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Tohazugatali Economic Review
452
:
荷主研究者
:2004/03/29(月) 00:27
【広島都市圏:マンション業界】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04031703.html
マンション業界、流動化 丸紅・ダイア建設拠点廃止へ '04/3/17 中日新聞
■広島都市圏の需要伸び悩み
分譲マンションを手掛ける丸紅、ダイア建設の大手二社が、不況下の一段のリストラで、広島市に構える中国地方の事業や営業の拠点を相次ぎ廃止する。逆に地場企業には広島から四国などへ広域展開を狙う動きもあり、業界構造の変化が進みそうだ。
丸紅は四月一日、中国五県の事業拠点である「中国支社」(広島市中区)を廃止。一九四四年に出張所として進出以来、六十年間の歴史を閉じる。バブル期以降は主力の分譲マンション事業が振るわず、従業員は現在六人程度とピーク時の半分以下に縮小していた。担当者は「地場企業がしっかり根付いている土地柄。地元でない業者が対抗して切り込んでいくのは苦しい」と打ち明ける。
地価の下落局面で「地方より大都市圏の都心部の住宅需要が確実にある」と判断、支社の廃止で経営資源を東京、大阪に集中する。中国地方の住宅開発事業は規模を縮小して大阪本社で継続、エネルギー事業は東京本社に移す。
ダイア建設も八二年開設した営業拠点「中国支店」(中区)を三月末までに廃止。大阪や名古屋など四支店も同時期に閉じる。同社は「地元企業の攻勢などでシェアが低調な地域が対象」という。
同社は再建を目指し、一月には債務圧縮のため広島、山口、岡山県内でも、賃貸マンション計百九十戸をインターネットで競売にかけた。中国支店の顧客は子会社のダイア管理中国支店(中区)が引き継ぐ。
また、大京グループは昨年七月、西日本大京を分社化し、広島県のマンション管理や仲介部門など関連四社の支店・営業所を西日本大京広島支店(中区)に統合した。四社計約四十人いた人員を一割減らした。同社は「窓口を一本化して業務の効率化を図った」と説明する。
一方、地場の章栄不動産(安佐南区)は、これまでの広島都市圏中心から中四国へ展開を広げる方針を掲げる。今年は岡山、高知、高松各市を中心に分譲を予定。「地元のニーズに合った分譲を手掛けたい」と地方企業の強みを最大限生かす考えで、物件数が増えれば現地営業所の設置も検討する。
リクルート中国支社によると、二〇〇三年の広島都市圏の新規分譲マンション供給数は二千四百五十二戸と、三年連続減少して過去十年間で最低。需要が伸び悩み、新規着工が減っているという。ただ、在庫整理も進み、〇四年の供給数は三千戸前後に回復すると予測している。
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