[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
1301-
1401-
1501-
1601-
1701-
1801-
1901-
2001-
2101-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
Tohazugatali Economic Review
532
:
とはずがたり(2/3)
:2004/05/23(日) 13:35
そこで、覗きの本質は何かを考えてみよう。覗きの快楽とは、誰も見ることができない隠された内奥を、所有者にすら気付かれることなく、自分一人だけが見ているという優越感の快楽である。窃視症者は、窃視の対象よりも窃視それ自体に興奮しているわけだ。画質が悪いにもかかわらず、盗撮ビデオが売れるのは、視聴者が、見ているのは自分一人だけという幻想に与ることができるからである。そして、この点において、覗きへの欲望は学者の欲望と一致する。なぜならば、学者とは、他者に見えないものを独占的に見ていることに優越感と快感を持つタイプの人が就こうとする職業だからだ。
では、田代まさしの場合はどうか。彼の場合、覗きへの欲望が、映画監督という職業につながった。誰も見たことがないようなユニークな映像を作りたいと望むということは、学者や覗き魔と同様に、可視性と不可視性との差異を欲望していたということである。田代まさしは、2000年9月24日に、東京都目黒区の東急東横線都立大学駅で女性のスカートの中をビデオカメラで盗撮し、東京都迷惑防止条例違反の疑いで書類送検され、東京簡裁から罰金5万円の略式命令を受けた。7ヵ月後に芸能界に復帰したが、2001年12月10日にアパートの風呂場を覗いて現行犯で逮捕され、翌日、自宅から覚醒剤が見つかったことで、再逮捕となった。
それから7ヵ月後に出版した『自爆―THE JUDGEMENT DAY』の中で、田代は、芸能活動でのストレスから、覚醒剤に頼るようになったと告白し、窃視や盗撮については、常習性を否定し、事件を覚醒剤のせいにしている<tm>。芸能界では、性犯罪よりもクスリに寛大であることを計算に入れた言い訳なのだが、仮に、本人が言うように、覚醒剤で精神状態が正常でなかったとしても、それによって惹き起こされた犯罪が、二回とも盗撮だったのだから、覗きの性癖があったと考えざるを得ない。
それにしても、田代のようなタレントや植草のようなタレント学者が、無名人を覗くということは、通常のあり方とは逆に見える。テレビの著名人は、本来、無名の大衆によって覗かれる存在である。私たちは、テレビを通して、著名人を見ることができるが、著名人は、私たち視聴者を見ることはできない。この可視性と不可視性の非対称性は、覗きの構造を特徴付けている。テレビに出演し、顔の見えない多数の視聴者の視線に晒されることに情熱を燃やす人は、一種の露出趣味の持ち主と言える。覗き趣味の持ち主が、露出趣味の持ち主であることは、矛盾していないのだろうか。
そうではない。アメリカでの調査によると、窃視症と最も相関性の高い性嗜好異常は、露出症である。露出症とは、いたいけない少女に「ほーら、象さんだよー」といって男の一物を見せる、あのビョーキのことである。K.Freundの調査では、94名の窃視症者のうち82%が、G.G.Abelの調査では、62名の窃視症者のうち63%が露出症を伴っていた<sa>。田代や植草の趣味が、医学的な意味での窃視症/露出症と言えるかどうかは別として、このデータは参考になる。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板