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Tohazugatali Economic Review

1160とはずがたり:2006/04/07(金) 18:21:42
2006年04月05日
室戸、土佐清水、嶺北 商圏が消滅
http://www.kochinews.co.jp/0604/060405headline01.htm#shimen1

 これまで11に区分されていた県内商圏のうち室戸、土佐清水、嶺北が“消滅”し、8商圏に減少したことがこのほど、県がまとめた県民消費動向調査で明らかになった。室戸は安芸、土佐清水は中村、嶺北は高知の各商圏へ、それぞれ買い物が流出して独立性を喪失。包含・吸収される形で商圏構造が変化しており、地域の商業力低下や格差が浮き彫りになった。

 調査は消費者の買い物行動や満足度を把握するため、県が5年ごとに実施。今回は17年10―12月に、県内全市町村の20歳以上の男女1万人を対象に調査した(回収率82・09%)。

 それによると、県内商圏は従来「高知」と「幡多」の2エリアに大別され、さらに室戸、安芸、香美、嶺北、高知、高吾北、須崎、窪川、中村、宿毛、土佐清水の11商圏に区分されていた。

 しかし今回調査の結果、室戸は前回調査(12年)に比べ、地元購買率が49・4%から26・2%に低下するなど商圏としての独立性を喪失、安芸商圏に包含されたとみられる。

 また、土佐清水も地元購買率が前回の41・0%から31・5%に低下した一方、旧中村市への流出率が42・3%から54・0%に上昇、中村商圏に包含されたとした。

 さらに嶺北も、土佐町の地元購買率が35・9%から25・1%に低下した一方、旧高知市への流出率が55・3%から65・0%に上昇。地域全体として旧高知市との結び付きが強まっており、高知商圏に吸収されたとみなした。

 また同調査では、ここ5年ほどの買い物先の変化で、「地元で増加」が11・6%と前回より0・5ポイント減った一方、「地元以外で増加」は28・6%と1・9ポイント増加。その理由は「周辺に大型店ができたため」が最も多かった。

 地域別の買い物満足度の変化でも、中山間地や一部の市部などで「低くなった」が県平均より高い割合を示すなど、相対的な商店の魅力低下が浮き彫りに。車での移動が前提となりがちな大型店へのシフトからも、特に高齢者の生活を支える商業基盤の衰退が懸念される状況がうかがえる。

 この結果について県経営流通課は「買い物についての自由な意見でも、中山間地などの営業時間や品ぞろえへの不満が多かった。大型店との競合は厳しいが、各地域、店が危機意識を持ち、おのおのの魅力を引き出す取り組みが必要ではないか」としている。

 商圏区分 県民消費動向調査では、衣料品など嗜好(しこう)性が高い「買い回り品」のうち代表的な3品目の市町村間の流出入を比較。商業力の強弱やつながりをとらえ商圏を設定している。まず、旧高知市への流出率を基準として「高知」「幡多」の2エリアに区分。さらに「1つ以上の他市町村から10%を超える流入がある」「地元購買率が40%超」など、核となる市町村について一定の条件を加味している。


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