1640年頃ロンドンで、おそらくプレイズ=ゴッド・バーボンの息子として生まれ、ライデンで医学を学んだ。1661年にユトレヒトでM.D.(Doctor of Medicine、医師)の学位を得た後にロンドンに戻り、1664年には内科医師会に名誉あるフェローとして認められた。1666年のロンドン大火が起こると、ロンドンの再建復興に尽力。火災保険の必要性を主張し、大火の翌年1667年から事業を始めた。1680年、バーボンの火災保険引受会社はロンドン初の消防隊を組織した。1690年と1695年には、ウェスト・サセックスのブランバー選挙区から下院議員に選ばれた。
http://cruel.org/econthought/schools/mercant.html#mercant
ニコラス・バーボン Nicholas Barbon, 1637-?1698. (1) , (2), Bio
Discourse of Trade , 1690
A Discourse Concerning Coining the New Money Lighter, 1696.
医師兼ビジネスマンだったバーボンは、重商主義者の中での慎重な書き手だった。「効用」または「利用」と希少性がものに価値を与えるのだという考えを推奨。また、利息は「ストックに対する賃料」という考えを初めて議論。