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Tohazugatali Economic Review

994とはずがたり(2/2):2005/08/27(土) 03:03:47
>>992-993

 先日、ミュージシャンのデイヴィッド・バーン氏のブログで音楽業界の裏金の話題が取り上げられているのを読んだのがきっかけで、私は資本主義社会の仕組みを述べた相反する2つの意見について、また考えることになった。

 バーン氏はブログの中で、自身が在籍していたバンド『トーキング・へッズ』の曲、『バーニング・ダウン・ザ・ハウス』のヒットの影で裏取引があったことを知った経緯を綴っている。ライブでこの曲を演奏すると客が大喜びしたのは、単にそれがラジオで流れていたからで、ラジオで曲が流れたのは、現金にコカインや女性といった賄賂が「こっそりと」放送局に渡されていたからだったという。

 バーン氏はこう書いている。「10代の頃からずっとラジオで聞き、感動してきたポップソングはどれも、裏金と引き替えに流されていたものだったのだろうか、と私は考えた。ああ、なんてことだ! ということは、当時の数少ない独立系のラジオ局以外では、私も『パブロフの犬』扱いされていたというわけだ――私は自分の耳でいい曲を見つけ、夢中になったと思っていたのだが、実はそれも、何も知らない私の脳にある種の音をたたき込むために調整されたプログラムがあってのことだった。私はすっかり操られていたのだ! 私が自分の意志で曲を好きになり、こんなものを好きになるのは自分だけだと思っていたが、そんな感情も、私の想像を超えた薄汚い連中によってこの頭に植え付けられていたとは」

 これはどうやら、ガルブレイス氏の勝ちのようだ。

 『モーマス』(Momus)ことニック・カリーは、スコットランド出身のミュージシャン/作家で、今はベルリンに住んでいる。『クリック・オペラ』という個人ブログも運営している。


[日本語版:藤原聡美/長谷 睦


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