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Tohazugatali Economic Review

1231やおよろず@なぜ日本経済は殺されたか・吉川元忠:2007/05/24(木) 00:07:12
アメリカの日本潰しの歴史

吉川
 今の日本の経済構造は、戦時中の統制経済の本質が反映されているという「1940年体制」論がある。
 代表的論者である野口悠紀雄氏は、これを否定的にとらえている。

ヴェルナー
 日本の経済構造が戦時統制であると思う。
 しかし、それを理由に構造改革をしなければならないという結論は導出されない。
 需要より供給が多いことから、過当競争を不況の原因とする「過剰供給論」が存在する。
 よって、倒産による会社淘汰が必要であるとするものである。
 代表的な論者は、小泉周辺の竹中・木村・福井である。
 競争が足りないといっている人たちが、同時に、競争が過剰であると言っている。 
 福井らの目的は、会社を倒産させることにある。
 福井は、かつて「失業率を8%にひきあげ、企業の倒産も増やさなければいけない」と話していた。
 会社倒産は経済全体に悪影響で、過剰供給説は誤りである。
 過少需要を問題とすべきである。
 問題は、アメリカ経済に比べ、日本経済が過去50年間において成功を収めたことが問題である。
 世界一の経済大国になった日本が、政治的な力が伴って増進されるというのが自然な姿である。

吉川
 ナチュラルコースではそうなるはずである。

ヴェルナー
 ナチュラルコースの場合、円建て国債が当たり前になってくる。
 円建て国債や円建て投資が当然になれば、円によるアジア通貨統合が可能となる。
 政治的・軍事的にも日本は、アジアで世界で力を増すはずであった。
 アメリカは、日本のシステムが自国よりも優れていると認めたくない。
 日本がアメリカを追い抜いた以上、変化すべきはアメリカである。
 しかし、アメリカは日本に変化を求めてきた。

吉川
 アメリカ側の構造改革が必要ですね。

ヴェルナー
 アメリカは、過剰債務を抱えた発展途上国に対し、財政支出を減らすように指導してきた。
 アメリカ自身が、そのアドバイスを受け入れるべきである。
 アメリカ企業が、どんどん、日本の傘下に入るのが自然な姿である。
 円高自体には、さほど悪影響はない。
 円高により原材料が安く購入でき、アメリカの財産も安く購入できるようになる。

吉川
 私の意見とは違う。
 プラザ合意以降、日本企業は、確実に、体力をすりへらしている。

ヴェルナー
 アメリカは、政治的プレッシャーによって、日本の輸出減・輸入増を実現した。
 吉川教授の指摘のように、日本がドル建て米国債を購入するようにした。
 日本が輸出をしても代金は米国債というのは、アメリカにとって好都合な結果になった。


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