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Tohazugatali Economic Review

220おりーぶの木:2003/11/06(木) 16:28
http://www.idechan.com/fdhnews.html
小久保移籍問題検証3面 汚されたペナント(2) 社長のために野球を!?

 ホークスは今季、リーグ最多322万人の観客動員数を記録した。初優勝した1999年から顕著に数字が伸び始め、2001年からは3季連続で300万人を突破。実力とともに、人気でも球界を代表するチームに成長した。パ・リーグの地方球団である。なぜ、こんなに客が入るのか?


 王監督はあるインタビューにこう答えている。「魅力ある選手が増えてチームが強くなったこと、球団の営業努力、かつて地元球団を失った福岡という土壌…この3つがうまく絡み合ってきた」。満点に近い解答だろう。だが、高塚猛球団社長の認識は違った。「営業努力」だけを強調し、自らの経営手腕を独り歩きさせていった。


 99年、中内正ファウンダー(前オーナー)に請われ、球団を含む福岡事業の経営再建に着手。以後、手柄を書き下ろした出版物は20冊近い。『ならば私が黒字にしよう』(ダイヤモンド社)などセンセーショナルな見出しを立て、福岡ドームや隣接ホテルで大々的に宣伝。ホテルの部屋には聖書代わりに置かれるようになった。


 確かに事業の業績は上向いた。が、それが選手、スタッフの年俸に反映されてこない。「福岡ドームは連日の大入り満員だし、球団はもうかっているはずなのに」。ある主力選手がボヤいた。チームの功績を吸い取られていく感覚に陥った。「社長のために野球をやっているみたい」。現場とフロントの溝は徐々に深まっていった。


 ここ数年、強烈なリストラも断行された。スカウトは半減。「裏方」と呼ばれるチームスタッフは、経験を重ね、わずかでも年俸の高い順に整理された。残ったスタッフには3年間で給料が約3分の1になった人間もいる。「打撃投手なんて1日に20分そこらボールを投げるだけ。何でオレより給料が高いんだ? けしからんよ」。そんな暴言を吐く社長派の球団幹部もいた。


 球界の常識に疎い「素人フロント」が肩で風を切る現状。陰でチームを支える技術集団、見えない戦力への理解はなくなった。スタッフの1人が言う。「あの人たちから見れば選手は道具、オレたちはゴミ扱い」。昨年まで選手会長を務めた小久保は、そうした蛮行にも正義感を持って立ち向かった。

(ダイエー取材班)


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