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Tohazugatali Economic Review

242荷主研究者:2003/11/29(土) 03:45

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2003/11/20031128t13030.htm
2003年11月27日木曜日 河北新報
甘い夢覚めしぼむ宅地 名取・愛島台団地の開発縮小

 宮城県名取市愛島の大規模開発「名取グリーンポート計画」で、愛島台団地の開発を手掛ける「グリーンポート」(名取市)が、当初より宅地を半減させる計画変更を検討していることが27日、分かった。造成済みの開発でとどめ、今後の事業を中止する。計画が変更されれば、市街化区域から市街化調整区域へと、異例の“逆線引き”が行われることも予想される。国土交通省によると、大規模団地開発での逆線引きは全国でも珍しい。バブル期に練られた事業構想が、長引く景気低迷で頓挫した格好だ。

 計画によると、一般住宅1813戸、区画が広い高規格住宅257戸、集合住宅200戸―の計2270戸を供給する予定だった。しかし、一般住宅は今までに造成が終わった908戸分でとどめ、今後の造成を中止。高規格住宅は着手せず、全供給数を1108戸に減らす。用地は開発中止に伴い、緑地にする考えだ。

 文化施設の立地を見込んでいたカルチャー用地も、ごく一部を除き緑地に変更。現在5社が進出している産業用地は、残りも予定通り造成する。

 宅地分譲は1997年9月に始まった。しかし、販売実績は現在、200戸にとどまっており、新規の供給は困難と判断した。市内では施工中や計画中の土地区画整理事業が目白押しで、住宅供給が過剰気味となっている。

 グリーンポートは約430億円の累積債務を抱えているほか、株主だった大手ゼネコンの経営悪化も影響した。

 グ社の吉住敏彦社長は「不動産市況が冷え込んでおり、今ある宅地の売却もいつまでかかるか分からない。事業の継続は難しい。今後は住民生活の利便性が向上するよう努力したい」と話す。

 一方、市側には「企業の社会的責任をどう考えているのか」と反発が強い。計画は閖上海岸沿いのマリンポート、仙台空港周辺の臨空都市と並び、市のビッグプロジェクトとして長期総合計画に位置づけられ、市道整備や企業誘致を行ってきた経緯がある。

 石川次夫名取市長は「時間がかかっても、計画を継続するよう強く要望する。既に入居した住民への影響も大きい。仙台空港から愛島につながる道路の工事も進んでおり、将来性が見込めるはずだ」と話している。

[名取グリーンポート計画]名取市愛島の約1000ヘクタールを対象にした複合機能都市整備計画。このうち207ヘクタールに住宅ゾーン、産業ゾーン、文化施設ゾーンを一体的に整備する計画だった。1992年6月に市街化区域に編入され、同年9月に県知事の開発許可が下りた。会社は当初、大昭和製紙の関連企業「大昭和グリーンポート開発」だったが、会社幹部らがかかわった93年のゼネコン汚職事件後、社名を変更した。


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