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Tohazugatali Economic Review
1370
:
チバQ
:2011/03/20(日) 20:47:58
福島第1、なぜ電源失った? 想定外の津波
東日本大震災で被害を受けた東京電力福島第1原子力発電所は電源を失うなどのトラブルで深刻な事態に陥っている。その原因は「想定外」の津波だった。マグニチュード(M)9.0という想定を超える巨大な揺れに機器は耐えたが、原発安全神話の砦(とりで)だった「多重防護」はあっさりと破られた。
非常時に原子炉を停止する場合、核分裂反応を抑える制御棒を挿入する。反応が止まっても核燃料は崩壊熱を出すため、さらに冷却を続け炉内をセ氏100度以下の冷温停止状態にする必要がある。
地震発生後、東電の福島第1、第2原発、東北電力女川原発の計13基のうち運転中の10基が自動停止した。女川原発では1号機のタービン建屋で火災が発生したものの、13日までにすべてが冷温停止状態になった。福島第2原発1、2、4号機では冷温停止の前に原子炉を冷やすポンプが一時停止。しかし外部からの送電が確保され、安全が確認された。
国の原子力安全委員会で専門委員を務める釜江克宏・京都大学教授は「各原発は想定される津波への対策はやっていた。津波に対するイメージを変えなければならない」とショックを隠せない。
深刻な事態に陥った福島第1原発と軽微なトラブルで済んだ女川原発。何が明暗を分けたのか。
東電は過去の記録などから、福島第1、第2原発に来る津波の高さを最大6メートル弱と想定。敷地の高さを海水面から10メートルに設定した。しかし想定を超える津波は第1原発の敷地にある電源の重要機器を押し流した。
一方、震源に近い女川原発も想定の9メートルを超える津波に襲われた。ただ原子炉建屋など設備は15メートルの高さに建設していたため、致命的な打撃を避けられた。
原子力に詳しい技術評論家の桜井淳氏は「東電と東北電力とで津波に対する考え方に大きな違いはない」と指摘する。桜井氏は「福島第1は太平洋に面しており、津波の直撃を受けやすかった。入り江の中にある女川との地形の差が大きかった」と分析する。
国は2006年に耐震設計指針を改定。07年の新潟県中越沖地震で東電柏崎刈羽原発が被災したことを踏まえて評価を厳格化した。原子力安全・保安院は審議会を設けて各原発の耐震性を再評価し、その指摘に応じて電力各社が耐震補強を進めた。だが、津波対策の強化は遅れていた。
原発は幾重にも対策を講じる多重防護で守られていたはずだが、想定をはるかに超えた津波で非常時のバックアップ機能を奪った。原発の「安全神話」が根底から崩れた今、津波対策だけでなく想定外の自然災害を考慮した対策が求められるのは必至だ。
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