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とはずがたり日本語総研
725
:
名無しさん
:2016/09/29(木) 10:25:30
【デーリー東北】
天鐘(9月29日)「言(い)はむとす」という言い回しから“と”を抜いて「言(い)はむずる」などと言われると一気に幻滅してしまう。今から千年も前の平安中期、清少納言が随筆『枕草子』で当時の言葉の乱れをこう嘆き悲しんでいる▼文化庁の国語に関する世論調査で“ら抜き言葉”の「見れた」が48・4%に上り、正しい使い方の「見られた」44・6%を初めて逆転した。ら抜きが定着したというより正しい方が根負けしてしまったようだ▼5年ごとの調査なので今が分水嶺なのだろう。この記者専用パソコンも「見れる」と打つと“ら抜き表現”の警告が出るが、5年後は容認かもしれない。あれほど耳障りで嫌悪感さえ覚えたのに慣れとは恐ろしい▼清少納言は「言葉を下品に使うことは何事にもまして良くない。文字一つで上品にも下品にもなる」と述べ、時の風潮を「心劣り(幻滅)する」と酷評。その訳はともかく「私はそう思う」と言い切っている▼宿命のライバルとなる紫式部は少し遅れて宮中に仕えたため二人はすれ違いだったが、清少納言の人格、文章ともに全否定。逆に『源氏物語』にはと抜き言葉が頻出する▼清少納言は蔓延すると抜きに憤慨しながら宮中言葉に磨きをかけ、紫式部は物語にふさわしい感性豊かで流麗な文体を選択した。言語学者の金田一秀穂氏は「言葉の本質は変化。乱れではなく変化と思えば腹は立たない」と助言するが—。
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