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Tohazugatali Economic Review

1326チバQ:2009/11/22(日) 09:21:45
http://mainichi.jp/select/biz/news/20091122ddm008020068000c.html
デフレの実相:/下 安さ命 ネットで店探し2週間/貸しブランド品、会員20倍
 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 21日、東京・銀座の歩行者天国は、低価格のカジュアル衣料、ユニクロの紙袋を手にした人がひときわ目立った。ユニクロを展開するファーストリテイリングの創業60周年記念セールに買い物客が殺到したためだ。

 銀座店は早朝から約2000人が列をなし、特別価格で買える整理券を3回配布(計680枚)したが、たちまちなくなった。整理券を手に入れた30代の女性会社員は通常990円のタイツを490円で買い、「景気も良くなる気配は見えないし、安いのが一番」。ユニクロの盛況は節約志向が強まるデフレの象徴と言える。

 横浜市の主婦(41)は、会社員の夫(46)の給与カットで生活費が月1万円減った1月から、インターネットで少しでも安い商品を探すのが習慣となった。今月中旬に3000円の調味料収納ケースを買った時は店で商品を確かめてから2週間はネットを点検。当日限定で通常の5倍のポイント(120円の値引きに相当)がつく店を発見し、最も安いタイミングで購入した。

 レンタル業者にも追い風が吹く。ネットで高級ブランド品を貸し出す「Cariru(カリル)」(東京都港区)は、10万円以上のバッグを4000円程度で借りられる手軽さが受け、リーマン・ショック前の昨年夏ごろに120人程度だった会員が2800人に急拡大した。都内の主婦(31)は、夫のボーナスが約3割カットされ、今年出席した友人の結婚式3件はレンタルバッグで済ませた。

 ◇値下げ合戦、企業は消耗
 だが、デフレを商機に生かせる企業は一部に過ぎない。10月の全国百貨店の売上高は前年同月比10・5%減と減少幅が3カ月ぶりに2ケタに悪化した。百貨店業界では、例年なら年明けの冬物衣料バーゲンを年末に前倒しする動きも出ている。

 大丸と松坂屋を傘下に持つJ・フロントリテイリングは12月2日からバーゲンを実施し、そごう・西武も検討中だ。目先の売り上げを確保したい百貨店側の焦りが見えるが、「値下げ競争で利益をすり減らす消耗戦」(大手百貨店幹部)から抜け出せないのが実態だ。

 スーパー大手のイオンは10月上旬、1ドル=90円を突破する円高になったのをとらえ、輸入食品などを最大5割引きする「円高還元緊急セール」を展開した。「円高での価格下落分はすぐに値下げに回さなければ売れない」といい、円高がデフレを加速しかねない。

 川崎市に住む専業主婦(30)は、電機メーカーに勤める夫(30)の手取り給与が4月に1万円減ったが、倹約に努め、逆に貯金を月3万円から7万円に増やした。家電の価格競争が電機会社の収益を圧迫し、夫からは「冬のボーナスも厳しい」と聞かされ、将来への不安が貯蓄に駆り立てる。2歳の長女がいるが、民主党が政権公約の目玉に掲げた「子ども手当」をもらっても消費に回せそうにはない。

 明治安田生命の小玉祐一チーフエコノミストは「鳩山政権は明確な成長戦略を示し、将来不安を払しょくする必要がある」と指摘。デフレと認定した鳩山政権だが、消費者心理を上向かせる政策の構築が求められている。【宇都宮裕一、窪田淳、田畑悦郎】


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