清熊谷市長、工藤正司行田市長=24日午後、熊谷市役所
 熊谷、行田両市と秩父鉄道(本社・熊谷市)は24日、同鉄道持田―熊谷駅間の新駅設置に関する協定書を締結した。新駅は両市の境目に位置する熊谷市戸出に2017年3月開業する予定。地元の要望を受けて設置する「請願駅」で、駅舎建設などの事業費約1億9200万円は両市で折半する。

 新駅は熊谷駅から3・3キロ、持田駅から1・5キロの立地。同鉄道36番目、熊谷市はJRも含めて8番目、行田市にとっては6番目の駅となる。計画では、線路の南側に約70メートルのホームを建設。行政手続きや駅名の選定を進め、来春から着工する。熊谷市役所で会見した同鉄道の大谷隆男社長は「1日750人の利用を見込んでいる」と述べた。

 開業に向けて、熊谷市は約1億5千万円、行田市は約7800万円掛けてアクセス道路を整備する。熊谷市域は市街化調整区域で物流拠点が集積し、行田市域は市街化区域で住宅地が広がる。新駅がもたらす効果について、熊谷市の富岡清市長は「周辺の開発がしやすくなり、流通センターの機能が上がる」、行田市の工藤正司市長は「宅地開発が進み、人口増加につながる」と期待を寄せた。

 両市は30年以上前から新駅の設置を要望。同鉄道から前向きな回答を得たため、12年4月から3者で採算性などについて協議を進めてきた。

7700チバQ:2015/03/25(水) 21:44:33
http://mainichi.jp/select/news/20150326k0000m040001000c.html
西武鉄道池袋線:沿線にトトロ出現
毎日新聞 2015年03月25日 17時02分(最終更新 03月25日 18時16分)
 埼玉県所沢市と東京都東村山市の境を流れる柳瀬川沿いの林にアニメ映画「となりのトトロ」(宮崎駿監督)のトトロが出現した。近くの知的障害者の施設が宮崎監督の協力で自然環境の保護を訴えようと設けたもので、林を通る西武鉄道池袋線の乗客の目を楽しませている。

 身長230センチ、胴回り120センチのトトロが見られるのは、所沢駅−秋津駅間。所沢から池袋方面に向かう上り線の車窓から眺められる。

 製作したのは、知的障害者38人が働く就労支援施設「あきつ園」(東村山市秋津町、押金稔園長)で木工を担当する6人。所沢市在住の宮崎監督が提供したデザインを元に木板にペイントし、約2週間かけて仕上げた。

 トトロを設置した場所は、公益財団法人トトロのふるさと基金(所沢市、安藤聡彦理事長)が3年前に地権者の寄付を受け、「トトロの森17号地」と名付けて自然環境を保護する東京都側で唯一の「トラスト地」(1767平方メートル)。線路を挟んで真向かいの集合住宅に住む家族連れは「ネコバスも設置してほしい」とトトロに次ぐ登場キャラクターの出現に期待を寄せた。【海老名富夫】

7701チバQ:2015/03/28(土) 10:21:48
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150327-OYT1T50046.html
「北斗星」廃止で収入3億減…青森の3セク鉄道
2015年03月28日 09時10分
 青森県の第3セクター「青い森鉄道」は26日の取締役会で、2015年度の事業収支予算を決めた。


 同社の発表によると、同社の線路を使っているJRの寝台特急「北斗星」の廃止などで、JRからの収入は約3億円減の約1億3000万円になると見込んだ。

 JR東日本やJR北海道からの収入は14年度(見込み)の約4億2700万円から、15年度は約7割減となる。もう一つの収入源であるJRの寝台特急「カシオペア」も、9月までの運転計画しか示されていないため、10月以降分は収入に計上しなかった。

 一方、青い森鉄道が県に支払う線路使用料は14年度の約1億2500万円から15年度は1260万円に減る。このため、15年度の税引き後利益は、昨年の「筒井駅」開業に伴う旅客収入の増などもあり、386万円の黒字を確保できる見通しだ。

 小林巧一社長は「県民負担を減らせるよう努力したい」としている。

7702チバQ:2015/03/28(土) 10:41:30
http://www.minpo.jp/news/detail/2015032821809
GReeeeN楽曲が郡山駅の発車メロディーに 1日から「キセキ」と「扉」
 ふくしまDCに合わせ、郡山市のJR郡山駅は4月1日から、列車が発車する際にホームで流すメロディーに、同市ゆかりの人気音楽グループ「GReeeeN(グリーン)」の曲を採用する。
 郡山青年会議所(JC)などでつくる市民グループの働き掛けを受けて対応する。採用する曲は新幹線ホームは「キセキ」、在来線ホームは「扉」のメロディーに全て切り替える。郡山の活気を全国に発信しようという取り組みにGReeeeNのメンバーが快諾した。
 運用開始の1日午後3時10分から同駅1階でセレモニーを催す。

( 2015/03/28 08:31 カテゴリー:主要 )

7703荷主研究者:2015/03/29(日) 18:50:36

http://kumanichi.com/news/local/main/20150312002.xhtml
2015年03月12日 熊本日日新聞
熊本-博多、1日2万6千人 14年度・新幹線

 九州新幹線鹿児島ルート(博多-鹿児島中央)は12日、全線開業から4年を迎える。JR九州がまとめた14年度の利用実績(14年4月〜15年2月)によると、熊本-博多間の1日平均の利用者は前年度比2・7%増の2万6200人。利用実績に基づいた昨春のダイヤ改正が奏功し、堅調な伸びを見せた。

 同区間の平均乗車率は47%と前年を5ポイント上回った。熊本-鹿児島中央間は前年と同じ1日平均1万3600人。乗車率も前年と同じ34%だった。

 通学・通勤定期の利用者(15年1月末時点)は1日平均で、前年度比5・7%増の3539人。博多-熊本間は約40人増の658人だった。

 昨春のダイヤ改正では、全線開業以降3年間の実績に基づき、乗車率が低迷していた熊本-博多間往復の「さくら」10本を廃止。利用が多い休日や祝日の本数を増やすなど、大幅な運行体制の見直しを実施し、九州新幹線全体の本数は12本減の125本だった。(九重陽平)

7704荷主研究者:2015/03/29(日) 19:15:56

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20150314000035
2015年03月14日 09時10分 京都新聞
宙に浮く「敦賀以西」 14日開業の北陸新幹線、今後のルート

北陸新幹線の大阪延伸ルートイメージ図

 14日に長野-金沢間が延伸開業する北陸新幹線は、金沢-敦賀(福井県)間の開業前倒しも決まっているが、敦賀以西のルート問題が宙に浮いている。京都府や滋賀県、京都市が参加する関西広域連合は米原駅(滋賀県米原市)で東海道新幹線に合流する「米原ルート」を国に提案しているが、1年以上経過した現在も反応はなく、敦賀以西の整備はめども立っていない。京滋の自治体からは焦りの声も聞かれる。

■国動かず、京都・滋賀に焦り

 敦賀以西について、国土交通省は2012年5月、新幹線と在来線の両方を走行できるフリーゲージトレイン(FGT、軌間可変電車)の導入方針を示した。実現すればJR湖西線を経由して関西と北陸新幹線が乗り換えなしで結ばれるが、新幹線と同等のスピードは困難とされる。

 広域連合はFGT導入を「暫定的に了承する」としたうえで、新幹線として整備するルートについて、亀岡市などを通る「小浜」、滋賀県西部の「湖西」、「米原」の3ルート案で比較検討した。費用対効果が高いとして「米原」を選び、13年11月に国交省に要請したが、同省幹線鉄道課は「地元で議論があったということ。それ以上でもそれ以下でもない」と述べるにとどまっている。

 1973年に策定された整備計画に基づくと「小浜」が本来のルートだが、同課は「いつ開業するか予定はない」とする。京都市は「このままでは敦賀以西は新幹線よりスピードが遅いFGTだけになりかねない。アクセスが向上する東京に、関西圏とつながりの深い北陸を奪われる」(歩くまち京都推進室)と焦る。

 政府・与党は今年1月、金沢-敦賀間の開業時期を3年前倒しし、23年春ごろにすると決めた。北陸新幹線のルート問題は敦賀以西に絞られつつあり、府は「ルートに関し、新年度には何らかの動きがあるのではないか」(交通政策課)とみる。

 ただ新幹線を建設するとなれば、沿線自治体が背負う多額の地元負担が課題となる。米原ルートでは、延伸区間にあたるのは関西の府県の中で滋賀県だけとなる。県は地元負担について「関西全体で解決する」とした広域連合の合意を重視しているが、広域連合内で具体的な議論はされておらず、国、関西ともに本格的な動きは見えていない。

7705荷主研究者:2015/03/29(日) 19:19:46
>>6102 >>6861
2012年の調査と比べると乗客が1日あたり千人程度の予測だったのが倍以上に増えているなー

http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20150312f
2015/03/12 08:42 秋田魁新報
泉・外旭川新駅、JR「設置可能」 総事業費15〜20億円

 秋田市は11日、穂積志市長が公約に掲げるJR奥羽線「泉・外旭川新駅(仮称)」に関し、需要予測などの調査を委託していたJR秋田支社が「駅利用者の利便性向上や、乗車人員の増加対策などを行えば新駅設置は可能になる」との調査結果を伝えてきたことを明らかにした。市は同日の市議会建設委員会で調査結果を報告し、総事業費を15億〜20億円と見込んでいることも明らかにした。

 調査結果では新駅の開業時期を2019年度末と仮定。同社は1日当たりの乗客を20年からの5年間で2347〜2835人と予測し、「新駅の収支条件をクリアしている」と分析している。長さ125メートル、幅2・7〜2・9メートルのホームを上下線にそれぞれ備える案も示した。

 新駅は地元要望で設置する「請願駅」となるため、費用は市が負担する。

7706荷主研究者:2015/03/29(日) 19:22:07
>>1909 >>4397 >>6056
http://www.minyu-net.com/news/news/0311/news5.html
2015年3月11日 福島民友ニュース
郡山市とJR東日本が協定 磐越西線・新駅整備で

 JR磐越西線郡山―喜久田駅間での新駅整備事業で、郡山市とJR東日本は10日、新駅などの整備に関する基本協定を締結した。市によると、新駅は同市富田町の郡山、喜久田両駅間のほぼ中間地となる予定。両者は近く実施設計についての協定も結ぶ予定で、JRが国の認可を受けた後、整備事業が本格的に動き出す。

 市によると、予定地は磐越西線に沿うように通る県道荒井郡山線と内環状線の立体交差部の東側。無人駅となり、駅舎と屋根付きのホーム1面のほか、駅前広場や駐輪場、トイレなどを備える。県道と線路をまたぐ自由通路とエレベーター2基も設ける。今後、JR側が国土交通省に申請し、認可された後、正式決定する。開設時期は未定。

7707荷主研究者:2015/03/29(日) 19:22:32

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20150313/CK2015031302000163.html
2015年3月13日 東京新聞
常磐特急の自由席廃止 14日から新制度

ダイヤ改正とともに自由席がなくなる常磐線特急=水戸市で

 十四日のJRダイヤ改正に伴い、東京と茨城、福島を結ぶ常磐線の特急から自由席が消える。JR東日本は「座席確保のために並ぶ必要がなくなる。指定席料金は下げる」と利点を強調、他路線にも導入する考えだが、主な区間の値段は自由席より高くなるケースが多く、割安な回数券もなくなる。自由席廃止は、理解を得られるか。 (妹尾聡太)

 十四日の「上野東京ライン」開通により、上野駅止まりだった特急は東京、品川両駅に直通。これと同時に十両編成中、三〜四両の自由席車両がなくなる。特急券は「指定券」と、他の客が指定するまで空席に座れる「未指定券」の二タイプ。両方とも同額で、未指定券は乗車前に無料で指定券に変更できる。未指定のまま乗車した場合は、ランプで表示される空席に座る。

 JR東日本水戸支社は「課題だった不公平感や、乗車待ちの列を解消できる」と説明する。朝夕に上野や水戸など主要駅のホームで自由席待ちの列ができ、中間駅の乗客から「満席で座れない」との苦情が絶えないためだ。自由席を増やしても解決できそうだが、水戸支社は「並ぶ人がゼロにならず根本的な解決にならない」と訴える。

 「利用動向を見て、同様の課題が生じている特急列車などに導入を検討したい」とJR東日本の広報部。高崎線特急の一部でも昨年から自由席をやめて反応を探っており、常磐線で定着すれば、他の特急や新幹線でも採用されそうだ。

 ダイヤ改正に合わせて特急料金も刷新する。駅で切符を買う場合、水戸-上野間(通常期)は千五百五十円。従来の指定席より三百十円安く、自由席より二百十円高い。指定席に安く座ると思えば「求めやすい価格」(同社)。

 しかし、常磐線特急券には半数以上の列車を対象として、自由席に一回あたり七百二十円(水戸-上野駅間など)で乗れる四枚つづりの回数券があり、利用者に定着している。回数券の販売もダイヤ改正で終了するため、新たな料金は八百円以上の急激な値上げとほぼ同じだ。

 回数券を扱う水戸市内の金券ショップは「値上げに加え、割安切符もなくなり、利用者は本当に困っている。割引の再開を待つしかない」と困惑。近隣のひたちなか市から二週間に一度、都内に通う会社員女性(30)は「今後は特急より安い高速バスを選ぶかもしれない」と交通手段の切り替えを考えている。

 座席と料金の関係はどうあるべきか。交通コンサルティング会社ライトレールの阿部等社長(53)は「本来は席に座る人と立って乗る人の値段に差をつけるべきだ。不公平感を解消でき、高速バスに対抗する格安商品も作れる」と提案する。その上で、自由席廃止を「席を有効活用できる。自由席が混んでいるのに、指定席はがら空きといった状況がなくなり、座れる可能性が高まる」と評価。ただ、回数券終了に対しては「実質的な値上げが大きすぎる。新たな回数券を作るべきでは」と指摘する。

7708チバQ:2015/03/29(日) 20:32:20
http://www.sankei.com/region/news/150329/rgn1503290012-n1.html
2015.3.29 07:07

近鉄内部・八王子線が「あすなろう鉄道」に 三重

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 近鉄内部・八王子線は4月1日から「四日市あすなろう鉄道」として運行を始める。四日市市が鉄道施設と車両を保有する公有民営方式として新たに運行し、社名には未来への希望や特徴である762ミリの線路幅の呼び名「ナローゲージ」にちなみ市民とともに育てていこうという願いが込められている。

 内部・八王子線の年間利用者数は、ピーク時には722万人。しかし、平成23年にはほぼ半減の363万人になったことから、存続について市と近鉄で協議を重ねてきた。

 25年9月下旬、市が鉄道施設と車両の保有者になり、近鉄と市の共同出資による新会社が運営する公有民営方式への移行に合意。昨年3月には資本金5千万円で近鉄が75%、市が25%を出資し四日市あすなろう鉄道株式会社が設立された。代表取締役社長には、近鉄の取締役専務執行役員で名古屋輸送統括部長の田淵裕久氏が就任した。

 昨年末には、市と同鉄道が、運賃の設定などを含む鉄道事業再構築実施計画を国土交通省へ提出。計画によると、いずれの区間も30円の値上げとなる。また、利用促進を目的とした駅前広場の整備やイベント列車の運行、関連グッズの企画、販売なども申請されているという。

 あすなろう鉄道での運行に伴い、四日市駅を含む内部・八王子線全9駅の入場券に記念台紙をセットにした記念入場券「ありがとう近鉄内部・八王子線」が、近鉄四日市駅(内部線改札口)、内部駅、近鉄四日市駅営業所で販売されている。1セット1350円(税込)で、一度に購入できるのは10セットまで。

 台紙はA4サイズで昭和41年11月ごろに撮影された伊勢八王子駅-室山駅間の写真を掲載。それぞれの駅の入場券には、近鉄としての最終運営日になる「平成27年3月31日」と「ありがとう近鉄内部・八王子線」の文字が印刷されている。

 一方、市はホームページで、近鉄内部・八王子線のプロモーション映像を公開している。市出身の映画監督、瀬木直貴さんが監督を務め、市出身でリポーターやMCとして活動している安達心平さんがナレーションを担当した。

 撮影は昨年10月下旬、沿線や駅構内、車内で2日間にわたって行われ、先月、東京・日本橋の三重テラス2階のイベントスペースで初公開された。映像は約3分30秒と約8分の2種類でホームページでは前者を公開している。

 同じ軌道幅の鉄道は全国でも、市内を走り桑名市、東員町、いなべ市を通る三岐鉄道北勢線、富山県の黒部峡谷鉄道の3路線しかなく、1年を通じ運行しているのは県内の2路線だけで、県外からの鉄道ファンも多く訪れている。

7709チバQ:2015/03/31(火) 20:19:55
3241 :名無しさん:2015/03/31(火) 20:19:15
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/feature/CO014271/20150306-OYTAT50051.html
開業まで1年 北海道新幹線
〈2〉並行在来線 難所続く
2015年03月06日
赤字体質 住民と努力

平日の朝でも乗客はまばらなJR江差線・泉沢駅。来春には「道南いさりび鉄道」になる(2日、木古内町で)=原中直樹撮影
平日の朝でも乗客はまばらなJR江差線・泉沢駅。来春には「道南いさりび鉄道」になる(2日、木古内町で)=原中直樹撮影

 「並行在来線は暗い話ばかり。正直、したくないな」

 北斗市の高谷寿峰市長は先月、北海道新幹線の開業時、JR北海道の負担軽減のために経営主体が道と地元自治体に移る第3セクター鉄道「道南いさりび鉄道」について、読売新聞の取材にそう答えた。

 「道南いさりび鉄道」は、JR江差線の木古内―五稜郭駅間を結び、全長は37・8キロ。道庁にある本社は、今夏までに函館市内に移り、移行の準備が加速する。

 平日の朝、江差線・泉沢駅の乗客数は数えるほどだった。経営が移行しても同社の計画では、開業初年度から赤字が見込まれる。1日当たりの利用者数の需要予測を見ると、今年(2148人)から10年で約16%、減少する。沿線住民からは早くも「未来永劫えいごう鉄路が続くとは思えない」と、弱気の言葉が漏れている。

 北陸新幹線開業に伴って、JRグループから経営分離される3セク鉄道も軒並み、厳しい経営環境に直面する。


 例えば、長野県内の3セク鉄道「しなの鉄道」(上田市)。軽井沢―篠ノ井駅間(65・1キロ)は元々、JR信越線だったが、1997年の長野新幹線開業に伴ってJR東日本から経営移管され、「しなの鉄道線」と改名して営業を始めた。開業直後は赤字続きで、2001年度には債務超過に陥り、長野県は同社への貸付金約103億円を事実上、放棄する事態に至った。

 そして、北陸新幹線の開業で、JR信越線だった長野―妙高高原駅間(37・3キロ)も、「北しなの線」として加わる。同線には軽井沢のような高い知名度を持つ観光地はない。国から毎年約4億円の補助金を得て、ようやく黒字となる計画だ。

 新潟県部分をJRグループから引き受けた「えちごトキめき鉄道」(上越市)は、道南いさりび鉄道と同様、営業区間に県庁所在地を含んでいない。見通しによると、開業年となる今年の1日当たりの利用者数は1960人にとどまる。

 開業を目前に控え、しなの鉄道では北しなの線区間にも65歳以上乗り放題となる「シルバーパス」や1日周遊券を販売し、JR時代より高くなる運賃の負担軽減を図る。えちごトキめき鉄道は、1編成の車両数を減らす一方、一部区間では普通列車を最大、6往復増やす。来年には観光列車用に新車両を導入する計画だ。

 しなの鉄道の沿線では、住民が駅で地元農産物を販売したり、観光列車の停車時に駅でバンド演奏をしたりして鉄路維持のために共同歩調を取り始めた。「北しなの線」沿線にある飯綱町では牟礼むれ駅前に55台分の無料駐車場を整備、車での移動を長野ではなく最寄りの牟礼駅までとして列車に乗り換える「パークアンドライド」を促す。峯村勝盛町長は「鉄道存続の努力を我々もしなければ」と語る。

 しなの鉄道の山田隆専務は「最後は行政が何とかしてくれるとなるのは、3セク鉄道が陥りがちのわなだ。地域住民と沿線を盛り上げない限り、我々に将来はない」と語る。道南いさりび鉄道も立ち止まっている時間はない。


 ◆駅名にも好機

JR信越線三才駅で、おもてなし活動をしている「ウェルカム三才児プロジェクト」の太田秋夫事務局長(63)
JR信越線三才駅で、おもてなし活動をしている「ウェルカム三才児プロジェクト」の太田秋夫事務局長(63)
 駅名にちなんで2011年から休日に、3歳児を連れた家族連れをもてなしている。子供が列車に乗ることをねだって、父親が車を運転し、母親と子供が列車で移動する光景も見られる。

 北しなの線の開業日には、三才駅でも鉄道模型のジオラマを展示する。駅名一つだけでも地域活性化の輪が広がり、鉄道の利用も促進される。北海道にも好機が転がっているはずだ。

2015年03月06日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

7710チバQ:2015/03/31(火) 20:20:10
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/feature/CO014271/20150307-OYTAT50016.html
開業まで1年 北海道新幹線
〈3〉駅名決着 集客へ連携
2015年03月07日
新函館北斗 整備これから

北陸新幹線・上越妙高駅周辺では、開業を前にして道路や施設の整備工事が進む(4日、新潟県上越市で)=鈴木毅彦撮影
北陸新幹線・上越妙高駅周辺では、開業を前にして道路や施設の整備工事が進む(4日、新潟県上越市で)=鈴木毅彦撮影
畑などに囲まれ、目立った建物はない北海道新幹線・新函館北斗駅(後方)周辺(2日、北斗市で)
畑などに囲まれ、目立った建物はない北海道新幹線・新函館北斗駅(後方)周辺(2日、北斗市で)

 1日の平均利用者が300人に満たない新潟県のJR信越線の脇野田駅は、北陸新幹線の開業後、上越妙高駅に改称される。1日3000人の乗降客数が見込まれているが、地元の上越市在住で、飲食店従業員の伴野ばんの敏夫さん(60)は「新駅をまだ見に行ったことがない。市民の間では盛り上がっていないなあ」と語った。駅前の商業用地は更地のままで、新しい駅舎だけが目立つ。北海道新幹線の新函館北斗駅の駅前とよく似ている。

    ◇

 新幹線の新駅名を巡ってはこれまでも関係自治体の間で何度となく、論争が起こってきた。上越妙高の場合、北陸新幹線の計画発表時の駅名は「仮称・上越」。しかし、駅は隣接する妙高市境にも近いため、妙高市が「上越妙高」を主張した。上越市と妙高市などの間で協議が10回行われたが、結論は出ず、JR東日本の裁定で上越妙高に決まったのは開業1年9か月前だった。

 妙高市の入村明市長は「今なお『上越新幹線に妙高という駅ができるのか』という問い合わせがある」と語る。推した名前ではなかったが上越市は「上越妙高」の浸透を図る考えだ。

 両市の思いは必ずしも一枚岩ではないが、駅名問題が決着したことで協調が始まった。例えば、駅名決定と同じ頃、妙高市は「上信越高原国立公園」から、市の名前を冠した「妙高戸隠連山国立公園」の分離を環境省に働きかけていた。その結果、今月27日に32番目の国立公園の誕生が決まった。上越市も観光パンフレットへの記載で協力していく。誘客効果が期待できそうだ。北陸新幹線開業時に新設される上越妙高駅と新潟駅を結ぶ特急も、両市と新潟市などが共同歩調を取って運行が実現する。駅前では道路整備が急ピッチで進み、12階建てのマンションとアパート5棟の建設が動き出した。

    ◇


 新函館北斗の駅名決定時期も、北海道新幹線の開業が予定されている2016年3月の1年9か月前だった。地元の北斗市は「北斗函館」、函館市は「新函館」を主張して譲らず、JR北海道の裁定で決着した経緯も上越妙高のケースに酷似する。ただ、駅名を巡る協議の場に加わっていた松尾正寿・函館市議会議長は「我々の場合、どう2市の連携を深めることができるかという点にむしろ、議論の力点を置いた。だから、駅名決定後は一枚岩で動けている」と強調する。

 今年1月、函館市が主導し、北斗市も積極参加する形で「青函圏・みなみ北海道連絡会議」が発足した。北海道新幹線を生かした道外観光客の誘致やPRで一体となって活動を展開する。駅名決定が遅れ「新函館北斗」の知名度不足は解消されておらず、道銀地域総合研究所が昨年9月に行ったインターネットアンケートで、道外で新幹線開業の認知度は68%なのに、新函館北斗の駅名については46%にとどまる。更地の目立つ新函館北斗駅前を、あと1年で道南地方の表玄関にふさわしい姿へと変える上で函館、北斗両市の連携深化は欠かせない。


 ◆終点は有利な立場

上越妙高駅前の商業地に企業誘致を進める土地利用促進協議会の高島信雄会長代行(68)
上越妙高駅前の商業地に企業誘致を進める土地利用促進協議会の高島信雄会長代行(68)
 上越市は2市が合併して誕生した経緯があり、地域バランスを考えて物事を動かす傾向が強い。妙高市との駅名問題も加わり、我々民間だけが動いても、駅前の更地状態はなかなか解消されなかった。ただ、妙高市との連携も動き出し、開業後に更地は解消されると確信している。

 新函館北斗駅は当面の終点となるという点で、上越妙高より有利な立場にある。地元で合意を形成しながら駅前整備を進めていけば展望はきっと開けるだろう。

2015年03月07日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

7711チバQ:2015/03/31(火) 20:22:00
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/feature/CO014271/20150313-OYTAT50018.html
開業まで1年 北海道新幹線
〈8〉延伸備え 次の一手
2015年03月13日
機運盛り上げ 道半ば

新幹線の高架工事も進むJR福井駅。橋げたの前には北陸新幹線誘致の看板が掲げられている(5日、福井市で)=鈴木毅彦撮影
新幹線の高架工事も進むJR福井駅。橋げたの前には北陸新幹線誘致の看板が掲げられている(5日、福井市で)=鈴木毅彦撮影

 7日午前、改修を終えたJR福井駅西口広場でイベントが行われた。3体の恐竜が前脚や頭を振って動き始めた。いずれも福井県内で発掘された化石を元にした実物大モニュメントだ。最大で全長は10メートル、高さは6メートルに達する。福井県の西川一誠知事は「県の玄関口として福井駅を特色ある駅にして『恐竜王国・福井』をPRする」と、広場の改修の狙いを語った。

 政府・与党の整備新幹線検討委員会は1月、北陸新幹線の金沢―敦賀駅間の開業を3年前倒しして2022年度に、北海道新幹線の新函館北斗―札幌駅間の開業を5年前倒しして30年度とすることを決めた。

 福井県内では北陸新幹線の金沢開業は、8年後の福井県内への延伸に向けた一里塚と受け止められている。09年には福井駅の一部に新幹線用ホームが完成した。金沢開業を見越し、13年度には金沢駅から福井を代表する温泉街の芦原温泉(あわら市)に直行バスを県が試験運行した。金沢開業時にPRで功を奏し、福井開業時にはもっと観光客を呼び込む戦略を描く。

 芦原温泉にある旅館13軒の女将おかみ全員がきき酒師の資格を取得し、原料のコメ作りから携わった日本酒「女将」を宿泊客に提供して好評となっている。



札幌中心部に掲げられている、札幌延伸の工期短縮を訴える大型の掲示板(10日、札幌市中心部で)=原中直樹撮影
札幌中心部に掲げられている、札幌延伸の工期短縮を訴える大型の掲示板(10日、札幌市中心部で)=原中直樹撮影
 「新幹線の札幌開業はだいぶ先の話と、なかなか自分のこととして捉えてもらえない」

 札幌の経済団体首脳からはぼやきが聞かれる。03年に札幌駅北口に掲げられた看板は、その後、北海道新幹線の着工や車両デザインの発表などの節目はあったものの、刷新されたのは今年3月に入ってからだった。

 1年後に迫った北海道新幹線の開業ムードの盛り上がりが札幌で欠ける一因には、当面の終着駅が北海道の「玄関口」の新函館北斗駅である点が挙げられる。しかし、道が昨年行った調査によると、新函館北斗駅を利用する観光客の最終目的地として最も多かったのは「札幌」(29・3%)。2位は「函館」(18・7%)、3位は「旭川・富良野・美瑛」(11%)だった。



 対策の講じ方次第では、札幌や旭川に北海道新幹線の開業効果を波及させることも可能になりそうだ。北海道建設業協会の岩田圭剛会長は「1年でも早く札幌延伸を実現することで北海道全体が活性化する」と強調し、さらなる工期短縮と絡めて道民に新幹線への関心を喚起する。


 福井の場合ですら、必ずしも万全というわけではない。金沢駅―芦原温泉間のバス試験運行については、次への布石となったとする県側に対し、温泉街の一部からは「空気を運んだだけ」との皮肉も出ている。そうした声に対し、芦原温泉女将の会の伊藤昌代会長(56)は「試行錯誤を続け、今までの延長線でない活動をすることが、新しいお客様に訪れてもらう契機になる」と力を込める。

 新幹線開業を北海道の活性化につなげる上で、この1年の取り組みは大きなカギを握っている。(おわり)


◆名所の魅力向上

福井県新高速交通活用推進室・猪嶋宏記室長(50)
福井県新高速交通活用推進室・猪嶋宏記室長(50)
 北陸新幹線金沢開業の波及効果で観光客が増えても、受け入れ態勢に不備があったり物足りなさを感じさせてしまったりしては逆効果になる。そこで、県内の観光名所などの魅力を高めることに力を入れている。

 そうした一環で、敦賀など県南部と金沢に近い県北部とを一体化させて5か年計画を打ち出した。ブランド対策や産業振興などを含む経済・貿易対策が主な内容だ。北海道は面積が広い。開業を前に一体感をどう醸成できるかが重要だろう。

7712チバQ:2015/04/04(土) 00:21:47
http://www.sankei.com/region/news/150403/rgn1504030085-n1.html
2015.4.3 07:04
【キラリ甲信越】
「どきどきリニア館」開館1周年 “夢の超特急”身近に

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 山梨リニア実験線を時速約500キロで走行するリニアモーターカーを間近で見られる県立リニア見学センターの「どきどきリニア館」が今月、開館1周年を迎える。初年度の入館者数は当初見込みの2・6倍となる26万人を記録した。平成39年開業予定のリニア中央新幹線(東京・品川-名古屋)が昨年に着工し、今年から工事が本格化。“夢の超特急”が現実味を帯びる中、ますます人気を集めそうだ。(頼永博朗)

 ◆屋外テラスで歓声

 「速い!」「すごい!」。営業仕様のリニア車両「L0(エルゼロ)」が、「どきどきリニア館」脇の実験線を轟音(ごうおん)とともに時速約500キロで疾走するたびに、2階の屋外テラスでは見学者の歓声が上がる。

 施設は3階建て。1階には、平成15年に世界最速の時速581キロを記録した試験車両「MLX01-2」の実物車体が展示されている。絶好の記念撮影場所になっており、車内に入ることもできる。50年以上にわたるリニア開発の歴史を紹介する一角もある。

 2階には屋外テラスのほか、浮上走行を体験できる「ミニリニア」などがあり、超電導の仕組みを分かりやすく紹介するフロアとなっている。3階には、リニア開業後の山梨県の風景を想定した大型ジオラマや、映像と床の振動でリニアの疑似乗車を体験できるシアターがある。

 ◆今年度は30万人目標

 開館は昨年4月24日。リニアの普及啓発や観光振興を目的に、県が総工費約16億5千万円で建設した。1日当たりの入館者数は平均約800人で、約2500人を記録した日もある。富士山観光の立ち寄り団体客をはじめ、抽選で選ばれたリニア試乗者、リニア中央新幹線計画の沿線住民、海外からの視察客も訪れる。

 入館者の年齢層は全体の8割が大学生以上だという。大神田剛雄センター長は「特にシニア世代は、昭和39年の東海道新幹線開業と東京五輪開催を、12年後のリニア開業と5年後の東京五輪にダブらせ、懐かしさと未来への希望を抱いているようだ」と話す。

 子供向けのプログラムや資料の充実も図る。季節ごとのイベントで各種ワークショップを開くほか、修学旅行や校外学習の学校単位で来館する小中学生にリニアの技術やリニア中央新幹線計画を分かりやすく解説する冊子を配布している。

 旧館の「わくわくやまなし館」では関連グッズも販売。オリジナル商品を中心に人気だという。

 県は27年度の入館者数30万人を目指す。大神田センター長は「リニアへの注目度は一層、高まると予想される。多くの方に訪れてもらえるよう体験イベントや展示内容に工夫を凝らしたい」と話している。

                   ◇

【用語解説】山梨県立リニア見学センター

 「どきどきリニア館」の開館1周年記念イベントを24日に開催予定。リニア走行試験の予定日は同センターのホームページで確認できる。JR・富士急行大月駅との間で1日5往復の有料バスを運行。「どきどきリニア館」は入館料が必要、「わくわくやまなし館」は無料。山梨県都留市小形山2381、(電)0554・45・8121。

7713とはずがたり:2015/04/05(日) 18:12:38
JR北海道に新幹線は任せられないと思う。

青函トンネル、特急車両から火花 乗客が歩いて避難
http://www.asahi.com/articles/ASH4362LWH43IIPE01Z.html?iref=com_rnavi_arank_nr05
2015年4月4日00時32分

 3日午後5時15分ごろ、北海道と本州を結ぶJR津軽海峡線の青函トンネル(約54キロ)内で、函館発新青森行き特急「スーパー白鳥34号」(6両編成、定員345人)の車両から火花が出て、緊急停止した。乗客124人と乗員ら5人が乗っていた。乗客は列車を降り、乗員の誘導で停止位置から約1・2キロ函館側の旧竜飛(たっぴ)海底駅に歩いて避難した。青森地域広域事務組合によると、78歳と50代の女性計2人が体調不良で病院に救急車で運ばれた。

 JR北海道によると、車掌が異臭に気づいて窓の外を見たところ、前から2両目の5号車床下のモーター付近から火花が出ているのを確認し、運転士に連絡して緊急停止した。火花が出続けたため、運転士が消火器で消し止めたという。車両は2002年製造。モーターに電気を送る配線の被膜が3本とも焦げており、モーターの回転数を制御する装置の異常で過電流が流れて膜が焦げ、発煙した可能性が高い、という。

 乗客は午後5時40分ごろから降車し、旧竜飛海底駅の避難場所に到着。午後7時35分ごろからケーブルカーで地上に避難し、バスで青森市に向かった。5号車に乗っていたという乗客の男性は取材に「車内に白い煙が充満し、むせるぐらいだった」と話した。父親と旅行で青森に向かう途中だったという北海道八雲町の中学3年の女子生徒(14)は「(5号車内で)白い霧のような煙が出てきた。列車から出て、暗いトンネルの中を30分以上歩いた。海の下なので、出られるのかなと不安に思った」と話した。1988年の青函トンネル開業以来、乗客がトンネルから避難したのは初めてという。

 津軽海峡線は同日、木古内―津軽今別間で上下線とも運転を見合わせ、特急や急行の計9本の運休が決まった。

 JR北海道では2011年5月27日夜、北海道占冠(しむかっぷ)村の石勝線のトンネル内で釧路発札幌行き特急「スーパーおおぞら14号」が脱線して炎上。乗客・乗員252人のうち、煙を吸うなどして79人がけがをした。

7714荷主研究者:2015/04/05(日) 20:35:57

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20150321_3
2015/03/21 岩手日報
11往復以上に増便検討 三鉄、宮古-釜石で運行方針
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 三陸鉄道(宮古市、望月正彦社長)は20日、盛岡市内で取締役会を開き、JR山田線宮古―釜石間(55・4キロ)の経営移管に伴う運行方針を承認した。方針によると、同区間の運行本数は震災前の1日10往復から11往復以上への増便を検討。地域住民の生活圏に合わせた運行区間を設定することや、山田線盛岡―宮古間、釜石線、八戸線との相互乗り入れについてJR東日本と協議する。

 宮古―釜石間は7日に復旧工事に着手。全線復旧へ向けたスケジュールは未定だが、移管後の運営効率化と沿線の利便性向上を前提に、三鉄として方向性を示した。

 全線開通後は北リアス線久慈駅(久慈市)から南リアス線盛駅(大船渡市)まで直通運転を実施。運行区間は、例えば山田―久慈間など、利用者の生活圏を考慮し設定する。

 JR路線との乗り入れはこれまでも実績があり、今後JR側と運行形態や時期について協議する方針。運賃は利用者の意向を確認しながら、南北リアス線を含め全面的な見直しを進める。

7715荷主研究者:2015/04/05(日) 20:50:21

http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/entame/railway/20150316-OYS1T50050.html
2015年03月15日 読売新聞
新型車両227系、岩国駅を出発

新型車両に発車の合図を送る柳沢さん(中央)とはぁすちゃん

 14日のダイヤ改正に合わせ、JR西日本が広島地区の山陽線と呉線に導入した新型車両「227系」の出発式が同日、岩国市のJR岩国駅で行われた。ホームには朝から市民や鉄道ファンらが訪れ、一斉にカメラを向けていた。

 ステンレス製のシルバーの車体に赤のラインが入ったデザイン。ホームからの転落を防ぐために連結部分に取り付けられた赤色のホロが翼のように見えることから、愛称は「Red Wing(レッドウィング)」。1両約1億5000万円で、山陽線では当面、主に糸崎(広島県三原市)―岩国間で1日11往復を運行する。

 出発式では、福田良彦市長やJR西日本広島支社の磯貝太郎副支社長らがテープカット。午前8時37分、ミス岩国の柳沢美咲さん(22)と岩国れんこんPRキャラクター「はぁすちゃん」の出発の合図とともに、5両編成の列車が白市(同県東広島市)に向けて出発した。

 磯貝副支社長は「安全性や快適性が向上した。観光や通勤通学の利用者を増やすことで地域活性化に貢献していきたい」と語った。

2015年03月15日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

7716荷主研究者:2015/04/05(日) 20:51:10

http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/entame/railway/20150317-OYS1T50032.html
2015年03月17日 読売新聞
福岡市地下鉄・西鉄・JR九州、運行情報相互提供へ

市営地下鉄の天神駅に設置された運行情報表示用のモニター

 福岡市、西日本鉄道、JR九州は、それぞれが運営する鉄道の駅などで、3者の公共交通の運行情報を相互に提供するサービスに乗り出す。市営地下鉄が16日、各駅にモニターを設置して情報の表示をスタート。西鉄とJRも4月1日から情報提供を始める予定だ。

 地下鉄では、35駅の改札口計42か所に縦58センチ、横104センチのモニターが設置された。地下鉄の路線図に列車の位置を示すほか、JRの在来線や九州新幹線、西鉄の電車や高速バス、市営渡船について、「通常運行」「遅延」などの情報を表示している。

 西鉄は福岡(天神)、薬院の両駅と天神高速バスターミナルに、JRは博多、小倉、千早、南福岡、天拝山の各駅にそれぞれモニターを設置し、地下鉄と同様、3者の運行情報を提供して、乗り継ぎ客らの利便性を高めていきたい考えだ。

2015年03月17日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

7717荷主研究者:2015/04/05(日) 20:51:39

http://www.sankeibiz.jp/gallery/news/150322/gll1503220700001-n1.htm
2015.3.22 07:00 Fuji Sankei Business i.
焦りと不安、北陸新幹線に悩む関西経済界 人やモノが東京へ流れていく…

 北陸をつなぎ留めろ-。14日に延伸開業した北陸新幹線が、関西経済界の悩みの種となっている。「関西経済圏」の一角とされた北陸だが、新幹線と共に人やモノが東京へ流れ「首都圏経済に組み込まれるのでは」との不安が高まっているからだ。新幹線の大阪延伸が見通せないなか、関西の焦りは募る一方。北陸経由での外国人観光客の呼び込みなど、つなぎ留めへ必死にネジを巻く。

■「金沢が東京圏に」

 もともと関西と北陸は製造業を中心に結び付きが強く、繊維産業などが北陸に主要製造拠点を構える。人口移動でも北陸から関西へは千人近い流入超だ。

 だが、北陸新幹線の開業で、金沢までの所要時間は東京、大阪ともほぼ同じ。富山までは東京からの方が約1時間早くなる。「金沢市が東京圏に入る」。大阪商工会議所の佐藤茂雄会頭は不安を隠さない。関西財界には「北陸の学生が東京に進学、就職するケースが増えるのでは」(関西経済同友会・村尾和俊代表幹事)と気をもむ声が強い。

 北陸の自治体関係者の視線も東京に向いている。「子供のころ、関西と首都圏の影響力は6対4だったが、今は首都圏の方が大きい」。2月上旬、富山市で開かれた「関西・北陸交流会」で石井隆一富山県知事は述べた。石川県は関東からの観光客を今年に倍増させる目標を設け、関東でのPRを強化する。関東との企業間取引も活発化させる考えで、同県の担当者は「肥沃な市場がある首都圏が重点ターゲット。関西はあまり意識していない」とつれない態度だ。

■観光資源を活用

 関西も手をこまねいていたわけではない。JR西日本は平成25年から北陸、関西の経済団体や自治体関係者などを招いて同交流会を開き、両地域の連携強化に取り組んできた。だが、北陸新幹線という「強敵」が出現した今、ただ連携強化を唱えてもじり貧は免れない。りそな総合研究所の荒木秀之主席研究員は「地域間で人や物の交流がしぼむと、経済圏としての一体感がなくなってしまう。観光促進など何らかの仕掛けが必要」と話す。

 関西が局面打開の一手と期するのが、増え続ける訪日外国人に人気の京都・奈良や大阪といった観光資源の活用だ。関西経済連合会は北陸経済連合会と共同で、中国からの観光客誘致を本格化させる。富山から入国して北陸を回り、その後京都、大阪を訪れ関西国際空港から帰国する、などのモデルルートづくりに取り組み、訪日客にアピールするのだ。大和総研の米川誠主任コンサルタントは「魅力的な観光ルートを確立できれば好影響が出る」と指摘している。

 北陸の関西離れを看過すれば、ただでさえ地盤沈下気味の関西経済には大きな痛手となるだけに、関係者も巻き返しに懸命だ。

7718とはずがたり:2015/04/06(月) 14:13:18

<東京メトロ>ブレーキ時に発電 駅への電気供給に
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20150405k0000e040168000c.html
毎日新聞2015年4月5日(日)14:20

 電車がブレーキをかけた時に、車輪の回ろうとする力を利用して発電し、駅の照明や空調などに使う「駅補助電源装置」の導入が進みつつある。東京メトロ(台東区)は昨年6月、国内で初めて東西線妙典駅に装置を設置し、3月下旬から東陽町駅など7駅にも導入した。計8駅で年間約175万キロワット時の省エネ効果を見込んでいる。【戸上文恵】

 車輪を回すモーターは、減速する時は逆に自転車のダイナモ(発電機)のように車輪の回転によって回され、発電できる。その電気を架線に戻し、近くを走る電車に供給する省エネ技術が開発され、東京メトロ(当時の営団地下鉄)は1971年、千代田線の車両に導入した。

 駅補助電源装置はこの技術を応用し、発生した直流電力を他の電車だけでなく、駅でも使える交流電力に変換する。装置1基の導入で1日約600キロワット時の電力を駅の電源として使える。これは一般家庭約60軒分の消費電力に相当するという。装置は高さと幅が各約2メートル、奥行き約1メートル。妙典駅ではホーム近くの線路脇に置かれ、電車がブレーキをかけるたびに生じる電気を、駅のエスカレーターやエレベーターを動かすモーターに供給しているという。

 同社によると、地下鉄は地上に比べて多くの照明などが必要で、消費電力も多くなることから、省エネルギー化に長年取り組んできたという。同社電力課は「ブレーキの際に発生する電気はこれまで、別の電車が近くを走っていなければ使えなかった。それでは『もったいない』ということで、駅に供給する装置の導入を決めた」と話している。

7719チバQ:2015/04/06(月) 21:35:14
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20150406/CK2015040602000023.html
新幹線の福井先行開業は可能か えち鉄高架化もネック
新幹線の高架にえちぜん鉄道が乗り入れるため、仮線工事が進む現場。福井先行開業に向けた課題の一つでもある=福井市日之出5で
写真
 与党が今夏までに可否の判断を示す北陸新幹線金沢-福井間の2020年度先行開業。九頭竜川、手取川の架橋工事をはじめ、ハードルは高い。福井駅周辺で進むえちぜん鉄道の高架化事業との調整もその一つ。本当に先行開業は可能なのか。

◆工程に余裕なく期待できず

 三月十九日に与党が東京で開いた先行開業の可能性を探る検討委員会。県が配った資料には、えち鉄高架化と新幹線事業の工程表とともに、こんな一文が記されていた。

 「新幹線高架橋工事の一八年十月着工と四年半での完了は、埋蔵文化財調査の前倒し完了と工事の急速施工が前提」

 どういうことか。「(金沢-敦賀間の)三年前倒しは頑張ればいける。ただ、決して余裕があるわけではなく、ギリギリの工程ということです」。県都市計画課の小川俊昭課長が解説した。

 現在、地上を走るえち鉄は九月から既に完成している新幹線の高架八百メートルを含む新幹線用地で仮線運行を始める。三年間で福井駅から福井口駅付近まで約三キロの高架橋工事や信号などの設備工事、検査を終え、一八年十月に高架運行を始める予定だ。

 「えち鉄が走るすぐ横の狭いところで工事をしないといけないので制約がある」と小川課長。同様に三・三キロを高架化したJR北陸線の場合は着工から開業まで約五年かかっており、工期短縮は難しいという。

 そうなると、新幹線高架橋の未完成部分に着工するのは一八年十月以降。設備工事に加え、試運転も必要となる。太田昭宏国交相は三月二十日の会見で「冬に二回走行実験をしたい」と発言。二〇年度に開業するには一八年度には工事を終えなければならない。

 そもそも橋やトンネル以外の工事では用地買収が大前提。県は用地取得に全力で取り組む姿勢を示し、職員を大幅に増やすが、福井市の担当者は「相手がいることだから、早くしたくても簡単にはいかない」と明かす。

 先行開業の議論に結論が出ていない現段階で県が目指すのはあくまで二三年春の敦賀延伸だが、それでも「ギリギリ」。工事を担う鉄道・運輸機構も「個別の工区における具体的な検討には至っていない」と慎重な姿勢を示す。

 三月二十日の会見で可否を問われた太田国交相はこう答えている。「言われたことは全力でやるというのが行政側の姿勢。まず決まった三年短縮を成し遂げなくてはならない」。現実的には極めて難しい福井先行開業。過剰な期待はせず、冷静に見守る必要がありそうだ。

(高橋雅人)

7720とはずがたり:2015/04/08(水) 11:29:39
この際,静内から先は廃止した方が良い気もするが事故現場は静内より手前かー。

JR日高線「まず再開を」 運休から3カ月、各町長が訴え
http://news.goo.ne.jp/article/hokkaido/region/hokkaido-201504071692.html
北海道新聞2015年4月7日(火)14:24

 荒天と高波による線路脇の土砂流出で、1月7日にJR日高線の鵡川―様似間116キロが、運休または部分運休となって3カ月。北海道新聞は、同線沿線をはじめ関係自治体から、地域への影響や鉄路の今後について考え方を聞いた。通学・通院利用者の影響や、間もなく本格化する観光への打撃の懸念に加え、「応急措置で、まず運行再開を」と求める声が強まっている。

■進路に影響も

 各自治体が強調するのは通学への影響。「苫小牧の高校へ通う生徒を鵡川駅まで毎日送り届けている人もいるようだ。このままでは中学生の進路選択にも影響が出かねない」(小竹国昭・新冠町長)との声がある。

 池田拓・浦河町長は「地元にない診療科目で、苫小牧への通院が大変不便になっている」と指摘。車を運転できない高校生や高齢者ら交通弱者へのしわ寄せが続く、と焦燥感を強めている。

 岩本溥叙・えりも町長は「29日の『えりもうに祭り』にどう影響するか。襟裳岬への客足も減るだろう」と話し、運休の長期化が、観光を通じて地域経済全体に影を落としかけていると心配する。

 一方で「町民から町への苦情はない」(竹中喜之・むかわ町長)という自治体も。坂下一幸・様似町長は「町民は、なんとか運休に対応できているのかもしれない」との認識だ。

JR北海道、日高本線の運転見合わせ続く - 一部区間の代行バス、4/1から増便
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/mycom_1160769.html
マイナビニュース2015年4月1日(水)21:03

JR北海道は4月1日から、現在終日運転見合せとしている日高本線鵡川〜様似間の代行バスを1本増便した。静内駅19時30分発鵡川行の上り便を増便し、これにより鵡川〜静内間は4月1日以降、下り4本・上り6本の体制となる。

日高本線は今年1月に発生した高波の影響による盛土流出により、大半の区間が運転見合わせとなり、復旧のめどは立っていない。バスによる代行輸送は5月31日までの運行計画が発表済みで、今回の増便分も当面は5月31日までの運行となる。日高本線の運転見合わせ区間ではその他、静内〜様似間で1日4往復のバス代行輸送が行われている。

7721チバQ:2015/04/08(水) 22:03:48
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150407-OYT1T50118.html
羽田新線の暫定開業、五輪に間に合わない可能性
2015年04月07日 18時34分
 JR東日本が2020年東京五輪・パラリンピックの前を目指している東京都心と羽田空港を結ぶ新線の暫定開業が、事業費の負担を巡る調整に手間取り、五輪に間に合わない可能性が出てきた。


 冨田哲郎社長は7日の記者会見で、「暫定開業の実現可能性を検討している」と述べ、これまでの姿勢を後退させた。

 JR東は14年8月、東京駅、新宿駅、新木場駅から羽田空港への所要時間を半分程度に短縮する新線構想を発表した。新木場ルートについては五輪前の暫定開業を目指す方針を示したが、事業費3200億円の負担を巡って国や東京都などとの調整が進んでいない。

7722チバQ:2015/04/08(水) 22:57:43
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20150408/CK2015040802000018.html?ref=rank
兵庫知事「米原なんかではだめ」 北陸新幹線ルート
 関西広域連合長の井戸敏三・兵庫県知事が七日、福井市内で演説し、北陸新幹線敦賀以西ルートについて「米原なんかではだめ。この点は戻ったら関西の各県と相談したい」と述べた。これまで米原ルートを支持してきた同連合のトップの発言だけに今後の議論に影響を及ぼしそうだ。

 井戸知事は三月十四日の金沢開業時の様子を視察したことを説明し「早く関西と将来的にはつなぎたい」とも強調した。敦賀以西のルート案には「米原ルート」のほか、小浜を経由して京都、大阪へ至る「若狭ルート」、湖西線に沿って東海道新幹線と合流する「湖西ルート」がある。関西広域連合は二〇一三年度、敦賀以西ルートについては費用対効果の面などで敦賀から米原(滋賀県)で東海道新幹線とつなぐ「米原ルート」が最も優位として国へも提案した経緯がある。

 ほかの沿線自治体内からも「米原ルート」を推す声がある中で、福井県内の政界、経済界からは閣議決定された「若狭ルート」の実現を求める意見が大きい。

 (桂知之)

7723チバQ:2015/04/08(水) 23:00:40
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201504/2015040700769&g=eco
最上級車両「予想超えた」=北陸新幹線の乗車率-JR東日本


 JR東日本は7日、3月14日に延伸開業した北陸新幹線の同月の乗車率(高崎-軽井沢間)を発表した。話題を呼んだ最上級車両「グランクラス」は77%に上り、冨田哲郎社長は記者会見で「予想を超えた」と語った。

 全座席の乗車率は、停車駅の少ない「かがやき」が63%、停車駅の多い「はくたか」が71%。長野止まりの「あさま」は53%で、冨田社長によれば「予想通りだった」という。(2015/04/07-19:52)

7724とはずがたり:2015/04/09(木) 00:28:41

発車したウィラーの鉄道 地方公共交通の衰退を阻止できるか?
乗りものニュース 2015年4月2日 17時53分 (2015年4月9日 00時05分 更新
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20150402/Trafficnews_39213.html

「利用者が特殊」な北近畿タンゴ鉄道
 いわば国鉄が経営難で手放した路線を引き受ける形で誕生した北近畿タンゴ鉄道は、新型車両を導入するなどサービスの改善を図りました。それが功を奏したのか、開業後しばらくは利用者が増え続け、1993(平成5)年度には利用者の総数が約303万人に達しています。ただし利用者の「構成」は、ほかのローカル線とは異なる傾向が見られました。
 1993年度における利用者の割合は、定期券の利用者(定期客)が54.4%で、定期券以外のきっぷを使った利用者(定期外客)が45.6%。ほかのローカル線に比べて、定期外客が大きなウエイトを占めていました。京都・大阪方面から直通する特急列車が運転されていること、そして天橋立という有名観光地が沿線にあることから、定期券を使わないビジネス客や観光客の利用が多いということなのでしょう。2011年には定期客が46.9%、定期外客が53.1%になり、その傾向がさらに強まっています。
 旅客運輸収入の推移を見ると、その傾向がさらに分かりやすいです。収入がピークを迎えた1996(平成8)年度は定期客が10.1%、定期外客が89.1%の割合で、定期外客からの収入が圧倒的に多くなっています。定期外客は定期券より割高な乗車券で鉄道を利用し、特急券や指定席券など、乗車券とは別に料金券を購入することも多いため、ひとりあたりの「単価」が大きいのです。

奪われてしまった定期外客
 定期外客の大きな収入に支えられてきた北近畿タンゴ鉄道ですが、1994年度以降は利用者が減り続け、2011年度には約194万人、ピーク時から36%も減ってしまいました。当然ながら収入も減少しており、旅客運輸収入は1996年度のピークが15億2800万円だったのに対し、2011年度は43%減の8億8500万円になっています。
 北近畿タンゴ鉄道も全国各地のローカル線と同様、過疎化や少子高齢化により定期客が減少しているうえ、同鉄道の収入において大きな割合を占めていた定期外客も減ってしまったからです。
 京都市と宮津市を結ぶ京都縦貫自動車道や、兵庫南部と舞鶴、敦賀を結ぶ舞鶴若狭自動車道などの整備が進んだため、ビジネス客や観光客が鉄道から道路に移ってしまいました。そして既に述べたように、定期外客は定期客に比べて「単価」が大きいため、北近畿タンゴ鉄道の収入は利用者数の減少以上に大きく悪化してしまった、というわけです。

7725チバQ:2015/04/09(木) 22:18:13
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0120450.html
北海道新幹線、新函館北斗駅からの乗り継ぎ課題 道商連など意見交換
04/07 07:00、04/07 17:19 更新


 来年3月の北海道新幹線開業に向け、発着駅の新函館北斗駅から道内各地へ向かう交通手段が課題として浮上する。道新幹線は1日10往復以上が走る見込みで、現状では札幌行きの特急列車の本数が足りない上、函館行きのアクセス列車の混雑も予想される。開業の成功には、道やJR北海道などが円滑な乗り継ぎ環境を整備する必要がある。 

 現在、函館と青森を結ぶ特急「スーパー白鳥」「白鳥」は1日計10往復走る。JRは、道新幹線でこれを上回る本数を走らせ、本州との輸送力の増強を図る。問題は在来線への乗り継ぎだ。

7726とはずがたり:2015/04/12(日) 16:36:48

山手線・京浜東北根岸線 約9時間ぶりに全線で運転再開
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150412-00000007-rescuenow-soci
レスキューナウニュース 4月12日(日)15時50分配信

秋葉原〜神田駅間の線路内で架線を支える柱が倒れたため、山手線・池袋〜東京〜田町駅間と京浜東北根岸線・東十条〜品川駅間は運転を見合わせていましたが、京浜東北根岸線は15:30頃、山手線は15:48頃にそれぞれ運転を再開しました。これにより山手線と京浜東北根岸線は約9時間ぶりに全線での運転再開となります。なお、両線ともダイヤが大幅に乱れています。

■ダイヤ乱れ
山手線、京浜東北根岸線

レスキューナウ

最終更新:4月12日(日)15時50分

レスキューナウニュース

7727とはずがたり:2015/04/12(日) 20:37:31

倒れた鉄柱「2日前に傾いていた」 処置を先送りに
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20150412-00000023-ann-soci
テレビ朝日系(ANN) 4月12日(日)17時32分配信
 なぜ柱が倒れたのか、現場近くから報告です。

 (社会部・杉原啓太記者報告)
 JR東日本の会見で、倒れた柱は山手線の線路に接触していたことが明らかになりました。今回、京浜東北線の運転士が倒れた柱を発見しましたが、そのままであれば山手線に接触し、脱線などの大きな事故につながっていた可能性もあったということです。JR東日本は12日午後4時すぎから会見を開き、倒れた鉄柱が2日前に傾いていたことを把握していたことを明らかにしました。しかし、すぐには対処せずに、13日以降の対応に先延ばししていたということです。「倒れた前例もなく、大事にはならないだろう」などとして、応急処置を行っていませんでした。倒れた柱は2本で1組で、1本の長さは約7m、直径は20cmほどの鋼鉄製だということです。また、11日の夜にも運転士から「柱が傾いている」と連絡があったものの、誰も現地確認などをせずに、始発列車を走らせていたことが分かりました。事故を防ぐ可能性は10日と11日、少なくとも2度ありましたが、前例がないことなどから柱が倒れることはないと判断していたということです。さらに、運転士が気付かなければ、大きな事故になっていた可能性もあったということです。JR東日本は今後、引き続き詳しく調査を続ける方針です。

最終更新:4月12日(日)17時32分

テレ朝 news

7728チバQ:2015/04/12(日) 20:51:15
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150412-00066078-toyo-bus_all&p=1
JR北海道、青函トンネル事故に見えた教訓
東洋経済オンライン 4月12日(日)6時0分配信
 北海道と青森を結ぶ青函トンネル内で走行中の特急列車から煙が発生するというトラブルが4月3日に発生した。幸い、124人の乗客にケガはなかった。

【詳細画像または表】

 2011年に石勝線で起きた脱線火災事故以来、一向にトラブルが減らないJR北海道で、またもや発生した不祥事。煙が発生した原因については現在社内で調査を進めているが、それ以上にトンネル内の避難対応をどう行うかという問題があらためて浮き彫りとなった。

■ 開業27年で顕在化したリスク

 海面下240メートルを走る青函トンネルの全長は53.85キロメートル。山手線(全長34.5キロメートル)を1周半するよりも長く、道路・鉄道用の海底トンネルとしては世界最長だ。トンネルの所有者は鉄道・運輸機構で、JR北海道が管理を行っている。

 1988年の開業から27年。寝台特急「北斗星」「トワイライトエクスプレス」から貨物列車に至るまで、青函トンネルは旅客と物流の大動脈として機能してきた。これまで目立ったトラブルはなかったが、今回のような事故発生リスクはつねに懸念されてきた。来年3月の北海道新幹線開業を前に、リスクがついに顕在化したことになる。

 むろん、JR北海道も以前からリスク対策を講じている。青函トンネルには安全対策用の施設が2カ所設置されている。青森側の竜飛海底駅、北海道側の吉岡海底駅だ。これらは、2014年までに駅としての役割は終え、現在は避難設備の機能を持つ「竜飛定点」「吉岡定点」として活用されている。ここにはベンチ、トイレが設置されているほか、防寒シート、飲料水なども配備されている。

 定点から地上に向かう斜坑には、ケーブルカーが設置されている。階段もあるが1317段。階段の長さで有名な香川県の金刀比羅宮(1368段)とほぼ同じだ。階段を上って地上に出るのは容易ではない。

 また、青函トンネル内には、火災検知装置が上り下り併せ8カ所、煙検知装置が5カ所、地震計が8カ所設置されている。海底トンネルということもあり、異常出水を監視する装置も設置している。

■ 地上に到着できたのは5時間後

 それでは、今回の事故発生以降、どのような動きが取られたのか。

 JR北海道によれば、特急「スーパー白鳥34号」の車掌が車両から火花が出ているのを発見したのは17時15分。竜飛定点から1.2キロメートル離れた場所で緊急停車し、発煙部分の消火を実施した。竜飛定点付近に設置されている火災検知器は車両の発熱は感知したものの、低温だったため火災との判断には至らなかったという。

 17時37分から乗客の避難を開始し、列車から竜飛定点に徒歩で移動した。乗客は線路上ではなく、線路から離れた避難ルートを歩いたため、乗客の避難走行距離は2.4キロメートルだった。

 18時20分にすべての乗客が竜飛定点に到着し、地上への出発に向けて待機した。その後、ケーブルカーに乗車して地上に向かったが、ケーブルカーの乗車定員が少なく、ピストン輸送を余儀なくされた。すべての乗客が地上に到着したのは、トラブル発生から5時間以上が経過した22時59分だった。

 この状況を見てみると、トラブル発生から当座の避難施設である竜飛定点への到着まで1時間05分しかかかっていない。むしろ、長時間を要したのは、竜飛定点に到着してから地上に出るまでのプロセスだ。

 JR北海道は「避難誘導のマニュアルどおり行動した」としている。同社のマニュアルには「トンネル内走行中に火災を発見した場合には、火勢、部位にかかわらず運転を継続し、トンネル、橋梁を避けて安全な場所に停車する」と記されている。JR東海など、ほかのJRも同様だ。

 しかし、そうはいっても、世界一長い海底トンネルである。停止位置からトンネルの出口までは12キロメートルも残っており、停まらずにトンネルを抜けるには5分程度かかる。その意味では、今回のトンネル内停車はやむを得ない判断だったといえる。

7729チバQ:2015/04/12(日) 20:51:30
 JR北海道のマニュアルには「車内に煙が充満するなど生命身体の危険が生じた場合は、列車外への避難を実施する」との規定がある。車外への避難はまさにマニュアルどおりの手順であり、実際に事なきを得た。

 今回は竜飛定点からあまり離れていなかったため、徒歩での移動となった。それでも距離にして2.4キロメートルある。青函トンネル53キロメートルの全長において、定点は2カ所しかない。もし、定点からずっと離れた場所で停止したら、最悪の場合、乗客はトンネル内を10キロメートル以上も歩いて避難することになる。

 あくまで状況次第だが、乗客は車外に避難せず、煙が出た車両から離れた車両に移動して待機するという選択肢もある。たとえば東海道新幹線の車両には、炎や煙を遮断する防火扉が設置されている。火災の鎮火を待って別の列車に牽引してもらって、あるいは救援列車に乗り換えてトンネル出口に向かばよい。

■ トンネル内事故のリスクとどう向き合うか

 ほかのトンネルはどうか。新幹線が走る長大トンネルの場合は、工事作業などに使う斜坑が避難用通路として活用されることが想定される。青函トンネルと同じく海底を通る山陽新幹線の新関門トンネル(全長18.7キロメートル)は「7カ所の斜坑があり、状況に応じて避難誘導に使う可能性はある」(JR西日本)という。

 そうはいっても、斜坑はあくまで作業用のトンネル。勾配もきつい。暗いトンネル内で転んだら、負傷する可能性もある。現在建設中のリニア中央新幹線では、大深度長大トンネル内で停止を余儀なくされた場合、停止位置から最寄りの駅または立坑まで2〜5キロメートル歩いて移動することを想定している。

 近年、JR各社では、トンネル内でのトラブルを想定した避難訓練も始めている。JR東日本とJR西日本は、北陸新幹線開業の前に飯山トンネル(全長22.2キロメートル)で救援列車に乗り移る訓練を行った。JR東海も、トンネル内で緊急停車した列車から降りてトンネル出口まで歩行する訓練を繰り返し行っている。

 ただ、それは子供やお年寄りといった多様な乗客を想定したものではなく、健脚のJR職員が乗客役を演じているにすぎない。トンネル内を歩く距離もせいぜい数百メートルだ。暗いトンネル内でいろいろなタイプの乗客が長い距離を歩くことによって生じる危険性は、こうした訓練で考慮してもよい。

 今年3月には北陸新幹線が金沢まで延伸し、来年3月には北海道新幹線がいよいよ開業する。長大トンネルへの依存度は増すばかりだ。JR各社は事故を起こさない安全面での対策はもちろんだが、万一の際の避難方法についてもさまざまなシミュレーションを行うべきだ。

大坂 直樹

7730チバQ:2015/04/12(日) 20:52:07
>>7726-7727
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150412-00000518-san-soci
山手線も全線で運転再開 運行本数は終日50%程度 JR東
産経新聞 4月12日(日)16時5分配信
 JR山手線神田-秋葉原駅間で12日早朝に架線の支柱が倒れた影響で、大半の区間で運転を見合わせていた山手線について、JR東日本は同日午後3時48分に全線で運転を再開した。

 一部区間で運転を見合わせていた京浜東北線については、午後3時半に運転を再開している。

 ただ、一部区間は山手線の車両が京浜東北線の線路を使用するため、両路線は終日50%程度の運行本数になる見込み。

7731チバQ:2015/04/15(水) 22:08:15
http://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/news/20150414-OYTNT50233.html
新幹線効果、2駅明暗 延伸1か月
2015年04月15日

 北陸新幹線の金沢延伸開業から14日で1か月がたった。県内での延伸区間のうち、善光寺の御開帳が始まった長野市では観光客の増加に沸く一方、新駅の利用者が目標を下回った飯山市は延伸効果が見えにくい。春の大型連休を控え、沿線の各自治体や関係者は観光誘客に知恵を絞っている。

 5日に始まった長野市の善光寺御開帳。善光寺事務局によると、5日は、前回2009年比で17%増の10万5000人が参拝。首都圏はもちろん、北陸や海外からの観光客が増えているといい、加藤久雄市長は13日、「前回以上ににぎわっている」と、延伸効果が表れていると強調した。

 19日には長野市の春の風物詩となっている「長野マラソン」がある。同マラソンのエントリーセンターによると、石川、富山など北陸地域からの参加者が増えており、過去最多だった前年とほぼ同じ1万905人がエントリーするという。

 長野駅ビルと直結する「ホテルメトロポリタン長野」も延伸効果に沸く。3〜4月の宿泊数が前年同期比約13%増で、北陸3県からの宿泊客数に限ると約30%増といい、担当者は「延伸と御開帳効果がダブルで出ている」と話す。

 加藤市長は「5か国語の案内標識を設け、街中のトイレも増やした」と説明しており、大型連休を前に受け入れ態勢の整備が進んでいるとの認識を示す。

 一方、県内で唯一の新設駅の飯山駅は苦戦中だ。

 JR東日本長野支社によると、3月14日〜31日の駅利用客数は1日平均約600人で、市などが掲げる目標(1300人)の半分以下にとどまる。観光関係者からは「長野市や金沢市ばかりが注目され、飯山の魅力を十分にPRできていない」との声も漏れる。

 ただ、飯山駅の観光案内所「観光交流センター」のこの1か月間の利用客は9829人と、在来線時代の前年4月(719人)を大きく上回る。5月の連休中には「いいやま菜の花まつり」がある。飯山市は周辺観光への関心は高まっているとして、周辺市町村とつくる「信越自然郷」を前面に出して誘客に努める。

2015年04月15日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

7732チバQ:2015/04/15(水) 22:48:26
http://www.sankei.com/west/news/150415/wst1504150031-n1.html
2015.4.15 11:55

北陸新幹線延伸1カ月 好調の裏に問題も 分からない、混雑…





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北口からは新幹線に乗れないことを知らせる富山駅の張り紙
 北陸新幹線の金沢への延伸開業から、14日で1カ月を迎えた。客足は順調で、5月の大型連休には混雑が予想され、既に指定席の予約が満席の便も出ているが、一方で、急激な人の集まりに対応し切れていない施設や町の問題点も浮かび上がってきた。

 新たな問題点として浮かび上がってきたのは、施設やサービスの使いづらさ、予想以上に多い利用者による混雑など。大型連休には観光シーズンが本格化するため、関係者は対応に大わらわだ。

 新幹線定期券は、上越妙高駅をまたいで購入できない。JR東日本と西日本の管轄が駅を境に分かれるからだ。両社は「在来線特急定期券の利用実績から、エリアをまたぐ需要は多くないと判断した」と説明する。だが、沿線各地は新幹線通勤も念頭に企業進出を呼び掛けており、今後要望が強まる可能性はある。

 富山駅では、新幹線を降りると駅北口に直接出られない問題が判明した。駅の並行在来線部分が第三セクター「あいの風とやま鉄道」に移行し、JR乗車券では通り抜けられなくなったためだ。南口に出て地下通路を経れば行けるが、「分かりにくい」と戸惑う利用客が数多く見られた。

 とやま鉄道ホームを全て高架化し地上階で南北に通り抜けられるようにする計画はあるが、完成は数年先。とやま鉄道は急きょ、新幹線乗客に無料の通行券を発行し、北口へ出られるよう対応すると決めた。

 とやま鉄道では運行を始めてすぐ、朝の通勤、通学時間帯に利用客が電車に乗り切れない事態が発生した。第三セクター移行に伴い、JR時代よりも1本当たりの車両数を減らしたのが原因だ。金沢市周辺の観光地を週末に周遊するバスも、観光客が増えて満員状態が続く。タクシー会社の中には、金沢駅で乗る利用客が対前年比で5割増えたところも。運転手からは「人手も不足し、対応しきれない」と悲鳴も上がる。

7733チバQ:2015/04/15(水) 22:49:46
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20150415175165.html
上越妙高発の早朝臨時便、利用低調
開業1カ月、浮かぶ課題

 上越地方と東京を直結する北陸新幹線が14日、開業1カ月となった。乗客数が好調に推移する一方で、ビジネス客らの利便性向上を目指した上越妙高(上越市)発長野行きの早朝臨時便の利用は伸び悩む。駅周辺では駐車場不足で週末を中心に路上に車があふれるなど課題も浮かび上がっている。

 JR西日本によると、開業から3月末までに上越妙高―糸魚川間を利用した乗客は上下線合わせ49万人。昨年同期の在来線特急と比べ利用実績は約2・8倍に上り、同社は「好調な滑り出し」としている。

 ただ、平日に運行する上越妙高発の上り午前6時36分発と午前7時51分発の臨時便「はくたか」は座席数の1割ほどの利用にとどまる。地元が求める速達型「かがやき」の停車実現につなげるには、臨時便も含めた利用率アップに向けた取り組みが急がれる。

 新幹線の利用客増には駅の利便性向上も求められる。週末には上越妙高駅周辺で路上駐車の列ができており、観光シーズン本番となる大型連休にはさらなる混雑も懸念される。

 上越妙高、糸魚川駅周辺の宿泊、飲食店では、観桜会などのイベント時を中心ににぎわうものの、駅から離れた地域では集客に変化が見られないところもある。開業効果を上越地域全体に広げるには、2次交通の整備などが課題となっている。

7734チバQ:2015/04/16(木) 22:21:59
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150416-OYT1T50058.html
北陸新幹線「素通り」の駅、変化のなさ嘆く声
2015年04月16日 13時29分
 北陸新幹線の長野―金沢間が3月14日に開業して1か月が経過した。


 上越妙高駅(新潟県上越市)は開業直後のイベント効果に続き、高田城百万人観桜会の花見客などでにぎわいを見せている。地元の観光関係者らは、春から夏にかけての行楽シーズンに今の勢いをつなげたい考えだ。

 JR東日本によると、13日までの1か月間の上越妙高駅の乗車人員は、1日平均1700人(団体客を除く)で、開業3日間が団体客を含めて2300人だったのに比べると減少したが、大きな落ち込みとはならなかった。

 対照的に、北陸新幹線で新潟県内にもう一つ設置された糸魚川駅(糸魚川市)の地元関係者からは「開業イベント以来、大きなにぎわいは見られない」と変化のなさを嘆く声が聞こえる。

 JR西日本が15日発表した、13日までの1か月間の上越妙高―糸魚川駅間の新幹線乗客数は、前年同期の特急はくたか・北越の実績に比べて約2・9倍の78万2000人に上った。

 糸魚川駅は、開業3日間の乗客数が1日平均600人と、JR西管内の北陸新幹線駅で最下位だった。同社はその後、駅ごとの乗客数を公表していないが、新幹線利用客の多くは同駅を降りずに素通りしていたというのが、地元関係者の一致した見方だ。

 米田徹市長は「観光地としては沿線で一番の後発」とする一方で、市中心部で新幹線で訪れる人のためにランチメニューを提供する飲食店が増えていると指摘。「市民の意識は変わりつつある」と変化の兆しに期待をかける。

 大きな観光イベントのない糸魚川市では、市民の需要掘り起こしや他県からの教育旅行で利用機会の増加を狙う。新幹線利用者が駅周辺の駐車場を4日間無料で使える制度の活用も、地元で働くビジネスマンらに売り込んでいる。

 日本修学旅行協会と協力し、3月下旬には新幹線を利用して首都圏の中学高校の校長らが糸魚川市を訪れる視察旅行も企画した。修学旅行に対する割引制度を求めてJRと話し合いも行う予定という。(藤本宏)

7735チバQ:2015/04/16(木) 22:22:27
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2015041402100018.html
2015年4月14日


北陸新幹線開業 富山 かがやけぬ影響も   
ラッシュ時の満員電車では、乗客を押し込む駅員の姿が見られたあいの風とやま鉄道=富山駅で
写真
 北陸と首都圏の“距離”を劇的に縮めた新幹線が開業して一カ月。駅周辺の交通問題や並行在来線のラッシュ、空の便の利用客減…。人の流れが大きく変わったことで、さまざまな課題や影響が見えてきた。(北陸新幹線取材班)

富山駅南口で渋滞

 富山駅では、北陸新幹線を降りた客が南口にしか出られないことが問題となっており、県や富山市の要望を受けたJR西日本は二十日から駅構内を南北に通り抜けできるようにする。

 県タクシー協会によると、新幹線開業前と比べ、南口からのタクシー出庫数は六割増えたものの、北口は三割強も減少。そのため、タクシーの出入りが増えた南口ロータリー前の交差点で渋滞が起きやすくなったという。

「あいの風」ラッシュ 

 県内のJR北陸線を引き継いだあいの風とやま鉄道では、朝の通勤通学ラッシュ時の混雑が続いている。開業直後は、あまりの混雑ぶりに乗客の一部が乗車できなかったこともあり、同鉄道は編成車両を増やして対応している。しかし、利用客からは「発車本数や編成車両をもっと増やして」との声が上がっている。

 乗客が乗り切れない事態が起きたのは、開業後初めての平日だった三月十六日の呉羽駅など。同鉄道によると、JR時代は最大六両編成だったが、同鉄道の所有車両は最大で四両編成。二両編成の列車がラッシュ時に走る時間帯もあり、混雑が生まれているとみられる。

 高岡市内の会社に通勤するため同鉄道を利用する富山市興南、会社員寺上楓さん(18)は「入学式のイベント時には混雑が悪化する。車両を増やすなどの改善をしてほしい」と話す。

 同鉄道は、開業から二度にわたって一部列車の編成車両を増やして混雑緩和に取り組んだほか、十四駅に社員二十五人を配置してできるだけ中に詰めるよう協力を呼びかけたり、比較的空いている車両に案内したりする対策を取っている。広報担当者は「限られた車両を最大限に活用している状態。利用状況を見て編成などを見直していきたい」としている。

 北陸新幹線の新高岡駅は、在来線の高岡駅と約一・五キロ離れているため、新幹線が到着する時間はタクシーが新高岡駅に集中し、高岡駅でタクシーが足りなくなる事態も出ている。

 金沢駅では、みどりの窓口から行列があふれ出すことがあり、金沢駅の辻昭夫駅長は「窓口、券売機の増設などの対策を検討している」と話す。

羽田便利用3割減

 富山空港では、羽田便が北陸新幹線と競合するため、開業日の三月十四日から三十一日までの搭乗者数が前年同時期と比べ約七割に減少。新幹線に対抗して運賃を引き下げたため、収入では前年の半分を切る厳しい状況という。観光需要で週末は健闘しているものの、平日のビジネス客の流出が目立つ。今後は東南アジアなどから、羽田経由での誘客に力を入れる。

 日本航空の小松-羽田便も、新幹線開業日の三月十四日から四月十二日までの利用客数が前年同期比で73%に減った。土、日曜日の週末の利用者の減少率が二割未満なのに対して、平日では三割を超えた。

    ■  ■

 一方、乗車時間の短縮で周遊性が向上しており、新たな観光コースの開発に力が入れられている。富山県南砺市五箇山の世界遺産・相倉合掌造り集落では、三月の観光客が前年同期比で二割アップ。観光窓口となる五箇山総合案内所への来訪(16%増)や電話での問い合わせ(32%増)も相次ぎ、担当者は「三月が忙しかったのは今年ぐらい」と振り返る。

 新幹線の二次交通として高岡市と五箇山を毎日五往復する「世界遺産バス」も、運行会社は「観光客の比率は上がっている」と実感する。一方で一日の平均乗車人数は約百四十人と開業前から大差はなく「大型連休に期待したいが、県外への一層の周知が必要だ」と課題も認識している。

7736チバQ:2015/04/16(木) 22:23:18
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0123683.html
北海道新幹線の「奥津軽いまべつ」停車増要望 青森・今別町長
04/15 16:30

 来年3月の北海道新幹線開業に合わせて奥津軽いまべつ駅が設置される青森県今別町の阿部義治町長が15日、札幌市中央区のJR北海道本社を訪れ、島田修社長と会談した。阿部町長は「奥津軽いまべつ駅に新幹線を上下各10本以上停車させてほしい」と要請した。

7737チバQ:2015/04/16(木) 22:23:49
http://www.yomiuri.co.jp/local/niigata/news/20150415-OYTNT50399.html
[北陸新幹線]上越妙高駅 にぎわいの春
2015年04月16日
上越妙高駅から高田公園まで行楽客を運ぶシャトルバス(14日)
上越妙高駅から高田公園まで行楽客を運ぶシャトルバス(14日)

 北陸新幹線の長野―金沢間が3月14日に開業して1か月が経過した。上越妙高駅(上越市)は開業直後のイベント効果に続き、高田城百万人観桜会の花見客などでにぎわいを見せている。地元の観光関係者らは、春から夏にかけての行楽シーズンに今の勢いをつなげたい考えだ。(藤本宏)

 JR東日本によると、13日までの1か月間の上越妙高駅の乗車人員は、1日平均1700人(団体客を除く)で、開業3日間が団体客を含めて2300人だったのに比べると減少したが、大きな落ち込みとはならなかった。

 長野駅は1か月間で1日平均7200人、飯山駅は同500人で、最速型「かがやき」が停車する長野駅には大きく水をあけられているものの、まずまずの滑り出しを見せている。

 ■シャトルバス満員

 堅調の理由は、3日に開幕した高田城百万人観桜会だ。上越観光コンベンション協会によると、上越妙高駅から観桜会の会場まで運行しているシャトルバスは11、12日、ほぼ満員状態が続き、この週末だけで計1500人が利用した。

 ほかにも、長野市の善光寺御開帳ごかいちょうとセットで回るバスツアー客や、第3セクター「えちごトキめき鉄道」(上越市)が運行する在来線を利用して高田駅まで訪れる乗客もいるという。乗客の流れは、2日間で8万5000人を集めた開業記念イベントから観桜会へと途切れることなくつながる形となった。

 上越妙高駅の改札口前にオープンした物産品販売所「SAKURAプラザ」で駅弁を売るホテルハイマート弁当部の宮本英雄さん(47)は、「特急の停車が減った直江津駅に代わり、上越妙高駅は主要な販売所になった」と話した。

 ■行事頼み脱却を

 一方で、九州新幹線の並行在来線を引き継いだ「肥薩おれんじ鉄道」で、2004年に社長として開業を経験している、えちごトキめき鉄道の嶋津忠裕社長(69)は「開業効果の後にまた来たいと思えるまちになれるかどうかが大切で、この1年が勝負」と冷静だ。市内の観光関係者も「イベント頼みでは、飽きられた時に客がどんと減ってしまう恐れがある」と気を引き締める。

 村山秀幸・上越市長は3月30日の記者会見で、新幹線を活用した観光や交流人口の拡大、市民生活の利便性向上について問われ、「観桜会のにぎわいを受け止め、単なるお祭りではなく、これをスタート地点として、しっかり対応する」と語った。

 駅前再開発が依然として進展を見ない中、乗降客数を拡大することは、将来の「かがやき」停車実現にも不可欠な要素だけに、地元関係者には魅力あるまちづくりに向けた、たゆみない努力が求められる。

2015年04月16日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

7738チバQ:2015/04/16(木) 22:24:37
http://www.sankei.com/west/news/150412/wst1504120023-n1.html
2015.4.12 11:38

悲願「北陸新幹線」より「空の便」?富山なぜ「首都圏へは航空機で」奨励

 北陸新幹線は、延伸開業(長野-金沢間)から間もなく1カ月を迎える。11日には安倍晋三首相が初めて乗車し、石川、福井両県に入った。ところが、東京まで最速2時間8分で結ばれた富山県と富山市が、職員の出張には航空機の利用を呼びかけていたことが分かった。整備計画決定から40年以上を経てようやく実現した延伸開業は北陸の悲願だったはず。そこにはある事情が関係していた。

ビッグチャンスと言ったのに…

 《首都圏方面の出張は、北陸新幹線よりも『特割』を活用した航空機を利用する方が経済的に利用できる場合がある》

 富山県の職員にこんな通達が出たのは、新幹線開業を2日後に控えた3月12日だった。石井隆一知事が年頭に「開業は県民の悲願。富山県にとって50年、100年に一度のビッグチャンス」と語っていたのとは対照的な内容だ。

 富山から東京までの北陸新幹線の運賃・特急料金は1万2730円(通常期指定席)。これに対し、富山-東京(羽田)間の航空運賃は、搭乗前日まで購入できる「特割」で1万700円(最安値)と2千円以上安い。県の人事担当者は「新幹線開業は待ち望んでいたが、それと出張旅費は別問題だ」と言い切る。自治体職員の出張旅費は条例に基づき「最も経済的な経路」で支払われるためだ。

運賃、時間との戦い

 全日本空輸(ANA)によると、富山-東京間の正規運賃は2万4600円。半値以下の特割運賃は「競合する北陸新幹線を横目に見ながら工夫した対抗運賃」(担当者)だという。

 ただ、空路の場合は富山駅前から富山空港までのバス代410円のほか、羽田空港の使用料290円、東京駅までの運賃(京浜急行とJR利用)580円も必要で、新幹線との差額は750円に縮まる。また、乗り換えを含めた所要時間も2時間45分前後と、新幹線より約30分〜約1時間余計にかかる。

 新幹線にも割引切符がある。クレジットカードを利用し、乗車前日の午後11時までにインターネットで予約すれば富山-東京間は1万1450円。会員登録が必要だが、特割利用の空路(バス代など含む)より530円安い。JR西日本の担当者は「東京23区内のどの駅で降りても富山から同じ料金。東京で切符を買い直す必要もない」とアピールする。

 3月4日に富山県と同様に通知した富山市の給与担当者は「新幹線が安ければ当然鉄道を使う」と話すが、市は2月27日付で「私的な旅行でも積極的に航空機を使ってほしい」との通知を出していた。

なくせない「空路」

 自治体が航空機利用を“奨励”するのはなぜか。

 市の担当者は「空路の廃止を防ぎ、路線を維持したいという思いがあった」と打ち明ける。一般的に新幹線の所要時間が4時間未満であれば新幹線を選ぶ傾向が強いとされ、新幹線が2時間余りの富山-東京間の空路維持は喫緊の課題だ。

 例えば、北海道や九州へ空輸されている富山名物「ますのすし」も、「空路がなくなれば鮮度が落ちて販売が難しくなる」(市交通政策課)という。

 ANAによると、新幹線開業前は定員270〜335人の中型機を使用していたが、開業後は166人の小型機に段階的に変更。「便数を減らすと利便性を損なう。まだ様子見」(担当者)のためだ。

 富山県と富山市の対応について、亜細亜大講師で交通評論家の佐藤信之氏は「新幹線開業で潜在需要が掘り起こされ、空路の需要も目に見えて落ちているわけではないが、地元としては危機感を持っているのだろう。新幹線は大丈夫だということで空路の利用を奨励したのではないか」と分析している。

7739荷主研究者:2015/04/18(土) 21:41:50

http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20150401/news20150401839.html
2015年04月01日(水)愛媛新聞
愛大医学部南口、有人の新駅舎に 伊予鉄

【写真】駅舎を新築し、有人化された伊予鉄道の愛大医学部南口駅=31日午前、東温市志津川

 伊予鉄道(愛媛県松山市)は31日、郊外電車横河原線の愛大医学部南口駅(東温市志津川)の有人駅化に伴う駅舎新築工事を完了した。これまで朝夕の混雑時間帯のみ配置されていた駅員が午前7時すぎから午後8時前まで常駐を始めた。

 同駅の2013年度乗降客数は45万人で、10年で1割近く増加。周辺では東温市が宅地開発を進めており、今後も利用者が増えると見込み、有人駅化を決めた。

 新駅舎は木造平屋32平方メートルで、事務室と倉庫がある。駅舎工事に合わせてホーム塗装などの修繕も行った。

7740チバQ:2015/04/19(日) 12:11:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150418-00010001-norimono-bus_all
空席は想定内で乗客3倍 北陸新幹線
乗りものニュース 4月18日(土)18時11分配信

空席は想定内で乗客3倍 北陸新幹線
金沢駅で発車を待つ北陸新幹線W7系(2015年2月5日、恵 知仁撮影)。
ネットを賑わした北陸新幹線空席騒動はウソ?
 2015年3月14日(土)に北陸新幹線の長野〜金沢間が延伸開業し、1ヶ月が経過しました。この1ヶ月間の利用状況についてJR西日本によると、3月14日から31日の利用者は49万人で、4月1日から13日の利用者は29.2万人。1ヶ月間の平均では1日約2万5000人が北陸新幹線を使用したとのこと。在来線時代の前年と比較し利用者は293%、約3倍にもなっているそうです(上越妙高・直江津〜糸魚川間の利用実績で比較、速報値)。

 しかし延伸開業まもない頃、北陸新幹線の列車は「空いている」とネットなどで話題になったことがありました。はたしてどういうことでしょうか。

 延伸開業前、関東と北陸を結ぶ鉄道輸送では、新潟県の越後湯沢駅で上越新幹線と接続。金沢駅方面へ向かう在来線特急「はくたか」が活躍していました。

 この在来線特急「はくたか」は主に9両編成(一部列車は6両)で、9両編成の定員は536人です。北陸新幹線の延伸開業直前、この在来線特急「はくたか」が1日13往復運転され、関東と北陸を結んでいました(ほかに臨時列車が運転された日もあり)。

 分かりやすくするため、在来線特急「はくたか」は9両編成で1日13往復運転されていたとすると、その輸送力は定員ベースで考えて、536人×13往復(26列車)で1万3936人になります。

 また、先述の在来線時代と北陸新幹線の利用者比較にはこの「はくたか」ほか、新潟〜金沢間を結んでいた在来線特急「北越」の数字も含まれているため、その輸送力3880人(388人×5往復(10列車))を「はくたか」の数字に加えると、合計で1万7816人。単純にいうとこの数字が、北陸新幹線開業前の輸送力です。

空席は想定内で乗客3倍 北陸新幹線
上越新幹線と連携し関東と北陸を結んでいた在来線特急「はくたか」(2013年8月26日、恵 知仁撮影)。

7741チバQ:2015/04/19(日) 12:11:35
新幹線になって空いて当然?
 それに対し北陸新幹線のE7系・W7系はすべて12両編成で、定員は934人です。そして、在来線時代との利用者数比較区間である上越妙高〜糸魚川間を通る列車は、毎日運転の列車だけで1日25往復運転されています。輸送力は定員ベースで考えて、934人×25往復(50列車)で4万6700人です。

 つまり在来線から新幹線になって、輸送力は約2.6倍に増えました。しかし輸送力の大きな新幹線が開業したからといって突然、関東と北陸を移動する需要が爆発的に増大することは考えにくいところです。

 飛行機利用から新幹線に変更した人で乗客が増加したことは考えられますが、中日新聞が4月14日(火)に報じたところによると、石川県の小松空港における羽田便の利用者は北陸新幹線開業後、約3割減少したとのこと。2015年1月の時点で羽田〜小松間は1日12往復、定員がおよそ200人から300人の機材による運航でした。仮に定員300人の機材が12往復したとして、輸送力は7200人です。そこから3割が北陸新幹線へ移ったとしても、わずか2160人にしかなりません。

 すなわち、在来線から新幹線になって輸送力が約2.6倍にもなっており、だからといって需要が突然莫大に増えるわけもないわけで、北陸新幹線に空席が目立ったというのはある意味、当たり前の話なのです。

空席を想定して列車を走らせる意味
 朝日新聞は4月16日(木)、北陸新幹線の開業後1ヶ月間における平均乗車率は46%で、JR西日本の真鍋社長はその乗車率について4割程度を想定していたと報じています。つまり目立ったという空席は想定内なのです。しかしなぜそうした乗車率、空席が目立つ状況で列車を走らせるのでしょうか。

 それは簡単な話で、乗車率46%だからといって列車本数を半分にすると、利便性が大きく低下してしまいます。特に北陸新幹線の「良さ」を伝えねばならない開業直後のいま、最も注目が集まっているときに新幹線は本数が少ない、満席が多くて使い勝手が悪いと思われてしまっては、その将来に悪影響を及ぼすこと確実です。

 北陸新幹線は先述のとおり開業後1ヶ月間における利用者は前年比293%と、在来線時代と比較しおよそ3倍もの利用者を得ることができました。これは「開業特需」はもちろん、たとえ空席があっても列車を多数走らせて利便性を上げたことなどによる結果で、スタートダッシュは一定の成功を収めたといえるでしょう。

 ただその利用者について、平日は1日あたり約2万3000人、土休日は約3万人で、JR西日本は観光目的の利用が多かったと見ています。「開業効果」が薄れていく今後、その利用者をどう維持していくのかが課題といえそうです。JR西日本の真鍋社長は4月15日の「ご利用が定着するように地元をはじめ関係の皆様との連携を深めながら取り組んでまいりたい」と述べています。

恵 知仁

7742チバQ:2015/04/19(日) 14:13:28
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/178253?area=ranking
フリーゲージトレイン休止5カ月 試験走行再開に苦心
2015年04月18日 11時30分
■台車の異常、再現に時間 「開業に影響?」関係者やきもき

 九州新幹線長崎ルートで導入を目指し、耐久走行試験をしていたフリーゲージトレイン(FGT)の台車の部品に異常が見つかり、試験を休止して間もなく5カ月がたつ。鉄道・運輸機構(本社・神奈川県)がJR九州に委託して調査を続けているが、原因を特定するための再現試験に時間がかかり、走行再開に向けて苦心している。佐賀、長崎両県の関係者は2022年度の開業予定に影響しないか、やきもきしている。

 鉄道・運輸機構によると、異常が見つかったのは昨年11月下旬。熊本県の新八代駅の近くで、車輪間隔を変えて新幹線と在来線のレールを直通運行する試験開始から約1カ月後だった。

 走り始めの状況を確認するために台車を分解したところ、軸受けの潤滑油流出を防ぐ樹脂製の部品が一部欠けていた。この部品は4両編成車両の32カ所にあり、そのうち10カ所で欠け、ひびが4カ所にあった。別の軸受けと車軸の接触部分に摩耗した痕跡もあり、こすれたような軽微なものを含めて24カ所で確認した。

 原因について機構は「いくつか考えられるが、特定には至っていない」と説明する。検証するための構造物を準備し、部品の欠損や車軸の摩耗痕がどのような条件で発生したか、現象を再現する試験を重ねている。どの程度試験をすれば現象が再現できるかまだ見通せないため、時間がかかっている。耐久走行試験は実用化に向けた最終段階のテストでもあり、慎重を期している状況だ。

 計画している耐久走行試験の距離は60万キロ。40万キロに達した時点で国土交通省の技術評価委員会が中間評価し、結果を受けて営業車の設計に入る。17年3月ごろと見込まれている最終評価まで2年を切っているが、累計距離は、計画の約6%に当たる約3万3千キロにとどまっている。

 当初は1カ月程度とされた調査が延び、走行試験が再開しない状況に、新幹線工事が進む佐賀、長崎両県は気をもむ。佐賀県新幹線・地域交通課は「原因を調べている最中といい、なかなか新しい情報がない」。長崎県新幹線・総合交通対策課は「安全に関わるので慎重にしてもらわないといけないが、開業にしっかり間に合わせてもらうことも重要」と話す。

 今後の開発工程に関し機構は「走行試験工程の総合的な見直しを行い、試験全体に遅れが出ないようにしたい」と話し、開業そのものに影響が出ないようにする考えだ。

7743チバQ:2015/04/19(日) 17:50:27
http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20150416-OYTNT50017.html
京王電鉄「副駅名」併記 新たに6駅
2015年04月16日

 京王電鉄(多摩市)は今年度から、駅名の表示板に最寄りの主要施設名などを示す「副駅名」の併記を本格化させた。副駅名を持つのは昨年度まで1駅だけだったが、4月から新たに6駅が登場した。同社は、利用者に駅と地元ゆかりの施設にともに親しんでもらおうと、副駅名の制定を順次、拡大する方針。

 副駅名は、施設の名称を駅に表記する広告の一種。昨年11月、南大沢駅に「首都大学東京 最寄駅」という副駅名が先行して設けられ、同社は「乗客の利便性が高まった」と判断。副駅名を拡大することにした。

 1日から「最寄駅」として新たに設けられたのは、稲城駅の「駒沢女子大学」、府中駅の「明星中学高等学校 明星小学校 明星幼稚園」、京王多摩センター駅の「サンリオピューロランド」、柴崎駅の「調布自動車学校」、下高井戸駅の「日本大学 文理学部」、初台駅の「マニュライフ生命 本社」の六つ。このうち「駒沢女子大学」を設置した学校法人「駒澤学園」(稲城市)は、「より広く周知され、一層の親しみをもっていただけたら」と、副駅名のPR効果に期待している。

 京王電鉄は、同社各路線の全69駅のうち、新宿、渋谷、吉祥寺、明大前の主要4駅を除く65駅を副駅名の設置対象としている。副駅名は、1駅につき一つだけに限定するという。

7744チバQ:2015/04/19(日) 23:31:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150419-00000526-san-bus_all
「北口に出られない!」混雑、不便、人手不足…北陸新幹線で難題次々
産経新聞 4月19日(日)17時56分配信

 首都圏と北陸地方の“距離”を劇的に縮めた北陸新幹線の金沢延伸から、14日で1カ月を迎えた。客足は順調で、5月の大型連休には混雑が予想され、既に指定席の予約が満席の便も。一方で、急激な人の集まりに対応し切れていない施設や町の問題点も浮かび上がってきた。

 ■乗客数2.8倍に

 JR東日本、西日本の調べで、3月14〜31日に延伸区間の上越妙高-糸魚川を利用した乗客数は49万人と、在来線特急だった前年同期と比べ2.8倍に上った。高崎-軽井沢は90万人で、長野新幹線だった前年同期比の1.9倍に増えた。平均乗車率は最速タイプ「かがやき」が高崎-軽井沢63%、上越妙高-糸魚川が56%。最上級グランクラスに限れば、両区間とも75%前後と人気を集めた。

 混雑するのは主に週末だ。土曜午前の東京出発便や、日曜午後に金沢、富山を出る便の乗車率が高いという。大型連休も混みそうで、5月2、3日の午前中に東京から金沢へ向かう便の指定席は、既に残りが少ない。

 ■北口に出られない

 一方、いざ開通すると、施設やサービスの使いづらさ、予想以上の利用者による混雑など新たな問題点も。さらなる混雑が見込まれる大型連休に向け、関係者は対応に大わらわだ。

 新幹線定期券は、上越妙高駅をまたいで購入できない。JR東日本と西日本の管轄が駅を境に分かれるからだ。両社は「在来線特急定期券の利用実績から、エリアをまたぐ需要は多くないと判断した」と説明する。だが、沿線各地は新幹線通勤も念頭に企業進出を呼び掛けており、今後要望が強まる可能性はある。

 富山駅では、新幹線を降りると駅北口に直接出られない問題が判明した。駅の並行在来線部分が第三セクター「あいの風とやま鉄道」に移行し、JR乗車券では通り抜けられなくなったためだ。南口に出て地下通路を経れば行けるが、「分かりにくい」と、戸惑う利用客が数多く見られた。

 とやま鉄道ホームを全て高架化し地上階で南北に通り抜けられるようにする計画はあるが、完成は数年先。とやま鉄道は急(きゅう)遽(きょ)、新幹線乗客に無料の通行券を発行し、北口へ出られるよう対応すると決めた。

 とやま鉄道では運行を始めてすぐ、朝の通勤、通学時間帯に利用客が電車に乗り切れない事態が発生した。第三セクター移行に伴い、JR時代よりも1本当たりの車両数を減らしたのが原因。旧式の予備車両を投入して当面しのぐが、所有する車両数に限りがあり、ダイヤを組むにも苦慮する。

 ■周遊バスは満員

 金沢市周辺の観光地を週末に周遊するバスは、観光客が増えて満員状態が続く。タクシー会社の中には、金沢駅で乗る利用客が対前年比で5割増えたところも。運転手からは「人手も不足し、対応しきれない」と悲鳴も上がる。

 新幹線見学客に加え、メディアに取り上げられる観光地が増え、金沢駅周辺の道路交通量が増加。駐車場の空きを待つ車が数十台並ぶ光景が増え、県外ナンバーも目立つようになった。

7745チバQ:2015/04/20(月) 21:53:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150420-00000021-kyt-l26
小浜ルート前途多難 北陸新幹線延伸で京都・亀岡市誘致
京都新聞 4月20日(月)18時35分配信
 東京-金沢間を結ぶ北陸新幹線が開業し、2023年春に敦賀までの前倒し開業も決まった。敦賀以西のルートについて、京都府亀岡市は、福井県小浜市から亀岡を通り新大阪駅に至るルートを国へ求めてきた。一方で、府を含めた関西広域連合は米原ルートを提案しているため、実現への道のりは多難だ。
■建設費高額、利点強調するが…
 「小浜ルートこそが国が唯一決定したものだ」。3月の亀岡市議会本会議で、栗山正隆市長は力を込めた。「府と連携して誘致に力を入れる」と続けた言葉が、この問題に関する市と府の距離を逆に浮かび上がらせた。
 1973年に閣議決定された北陸新幹線の整備計画では、小浜市付近を通って大阪までつなげることになっている。しかし、敦賀以西の具体的なルートについて現時点でめどはたっていない。
 亀岡市は整備計画決定に合わせて周辺市町とともに口丹波建設促進協議会を発足させた。40年以上にわたり、市内に「西京都駅」を設置するよう国へ陳情を繰り返してきた。
 一方、京都府が加わる関西広域連合は一昨年、米原を経由して東海道新幹線に乗り入れる「米原」ルートを国に提案した。琵琶湖西側を通る「湖西」を含む3ルートの建設費試算が、根拠だ。米原の場合が約5100億円、湖西は約7700億円に対し、トンネル工事が多い小浜は約9500億円と最も高い。
 亀岡市は毎年、促進協総会に府の代表者を招くほか協力の要望書を渡し続けているが、府は「亀岡市から要望は受けているが、広域連合の一員でもあるため米原ルートを推すスタンスは変わらない」(交通政策課)と協力には消極的だ。
 「災害時に東海道新幹線が不通になれば日本全体に大ダメージ。東南海地震も心配されており、代替機能としての小浜ルートは必要だ」と、亀岡商工会議所の渡辺裕文会頭は反論する。日本海側の発展など、費用以外の点も考慮すべきと強調。「亀岡には駅だけでなく、車両基地も置ける。スタジアムと合わせて、経済の起爆剤になり得る」と期待を示す。
 福井県や小浜市などでつくる「若狭ルート建設促進同盟会」は、敦賀までの着工認可優先のため活動を休止していたが、13年に再開した。同年から小浜市長や市議団が亀岡市役所を訪れたほか、小浜での決起大会に亀岡から副市長が出向くなど連携を強めている。
 追い風も吹き始めた。広域連合長の兵庫県知事が4月7日、「米原(経由のルート)なんかでは駄目だなという感じがする」と、広域連合での再検討を示唆した。
 小浜市の担当者は「敦賀開業前倒しが決まってから、地元では若狭(小浜)ルートへの関心が高まっている。亀岡と足並みをそろえ、関西圏での理解を広げたい」と話している。

7746チバQ:2015/04/21(火) 20:53:18
気になるが、、、鉄道好きのクラブ好きってニッチだぞ
http://news.livedoor.com/article/detail/10031957/
電車がクラブに変身! 西武線とageHaが前代未聞のEDMトレイン運行

2015年4月21日 17時40分 KAI-YOU.net
電車の中にDJブースやスピーカーを設置し、クラブイベントを楽しめるEDMトレイン「SEIBU RAILWAY PRESENTS ageHa TRAIN」が、6月5日(金)・6日(土)の2日間限定で運行する。

日本初となるこのイベントは、エンターテイメントスペース・ageHaと西武鉄道のコラボレーションによって実現。参加者は、西武鉄道西武線・練馬駅から東京メトロ有楽町線・新木場駅間を、約40分間ノンストップで「ageHa TRAIN」に乗車する。有楽町線内については、東京メトロ協力のもと、運行する。

新木場駅で降車後は、参加者同士で親睦を深める。第2部となるカップリングイベント「ageコン」に参加。その後、第3部として新木場にあるageHaへ入場し、各自自由に行動することができる。

電車の中でパーティータイム!

出演者



「ageHaトレイン」は、西武線利用者に対し、池袋線、西武有楽町線、東京メトロ有楽町線との相互直通運転の利便性をさらにPRし、利用を促進することを目的とした企画。

6月5日と6日の2日間限定で運行し、5日には、「the ジブリ set」シリーズなどで知られるDJ・プロデューサーのDAISHI DANCEさん、6日には、数々の雑誌でモデルとしても活躍中のALISA UENOさんが、DJとして車両内の音楽を担当する。

また、世界各国のイベントでセクシーなダンスを披露する、ゴーゴーダンサーズ・CYBERJAPAN DANCERSが両日出演し、車内を賑やかに彩ってくれるようだ。

カップリングイベント「ageコン」



その他、カップリングイベント「ageコン」やageHaでのイベントの詳細については、続報を待ちたい。クラブデビューをしたいという人も参加しやすいイベントとなっているので、ぜひチェックしてみよう。

7747チバQ:2015/04/21(火) 20:54:34
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150421-OYT1T50048.html
北陸新幹線、GW予約座席3・7倍…前年特急比
2015年04月21日 20時22分
 JR西日本金沢支社はゴールデンウィーク(24日〜5月6日)の北陸新幹線の予約状況を発表した。


 「かがやき」「はくたか」の予約座席数は16日時点で21万1000席で、前年の特急「はくたか」「北越」と比較すると3・7倍となっている。

 JRは臨時列車を増発しており、予約率は33・9%。

 期間中の北陸新幹線の輸送能力は、「はくたか」「北越」に比べ前年比約4倍になっている。方面別では、首都圏、長野などから北陸への下りで10万9000席が予約済みで前年比3・7倍。首都圏への上りは10万2000席で同3・6倍。ピークは下りが5月2日、上りは同5日となっている。

 大阪方面の特急サンダーバードの予約率は約38%の9万6000席で、同1・2倍。名古屋方面の特急しらさぎは約19%の2万7000席で、同2・6%減少した。北陸新幹線も合わせた全体の予約率は33%で、予約席数は33万4000席と同約2倍に増えた。

 北陸新幹線と同じ3月14日に運行が始まった金沢―和倉温泉を1日5往復する特急「能登かがり火」は予約率17・2%の5000席。金沢―福井を3往復する「ダイナスター」は13・2%の2000席となっている。

 同支社は、金沢駅窓口の混雑緩和のため、28日までに「みどりの券売機」を2台増設して10台にする。増設機は当面、インターネットと電話の予約に対する受け取り専用として利用する予定。

2015年04月21日 20時22分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

7748チバQ:2015/04/21(火) 21:09:04
>>7746
んあ!?DAISHIDANCEが廻すのか!
行きたいな、これ

7749チバQ:2015/04/22(水) 21:19:54
http://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20150420-OYTNT50405.html
富山駅 在来線が一部高架化
2015年04月21日
 ◆あいの風上り、高山線で


 富山駅で20日、在来線のあいの風とやま鉄道上り線とJR高山線のホームが高架化され、利用が始まった。駅構内で在来線同士の乗り換えに要する時間や動線が変わるため、あいの風鉄道は2週間程度、構内の誘導員を増員して案内にあたる。高架化に伴い、新幹線利用客が在来線駅舎部分を通り抜けて、新幹線ホームと北口改札口の間を無料で行き来できる運用も同日から始まった。

 同駅の在来線で高架化されたのは1〜3番線。あいの風鉄道下り線の4〜6番線は地上部に残されている。このため、高架部の高山線と地上部のあいの風鉄道下り線の間で乗り換える場合、移動距離は従来の約70メートルから倍前後の約120〜150メートルに延び、乗り換え時間は約1分長くなる。平日午前6時台には、両線の接続が4分という列車もあり、駅構内で迷うと乗り遅れる可能性も出てくる。

 高山線の西富山駅から富山駅経由であいの風鉄道の東富山駅の間を通学で利用しているという男子高校生は、「今日は誘導員の案内があったので道を間違えなかったが、慣れるまで時間がかかりそうだ」と話した。

 あいの風鉄道の市井正之社長は20日、「便利になる方がいる一方、ご不便をかける方もいて複雑だ。動線変更などの周知に努めたい」と話した。

 県によると、今秋までをめどに、地上部に残る旧1〜3番線のレールやホーム、架線を撤去した後、下り線高架部の工事を進める。下り線ホームが高架化されるのは3年後の予定だ。

 ◆新幹線客 通り抜け開始

 富山駅の在来線一部高架化とともに、北陸新幹線利用客が在来線のあいの風鉄道富山駅構内を無料で通り抜けできる運用が20日から始まった。これまで新幹線ホームと北口改札口の間の行き来では、新幹線改札を出て駅南口、地下道を通る必要があったが、在来線駅舎内を経由することで移動距離が短くなり、利便性が向上した。

 新幹線を降りて北口に向かう利用客は、中2階の乗り換え改札を出たところに設置された自動発券機で通行券を受け取ることで、在来線構内を通り抜けできる。北口改札では通行券を駅員に渡す。

 北口から新幹線ホームに向かう場合、新幹線切符を北口改札で提示すれば、構内を通り抜けられる。新幹線切符を持っていない客は、これまで通り、地下道を経由して南口に回り、切符を購入する必要がある。

2015年04月21日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

7750チバQ:2015/04/23(木) 23:05:54
http://www.sankeibiz.jp/business/news/150423/bsd1504231532013-n1.htm
【新幹線あれこれ】「北陸」延伸で16種類の新幹線が集う東京駅 出発本数ついに500本突破 (1/5ページ)
2015.4.23 15:32
 北陸新幹線が3月14日に延伸開業して1カ月余り。JR東京駅のホームに発着する新幹線の種類、本数はぐっと増えた。列車の種類は16種類に達し、発車する列車の本数は1日500本を超える規模に達した。写真を撮る人の姿は明らかに以前より増えており、東京駅の新幹線乗り場はどこかテーマパークの雰囲気すら漂っている。

■「北陸」開業で種類、本数とも増え

 東京駅に発着するJR東日本の新幹線の種類を数えてみると-。北陸新幹線は「あさま」「かがやき」「はくたか」の3種類。かがやき、はくたかは最新車両のE7/W7系で運行している。上越新幹線は「とき」と「たにがわ」。ともにE2系と2階建て車両E4系「Max」が走っている。

 最も種類が多いのは東北新幹線で、「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」の基本4種類。ここに秋田新幹線「こまち」と山形新幹線「つばさ」が連結されて東京駅に発着する。「つばさ」には2つのデザインがある。

 そして東海道新幹線は「のぞみ」「ひかり」「こだま」の不動のトリオで運転中。以上を合計すると、実に16種類もの新幹線が東京駅に発着している。それぞれ特徴的なデザインでカラフルなのだから、見ているだけで楽しい。ちなみに、東京駅に来ることがない新幹線もある。北陸新幹線で金沢-富山間のシャトル運転を始めた「つるぎ」もそのひとつだ。

 次に列車の本数だが、3月14日のダイヤ改正で、東京駅発の北陸新幹線は1日40本が設定され、旧長野新幹線より12本増えた。「かがやき」と「はくたか」で計24本が新たに設定されたが、「あさま」は12本減った。さらに上越新幹線では「たにがわ」を中心に8本が減ったので、上越と北陸をあわせると、1日あたり4本多い78本という計算になる。

 通常ダイヤで東京駅を発車する東北新幹線(連結運転の秋田、山形はここでは数えず)は83本ある。上越、北陸をあわせたJR東日本の運行本数は、1日161本となる。

 あまり増えていないような印象もあるが、この通常ダイヤに1日平均20本超(3月14日〜6月末)の臨時列車が加わるので、実際には180本以上の規模となる。旧長野新幹線から北陸新幹線への移行、上越新幹線「たにがわ」の定期本数の削減後でもあり、臨時列車は厚めの布陣になっているから、ダイヤ改正前より確実に増えている。

■手厚い案内で乗り間違い防止

 一方、JR東海の東海道新幹線はビジネス大動脈だけあって、通常ダイヤの列車は1日313本という。臨時列車をあわせると、昨年度の1日平均ベースで実に351本に達する。

 つまり東日本と東海を合計すると、東京駅を発車する新幹線は通常ダイヤだけだと470本余りだが、臨時列車を加えると、1日500本を超える規模に達したことがわかる。

 これだけの本数を東日本と東海の2社合わせて5つのホームの10本の線でまかなうのだから、乗り場や列車を間違える人が増えているのでは、と心配してしまうが、「北陸新幹線の開業後にそういう相談や苦情が増えたとは聞いてません」(JR東日本・東京支社総務部)とのこと。

 東京駅では売店の中まで含めて、いたるところに新幹線の発車案内が表示されている。新幹線改札口に入った後は、さらに案内が充実している。JR東日本側を例にとると、自分が乗る列車が何番線かを知らせる案内表示板があちこちにある。車両ごとの乗車位置などを図で知らせる案内板も立っており、さらにホームへの昇りエスカレーターの乗り口には、次に発車する列車の案内が表示される。

 見逃せないのは東京駅の場合、列車がホームに到着してから、車内清掃などをすませて再び発車するまでの停車時間が10分以上あるので、乗り場に着いてからゆっくり待てる。これで乗り間違いのリスクはぐっと減るようだ。

7751チバQ:2015/04/23(木) 23:06:22
■駅によって異なる雰囲気

 ところが次の上野駅は、東京駅とはまるで様相が異なる。ピーク時は4分間隔で列車がやってきて、上りと下りともに乗客が乗り降りするので、かなりあわただしい。しかも地下のホームときているので、雰囲気は屋外に面した東京駅とはだいぶ違う。さながら大きな地下鉄の駅、という感じだ。



 両駅の雰囲気の違いは、列車の停車時間が大きな要因になっているようだ。停車時間が長く、ゆっくり待って乗れる東京駅に対し、上野駅での停車時間は1分あるかないか。次々と列車がやってくるので、追い立てられる印象がある。もともと上野駅は、地上の改札口からかなり地下深くまで移動し、さらに列車によってはホーム到着後に乗り場まで移動する距離も長い。

 この2駅を比べるだけでも、新幹線の乗り場の雰囲気は、駅によって大きく違うことが改めてわかる。次の大宮や高崎になると、さらに違う雰囲気が漂っている。それにつけても東京駅は、どっしりと、そして旅の起点らしく、どこかわくわくさせる雰囲気を備えている。

          ◇

 北陸新幹線の開業で、交通機関としても、観光用の乗り物としても厚みを増した新幹線。新幹線にまつわるいろいろな話を随時掲載する。

【メモ】東京駅に発着する新幹線の車両

 ▽北陸新幹線 「あさま」(主にE2系)「かがやき」「はくたか」(主にE7系、W7系)の3種類。同時開業の「つるぎ」は金沢-富山間のシャトル運転。



 ▽上越新幹線 「とき」と「たにがわ」はE2系。2階建て車両のE4系で「Maxとき」「Maxたにがわ」も運転中。

 ▽東北新幹線 「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」がE5系とE2系で運行中。これに秋田新幹線「こまち」(E6系)と山形新幹線「つばさ」(E3系)があり、合計6種類ある。

 ▽東海道新幹線 「のぞみ」「ひかり」「こだま」の3種類。700系とN700系が運転中。

 (注)ドクターイエローなど特別な車両は除く。

7752チバQ:2015/04/25(土) 00:01:18
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20150423-OYTNT50278.html
BRT全線運行に 気仙沼線 6月27日から
2015年04月24日
 JR東日本は23日、気仙沼線の柳津―気仙沼駅間で暫定運行しているバス高速輸送システム(BRT)について、1日15往復のうち10往復を全線(前谷地―気仙沼駅間)での運行に拡大すると発表した。6月27日から実施する。


 津波被害に遭った気仙沼線では、前谷地―柳津駅間は列車が運行しているが、柳津―気仙沼駅間では2012年12月からBRTによる暫定運行が続いている。ただ、柳津駅では、BRTと列車が接続する場合、最短11分、最長39分の乗り継ぎ時間が発生していることから、BRTの運行拡大で利便性の向上を図ることにした。

 一方、全線での鉄路復旧について、松木茂仙台支社長は「認識はこれまでと変わらない。利用客の減少や費用負担などの課題を示しつつ、地元と協議を続けたい。結論が出るまで時間がかかる」などと話した。

2015年04月24日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

7753チバQ:2015/04/26(日) 09:35:42
http://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/news/20150424-OYTNT50364.html
JR千葉駅新駅舎開業、16年秋に延期
2015年04月25日
 JR東日本千葉支社は24日、2016年夏頃を目指していたJR千葉駅新駅舎の開業を、同年秋頃に延期すると発表した。同支社によると、新駅舎の工事現場では、過去に行った工事のコンクリートの塊や鉄製建設資材が想定以上に多く残っていたため、新駅舎を支えるくいを打つ基礎工事が予定通りに進んでいない。新駅舎の開業遅れに伴い、併設される駅ビル(地上7階建て)のオープンもずれ込み、同駅の全面開業は18年夏以降になる見通しだ。

7754チバQ:2015/04/26(日) 19:41:12
http://www.sankei.com/west/news/150425/wst1504250065-n1.html
2015.4.25 21:04
【JR脱線事故10年】
JR西、財界活動の自粛を継続 復帰の打診「まだまだ難しい」





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 JR福知山線脱線事故の追悼慰霊式で「お詫びと追悼のことば」を述べ、頭を下げるJR西日本の真鍋精志社長=25日午前、兵庫県尼崎市のあましんアルカイックホール(代表撮影)
 兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故は、関西財界の体制に影響を及ぼした。かつては関西経済連合会の会長職の獲得が現実味を帯び、財界の枢軸になるとみられていたJR西日本。事故をきっかけに、主要ポストに人材を出さず、財界活動の自粛を続けている。

 関経連、関西経済同友会などが新年度の運営体制を決める5月。大型連休を前に組織固めが佳境に入りつつあるが、JR西への財界中枢への復帰の打診は「まだまだ難しい」(財界関係者)との意見が有力だ。事故から10年。遺族の心の傷が癒えておらず、歴代3社長の責任を問う刑事裁判も最高裁に上告され、決着していないためだ。    

 国鉄の分割民営化に伴い昭和62年に民間企業とした生まれ変わったJR西。当時、関西経済の地盤沈下を食い止める地域密着の巨大企業は「財界にとっての新星だった」と財界幹部は振り返る。豊富な人材と資金を持つJR西への財界参加への期待は大きかった。

 平成6年には、井手正敬社長(当時)が関経連副会長に就いた。そして井手氏に続き、15年にはJR西の南谷昌二郎元会長が関経連副会長に就く。関経連会長で関西電力会長の秋山喜久氏が19年までに身を退く可能性が高まり、南谷氏は「関経連会長の有力候補」との観測が強かった。 

 しかし、福知山線脱線事故で状況は一変する。

 事故が起きた17年4月25日。その日は午前中から大阪・中之島の関経連で正副会長会議が開かれていた。関係者によると、そこに南谷氏の姿はなく、翌月には、南谷氏は再任が内定していた副会長職を退任。当時社長の垣内剛氏も、内定していた関西経済同友会の代表幹事就任を辞退する。

 JR西の財界活動の自粛の始まりだった。

 現在、私鉄からは、関西経済連合会副会長に角和夫・阪急電鉄会長、山口昌紀・近鉄グループホールディングス相談役が名を連ね、大阪商工会議所の会頭には佐藤茂雄・京阪電気鉄道最高顧問が就いているが、事故後、JR西は首脳級に一切、人材を出していない。

 関西企業の東京シフトが強まる中、「経済団体トップ人事がなかなか決まらず、難航する遠因になっている」。ある財界関係者はJR西の影響をこうもらす。同じく民営化をしたJR東海では、柘植康英社長が中部経済連合会の副会長の職にある。リニア中央新幹線開業計画が実行される中、JR東海は財界の中枢に成長しつつある。担い手不足が深刻な関西財界と事情は異なっている。

7755とはずがたり:2015/04/28(火) 14:25:41
リニア、語られない重大な懸念と、前代未聞の難工事 車内気圧変動とヘリウムショック
ビジネスジャーナル 2015年4月28日 06時11分 (2015年4月28日 14時20分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20150428/Bizjournal_mixi201504_post-3029.html

 品川〜名古屋間を40分で結ぶリニア中央新幹線の建設工事で最難関工区と目される「南アルプストンネル新設工事」の山梨県区間が3月13日、大手ゼネコン(総合建設会社)などに発注された。ゼネコン各社は施工方法や工費などを盛り込んだ見積書を8月までに東海旅客鉄道(JR東海)に提出。その中で、最も優れた提案を行った会社が正式契約を得る予定で、総事業費5兆5000億円に上る「今世紀最大の国家的プロジェクト」(鹿島建設幹部)の工事が具体的に動き出す。

 この南アルプストンネルは、標高3000m級の山々が連なる赤石山脈の真下を貫く全長約25kmの山岳トンネルだ。陸上の鉄道トンネルとしては東北新幹線の八甲田トンネルや岩手一戸トンネルなど、より長いトンネルがすでに供用されており、長さ自体は目新しいものではない。

 このトンネルが着工前から難工事と喧伝されるのは、日本列島を左右に分断する大活断層「糸魚川静岡構造線」を横切る上に、地表からトンネル天井までの土の厚さを表す土被りも1100mに達するという「国内でも施工事例がないトンネルを、2025年10月までに完成させなければならない」(同)ためである。

 土被りの量だけを取り上げると、世界にはヨーロッパアルプスの真下を通るスイスのゴッダルドトンネルのように2500mに達するものがあり、上越新幹線の大清水トンネルも地表から1300mの深さに掘られている。だが、「地質が目まぐるしく変わる構造線のトンネル工事は、実際に掘削してみないとわからない」(同)。わずか650mを掘り進めるのに10年の歳月と16もの工法を駆使しなければならなかった北越急行の鍋立山トンネル(新潟県)のような事例もある。ちなみに立鍋山トンネルも、糸魚川静岡構造線と並ぶ大活断層「柏崎千葉構造線」の上に位置している。

 JR東海が目指す27年の開通を現実のものとするには、南アルプストンネル以外にも、全長約37kmの大深度地下トンネル「第一首都圏トンネル」や同34kmの「第一中京圏トンネル」、木曽山脈を貫く同23kmの「中央アルプストンネル」など、「長大トンネル工事の百貨店」(国土交通省)と例えられる各工区をすべて、遅延なく完成させなければならない。一本の軌道に導かれて走るという鉄道の特性上、一つの工区が欠けても開通できないことは指摘するまでもないだろう。

●語られていない懸念

 しかしリニア中央新幹線の場合、首尾よく開業にこぎ着けられても、新幹線のような安定高速輸送機関として定着できるかどうか、そのカギを握る、あまり語られていない懸念事項が2つある。それは車内の気圧変動をどこまで抑えて快適な車内環境を提供できるかという車両設計上の課題と、リニアの心臓部であり技術のコアといえる超伝導磁石の冷却に欠かせない、ヘリウムの安定確保という問題だ。

 JR東海が昨年8月に国土交通省に申請した工事実施計画の線路縦断面図という資料がある。それによると地下40mに設置される品川駅を出発したリニアは、首都高速中央環状線山手トンネルの下をくぐるため一旦、地下80mまで下りた後、東京都内から神奈川県にかけて大深度地下で通過。営業線にそのまま転用される山梨実験線を経て海抜約250mの「山梨県駅」(仮称)を過ぎると、40パーミル(1000m進むごとに40m上がる)という急こう配を駆け上がり、山梨県駅から西におよそ40km、南アルプストンネルの中に設けられる海抜1209mのサミットを目指す。

 時速500kmで走るリニアにとっては、山梨県駅から5分弱の距離である。だが乗客は、この間におよそ960mの高低差を強制的に体験させられることになる。

「六本木ヒルズ」をはじめとする国内の主な超高層ビルに設置されているエレベーターの速度は分速360mで、それに比べればリニアの垂直加速度は低いとはいえ、エレベーターの搭乗時間が1分未満なのに対して、リニアはその5倍。しかもサミットを超えると伊那谷に設けられる「長野県駅」(仮称)に向かって、今度は40パーミルで急降下していく。

7756とはずがたり:2015/04/28(火) 14:26:01
>>7755-7756

 さらにこのアップダウンは、南アルプストンネルに続く中央アルプストンネル内でも繰り返される。リニアは水平方向の速度だけでなく、上下方向の移動の面でも「わずか40分の間に地下80mから海抜1200mまで目まぐるしく移動する、世界に例を見ない乗り物になる」(陸運業界紙記者)のだ。

 もちろん、リニアの車体を航空機並みの気密構造にして、軽い与圧をかければ乗客の不快は抑えられるだろうが、果たして、人体に与える影響は無視できるレベルのものであろうか。しかしながら、JR東海の技術力をもってしても解決が難しそうなのが、前述したヘリウムの世界的な逼迫問題である。

●ヘリウムショック

 12年末に起きた「ヘリウムショック」を覚えている方も多いに違いない。長年、1kg当たり2500円前後で推移してきたヘリウムの輸入価格が、需給バランスの乱れによって6000円を超えるまでに急騰し、がん検査に用いる磁気共鳴画像装置(MRI)が一時、使用停止に追い込まれたり、飛行船が飛べなくなったりしたほか、東京ディズニーランドでもキャラクター風船の販売が中止に追い込まれた。

 世界の商用ヘリウム産出量の8割を握る米国で、製造設備の老朽化などから供給量が減る一方、中国をはじめとする新興国でヘリウムの主に製造業向け需要が急増したことが背景にある。さらに厄介なのはヘリウムが大気中に0.0005%しか含まれないため空気からの採取が極めて難しく、加えて米議会が「2020年までは認める」と定めている輸出姿勢がそれ以降は不透明であること、そして現在のペースで需要が増え続ければ30年代後半にはヘリウム自体が枯渇するという可能性すら出てきたことだ。

 軌道上に設置した無数の超伝導磁石を冷却し続けるのにヘリウムが欠かせないリニアにとっては、ヘリウムの需給逼迫は文字通りの死活問題であり、枯渇は悪夢以外の何ものでもない。リニアに5兆5000億円の巨費を投じるJR東海にとっても、深刻な経営課題として急浮上している。

●JR東海、リップサービスの真相

 そうした状況の中で昨年4月、安倍晋三首相がオバマ米大統領との首脳会談でリニアの技術を米国に無償提供すると突然表明し、関係者を驚かせた。安倍首相とJR東海の実力者・葛西敬之名誉会長は親しい仲にあり、同社の了承の下のリップサービスであったことはいうまでもない。

 その葛西氏はかつて、新幹線の技術を中国にタダ同然で渡した東日本旅客鉄道(JR東日本)と川崎重工業を「国益を損なう行為」と激しく批判したことがあったが、180度異なる葛西氏の今回の対応も、ヘリウム不足を補助線として考えるとわかりやすい。主要メディアは米国へのリニア新幹線の売り込みが目当てなどと報じたが、真相は「虎の子のリニア技術をタダで渡す代わりに、同社にはヘリウムを安定的によこすように」という政治的な取引なのである。

 JR東海や国交省は、ヘリウムに代わる超伝導磁石の冷却技術の開発を急いでいる。しかし、ヘリウムフリーの高温超伝磁石の実用化には、まだ至っていないようである。同社の焦りは募るばかりだ。

 今から半世紀以上も前、東海道新幹線の開発を指揮した国鉄技師長の島秀雄氏は、鉄道の良い意味での「枯れた技術」を集大成して時速200kmの高速鉄道をまとめ上げた。それが今も続く列車乗車中の乗客の死亡事故ゼロという安全性の土台となった。翻ってリニア中央新幹線のプロジェクトとそれを司るJR東海の姿勢を眺める場合、ある種の自己過信と冒険、綱渡りの姿勢とが、所々に見られると思うのは筆者だけだろうか。
(文=編集部)

7757チバQ:2015/04/28(火) 20:03:38
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/69530.html
北陸新幹線、福井先行開業の難題 九頭竜川橋、駅改修、試運転など
(2015年4月24日午前7時20分)
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与党が先行開業を目指している北陸新幹線の福井駅部周辺。屋根付きのJR福井駅舎の右側に新幹線の駅ができる=2014年11月、福井新聞社ヘリから
与党が先行開業を目指している北陸新幹線の福井駅部周辺。屋根付きのJR福井駅舎の右側に新幹線の駅ができる=2014年11月、福井新聞社ヘリから



 北陸新幹線の福井駅先行開業は2020年度を目指して与党内で検討が進んでいる。残された期間は約6年と短いが、九頭竜川に架ける橋の工期短縮や福井駅の改修、留置施設の整備などが必要になる可能性がある。一般的に2回の冬を越さなければならない試運転を含めれば、時間はさらに限られる。難題をどう克服するか。クリアすべき課題を洗い出した。

  ■九頭竜川橋■

 全国初の新幹線と自動車道の併用橋となる全長約410メートルの九頭竜川橋は、19年度末までの工期で発注手続きを終えている。完成は目標の20年度内の先行開業に間に合うことになる。

 しかし、金沢開業の時には車両の試運転で冬を2回経験している。これに照らすと、20年の東京五輪前に開業するには、17年度末までの橋の完成が必要で、工期を大幅に短縮しなければならない。しかも6月から4カ月間は、梅雨や台風で川が増水する出水期にあたる。この期間は国の通達により、原則工事ができなくなるため、工期短縮には「夜間工事などが必要になる」との指摘もある。

  ■福井駅再整備■

 09年に完成した北陸新幹線福井駅部は、ホームを挟んで2線路(1面2線)を想定。しかし、現在の計画で一時発着駅となる敦賀駅や既に開業している金沢駅は2ホーム4線路(2面4線)の構造。JR西日本の真鍋精志社長は2月の会見で、福井駅先行開業に関して「福井を仮に2面4線にすると、周辺の用地買収など、設備投資が必要になる」と発言した。

 ただ福井駅部は、西側のJR福井駅と、東側に設置されるえちぜん鉄道の高架橋に挟まれる形で、拡張は容易ではない。

 またJR西日本によると、一般的に発着駅が受け入れる車両数は、駅だけではまかないきれないため、駅以外に車両を置くための施設が必要になるという。

 現在の金沢駅では、同駅の西約12キロに白山総合車両所(石川県白山市)があり、営業で使う線路とは別に、駅と施設を結ぶ。開業後は通常ダイヤの場合、金沢駅で1編成、白山で9編成の新幹線が翌朝まで待機(点検含む)し、ダイヤ通りに運行できるようになっている。

 こうした施設が必要になると、新たな用地確保などの課題が出てくる。

  ■えちぜん鉄道高架■

 福井駅の東側を走ることになるえちぜん鉄道の高架の完成は、2018年10月の予定だ。今年9月からは既に完成している新幹線の高架0・8キロを含む新幹線用地で仮線運行を始め、その間に現線路とほぼ同じ場所に、えち鉄用の高架をつくる。

 えち鉄の仮線運行で使用する新幹線用地は高架0・8キロを含む延長約1・8キロ分。このため約1キロ分の新幹線高架橋の着工は18年10月以降になる。試運転を考慮すると、20年度の先行開業はかなり厳しいスケジュールとなる。

 この課題を克服するには、新幹線とえち鉄の高架工事を並行して行う必要がある。そうなると、えち鉄の高架工事期間中は、駅周辺での運行をストップせざるを得ないことになる。その区間をバスなどで代行運転する方法があるが、利便性が悪化することで客離れも懸念され、調整が必要だ。

7758とはずがたり:2015/05/04(月) 08:08:35

<JR四国>毛虫大量発生で車輪空転、列車運休…高徳線
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150503-00000032-mai-soci
毎日新聞 5月3日(日)20時5分配信

 JR四国は3日、高徳線讃岐相生駅(香川県東かがわ市)-阿波大宮駅(徳島県板野町)間のレール上に毛虫が大量発生し、踏みつぶした普通列車が坂を上り切れず運休したと発表した。前日にも同じ場所で普通列車1本が立ち往生して運休したという。

【行楽の前に】野外の害虫から身を守るには

 同社によると、3日午前8時半ごろ、讃岐相生駅から約2.2キロ南東の県境付近で、高松発徳島行き下り列車(2両編成、乗客57人)の車輪が空転し、立ち往生した。両駅間約5.6キロは山間部を走る上り坂。急勾配ではないが、踏みつぶした毛虫の油状の体液が車輪に付着し、進めなくなった。このため讃岐相生駅に引き返し、乗客は後続列車に乗り換えた。他の列車に影響はなかった。

 JR四国広報室は「毛虫による運休はこれまで聞いたことがない。線路沿いの土地は管理者がわからず、勝手に殺虫剤をまくことができないので、苦慮している」と話していた。【伊藤遥】

7760チバQ:2015/05/06(水) 09:42:05
■直通運転、可能性は残すが行わない方向に

東海道新幹線は開業後、順調に乗客数を伸ばしていった(開業初日、ひかり一番列車を前にテープカットをする石田礼助国鉄総裁、64年10月1日、東京駅)
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東海道新幹線は開業後、順調に乗客数を伸ばしていった(開業初日、ひかり一番列車を前にテープカットをする石田礼助国鉄総裁、64年10月1日、東京駅)
 あおりを受けたのは東北新幹線だ。同書はこう続ける。

 「当初計画では、(東北新幹線と)東海道新幹線との相互直通運転については、東京ターミナルの能力を最大限に発揮することのほか、設備、旅客サービス上もメリットが大きいので直通運転を進める方向で検討されていた。しかしダイヤの乱れが相互に波及し、運転管理面に多くの問題が予想されること等から、団体用臨時列車等特殊列車の直通運転の可能性は残す必要があるとしても、定常的には直通運転は行わない方向」

 かろうじて14番線は直通の可能性を残したものの、79年に改良工事が完了してからは東海道新幹線が使うことになった。これで両新幹線の直通運転構想はしぼんだかに思われた。

■東北新幹線好調で再検討 周波数対応の新型車投入へ

 風向きが変わったのは82年。東北新幹線が盛岡―大宮間で暫定開業してからだった。

 83年11月17日付の日本経済新聞は「国鉄、東北・上越と東海道・山陽の新幹線相互乗り入れへ」との記事を掲載した。国鉄が両新幹線の直通運転を内定したという。それはこんな内容だった。

 国鉄は相互乗り入れは困難とみていたが、開業した東北・上越新幹線が好調で、盛岡―新横浜間、仙台―名古屋間など中距離路線なら飛行機から需要を奪えると判断。線路自体は東北から九州までつなげるとしても、実際に直通で走るのは需要が見込める区間に限定する。直通を可能にするための新型車両を随時投入する――。

 両新幹線の直通計画には、駅や線路のキャパシティー(容量)に加えて、周波数の問題があった。東海道の60ヘルツに対して東北は50ヘルツ。2つの路線をまたぐには、周波数変換装置を備えた車両が必要だった。記事によると東海道新幹線では87年に耐用年数が過ぎた車両の大量交換が控えており、それに合わせれば費用面の問題もクリアできる、とのことだった。

 ちなみに大宮まで開業した東北新幹線は、その後東京駅乗り入れに9年かかった。沿線住民が激しく反対したからだ。住民にとっては通過するだけでメリットが乏しい上に、騒音問題があった。そこで国鉄が住民を説得するため持ち出したのが埼京線の建設。埼京線は新幹線建設の副産物だった。

7761チバQ:2015/05/06(水) 09:42:28
■「14番線返せ」「線路がパンク」… 民営化で対立勃発

 光明が差したかに見えた両新幹線の直通構想。しかしここで再び、暗礁に乗り上げてしまう。きっかけは国鉄民営化。87年のJR誕生によって、東北新幹線はJR東日本、東海道新幹線はJR東海に分かれた。そしてJR東海は、この直通計画に難色を示した。

 同社がまとめた「新幹線の30年」は「東京―品川間の線路容量」を反対の理由に挙げる。

 当時、東海道新幹線はパンク状態に近づいていた。

 直通計画では東海道新幹線は東京都北区にある田端車両基地、東北・上越新幹線は同品川区にある大井車両基地と品川基地に収容し、点検を受けることになっていた。基地に出入りする列車は途中まで営業用線路を走る必要があるが、線路にはもう、列車を増やすだけの余裕がない。JR東海は「東海道新幹線の本数がここまで増えた現状では、東北との直通は困難」と主張した。

 収まらないのがJR東日本だ。88年8月22日付の朝日新聞によると、同社はJR東海に対し、東海道新幹線が使っている14番線に東北・上越新幹線を乗り入れさせるよう要望を出した。同社の山之内秀一郎・元会長は著書「東北・上越新幹線」(JTBパブリッシング)の中でこう記す。

 「東海道新幹線が使っている3面のプラットホームの1つは、元来東北・上越新幹線用だったのだが、国鉄がJRになった後では、JR東海に頼んでも、とても返してくれる雰囲気ではなかった」

 実は、東海道新幹線が使っている14・15番線ホームの改修費用は、東北新幹線の予算から出ていた。国鉄が行き詰まる一端を担ったともいわれる東北新幹線の巨額の建設費の一部が、東海道新幹線のためにも使われていたのだ。

 その後も両社は一歩も引かず、議論は平行線をたどる。工事誌によると、89年になって運輸省を交えて検討した結果、「当面は直通運転を行わず、開業後の需要動向をみて平成6年(94年)までに直通運転のあり方について運輸省に報告する」ことで合意した。そして96年、ついに正式に「直通計画は中止」と発表された。

■リニア開業でどうなる

 中止決定から18年。両新幹線が直通するとの話は聞こえてこない。ただ、東京駅では東海道、東北新幹線の線路をそれぞれ東北、東海道方面の線路につなげることは物理的に可能だ。

 次に注目されるとしたらリニア中央新幹線の開業後だろう。2027年に名古屋、2045年に新大阪とつながれば、東海道新幹線の本数が減り、線路の運用に余裕ができるかもしれない。

 91年、JR東海の須田寛社長(当時)は東北新幹線と東海道新幹線の乗り入れについて「中央リニア新幹線の開通で、東海道新幹線の利用状況が著しく変われば、議論の対象になるかもしれない」と述べている(中日新聞、91年6月21日付)。バブルの余韻が残る時代の発言はあまり参考にはならないが、可能性としてはないわけではない。

 次回はもう一つの新幹線計画と、変わり続ける東京駅の姿を探る。(河尻定)

7762チバQ:2015/05/06(水) 10:11:49
http://toyokeizai.net/articles/-/68650
水戸岡デザインは古い?「観光列車」に新時代
これからの楽しみは"乗る"だけじゃない
大坂 直樹 :東洋経済 編集局記者 2015年05月03日
4月29日、新幹線開業に沸く北陸エリアで、新たな観光列車が走り始めた。能登半島の第3セクター鉄道会社・のと鉄道の「のと里山里海号」である。車両デザインを担当したのは、山村真一氏が代表を務める名古屋市のデザイン会社「コボ」だ。

三菱自動車で「ギャランFTO」「ランサー」などのデザインを手がけた山村氏は、輪島漆器の新商品開発を指導するなど、石川県とのかかわりも深い。「石川県のエコデザイン審査員も務め、地元産品の強みを知り尽くした存在」(のと鉄道)なのだ。外観は能登の海をイメージした日本海ブルー。内装には、輪島塗をはじめとした能登エリアの伝統工芸品がふんだんに使われている。

接客方法にもひと工夫

優れた観光列車は、車両デザインだけでなく、客室乗務員のおもてなしも重要だ。のと鉄道は、今回の観光列車導入に際してアテンダントを4人採用した。

ただ、列車内での接客は皆、未経験。そこで、のと空港の近くにある日本航空高校で航空機の客室乗務員向け研修を数日間受講して、接客ノウハウを身につけたという。

営業運転開始に先立つ4月15日に開催された試乗会では、アテンダントが車窓の風景を一生懸命に解説していた。すらすらと話している箇所もあれば、メモを見ながら話している箇所もあった。ワープロで作成されたメモは無数の赤字が加筆されていた。車窓を見て気づいたことを記入しているのだろう。アナウンスは回を重ねるごとに洗練されていくに違いない。

実は今、国内の観光列車に新たな流れが生まれようとしている。

これまで「日本の観光列車」といえば、水戸岡鋭治氏のデザインした車両が主流だった。たとえば、「ななつ星 in 九州」を頂点とするJR九州の観光列車戦略は、水戸岡氏の斬新な車両デザインと客室乗務員の“おもてなし”が両輪となって成り立っている。「ゆふいんの森」「海幸山幸」「いさぶろう・しんぺい」など彼のデザインした観光列車が、九州全域を走り回る。

水戸岡デザインの観光列車は九州を飛び出し、全国に波及している。井原鉄道「夢やすらぎ号」、富士急行「富士登山電車」、京都丹後鉄道「あかまつ、あおまつ、くろまつ」などが各地で活躍中だ。最近では、2014年7月にしなの鉄道が「ろくもん」を導入した。

JR九州の兄弟のような存在

とはいえ、旅行経験が豊富な観光客も増えている。「あれ、この車両は九州と同じだね」。たまたま、ある観光列車に乗り合わせた乗客がつぶやいた。確かに、各地の水戸岡デザインの観光列車は、ひと目見ただけで水戸岡デザインとわかる。水戸岡氏自身、「似ているというよりも、JR九州の兄弟みたいなものです」と発言しており、デザインが似ていることは否定しない。

ローカル鉄道会社の乏しい予算で、完全にオリジナルデザインの車両を作るのは難しい。そこでJR九州の観光列車の基本デザインを踏まえ、一部のパーツは共通化したうえで、ご当地カラーを軸にしたオリジナリティを追求すれば、コスト以上に豪華な観光列車を作ることができる。各地の鉄道会社が水戸岡デザインの観光列車を投入する背景には、こんな事情がある。

7763チバQ:2015/05/06(水) 10:12:30
その一方で、独自のデザイナーを起用して観光列車を開発する動きも増えてきた。JR九州が水戸岡氏を起用してスタートさせた観光列車戦略が第1段階だとしたら、いよいよ第2段階に突入したともいえる。

昨年7月には、JR四国が観光列車「伊予灘ものがたり」の運行を開始した。特筆すべきは、車両デザインを著名な外部に頼らず、自社の社員に任せた点だ。

デザインを手掛けたのは、1991年入社の松岡哲也氏。これまでに本四架橋を走る「マリンライナー」のラッピングデザインを手掛けた実績がある。当初は水戸岡氏も含めて外部デザイナーの起用も検討したが、四国をよく知っているか、また単発ではなく、継続的に関与できるかといった点から、愛媛県出身の松岡氏に白羽の矢が立った。

JR四国で建築畑を歩んできた松岡氏。自身は「車両デザインは素人」と語るが、その代わり、発想は斬新だ。代表例が喫茶店の椅子のような車内座席。鉄道の座席はこうあるべきという固定観念にとらわれていると、こうした発想は生まれない。

福島に"走るカフェ"が登場


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JR東日本の「フルーティアふくしま」
4月25日には、JR東日本が「フルーティアふくしま」の運行を開始した。資本力のある同社は、東北地区だけでも「東北エモーション」「SL銀河」「とれいゆつばさ」といった多数の観光列車を投入している。

これらのデザインは東北新幹線E6系をデザインした奥山清行氏が手掛けているが、フルーティアふくしまをデザインしたのはGKデザイン。キッコーマンのしょう油びんやヤマハの2輪車で知られるデザイン会社だ。鉄道では、秋田新幹線E3系などを手掛けている。

フルーティアふくしまのコンセプトは「走るカフェ」。車内は喫茶店のような雰囲気でまとめられており、福島県産のフルーツを使ったスイーツやコーヒーを味わえる。この列車が走るのは、郡山―会津若松間。およそ1時間の旅だ。

2両編成で、1両は座席とテーブルが配置されたカフェ車両。もう1両には、車両全体に広がるカフェカウンターがある。ここでは、お菓子やお酒が販売される。多くの観光列車には物販スペースが設けられているが、ここまで大きいものは珍しい。

ぶらり旅を楽しめる観光列車


伊豆急行「ぶらり旅」号は、1961年に製造された「伊豆急100系」の車両を再生したものだ。

老朽化により2002年に廃止されたが、1両だけ営業用車両として復活、イベント時に活躍している。他社のようにきらびやかな観光列車ではなく、古さを売りにしているのが特徴だ。

ぶらり旅号は、単に車両に乗って食事を楽しむだけではない。途中下車して沿線の名所を旅することができるのが最大の特長だ。

伊豆高原→伊豆急下田のコースは、伊豆稲取で途中下車し、パワースポットで知られる「かやの寺」を訪問する。伊豆急下田→伊豆高原のコースは、熱川で途中下車し、近くにあるホテルの露天風呂に入浴できる。まさに旅番組さながらの「ぶらり旅」を楽しめるのだ。途中で数分程度停車して駅舎を見学できる観光列車はあるが、1時間も沿線を観光できるのはユニークだ。

豪華な車両でおいしい食事を提供するだけが観光列車ではない。創意と工夫で観光客を呼び込む取り組みはいくらでも可能だ。“観光列車2.0”が今後どのように発展するか、非常に楽しみだ。

7764チバQ:2015/05/06(水) 10:45:04
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0130844.html
列車運休、Uターン混乱 JR北海道、送電トラブル1万3千人に影響
05/06 06:15


駅員の説明を聞きながら、運転状況を確認する利用客たち=5日午後3時40分、JR札幌駅西改札口(小野弘貴撮影)
 大型連休を観光地などで過ごした人たちのUターンラッシュが5日、道内でも始まった。新千歳空港と札幌を結ぶJR千歳線では一時、架線への送電が止まるトラブルが発生。新千歳空港行きの快速列車などが運休し、駅や空港は家路を急ぐ中、足止めされた利用客らで混乱した。

 JR北海道によると、5日午後2時10分ごろ、千歳線恵み野(恵庭市)―新札幌(札幌市厚別区)間の下り線で送電が停止。同区間の架線に引っ掛かった木の枝を取り除いたところ、送電が回復し約1時間半後に運転を再開した。

 このトラブルで、札幌発新千歳空港行き快速エアポートなど50本が運休。遅れも札幌発函館行き特急北斗などで最大1時間36分発生し、約1万3千人に影響が出た。新千歳空港もJRの運休に伴い、札幌などに急ぐ人が高速バスのカウンターに列をつくった。

 JR北海道の特急指定席の満席は5日、札幌―函館間の上下線でほぼ終日続いた。6日も札幌―函館間ではほぼ満席となる見込み。航空各社によると、新千歳空港から各地に向かう国内線の予約は5、6の両日ともほぼ満席の状況だ。

7765荷主研究者:2015/05/06(水) 13:24:50

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120150414ceap.html
2015年04月14日 日刊工業新聞
JR東海、新幹線N700AとN700系の車両検査周期を延長-64年の開業以来初

 【名古屋】JR東海は東海道新幹線の車両検査について、一部検査の周期を見直した。車両を解体せずに走行装置やブレーキ装置、車体の状態などを調べる「交番検査」の周期を従来の「30日または走行距離3万キロメートル以内」から「45日または走行距離6万キロメートル以内」に変更。同検査の周期見直しは1964年の開業以来初めて。周期延長で車両の運用効率を向上させる狙いだ。

 監督官庁の国土交通省中部運輸局に、このほど規定変更を受理された。対象車両はN700A(写真)とN700系(改造車両含む)で、3月末時点の合計数は99編成。旧型の700系(同32編成)の周期は従来通りとする。

 車両検査には4種類あり、台車などを目視検査する「仕業検査」、交番検査、主要部位ごとに解体して調べる「台車検査」、車両全体を解体する「全般検査」がある。検査周期は、最も短い仕業検査ではおおむね2日に1回、最も長い全般検査では36カ月または走行距離120万キロメートル。同社は試験車両を通じて検証を進め、安全性が確立されたと判断した。


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