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何を引き起こすのか気になるhad better
あるとき研修が終わったあと、生徒のひとりがウイスキー好きな筆者に、会社近くの飲み屋を勧めてくれたことがありました。そのときに彼がYou had better go to the bar.と言ったのです。
もちろん筆者はすぐに、彼が「その飲み屋に行った方がいいよ、ぜひ行ってみて」のつもりで言ってくれたのだろうと思ったのですが、「もしかして?」と思って念のためにWhy?「どうして?」と聞いてみました。だって、「先生、あそこの飲み屋に行かないと、まじヤバいです」という意味で言っている可能性もありますよね。そうしたら、They have good whiskey! 「いいウイスキーがあるよ!」という答え。やっぱり、「?した方が良い・?すれば良い」という意味だったのです。つまり、ここはYou should go to the bar.と言うべきだったのです。
これが違う状況になると、shouldもhad betterもどちらも使えることもあります。例えば、筆者はよく研修で単語のミニテストを行ないます。事前にテスト範囲は指定してあり、You [should/had better] study for the test! 「ちゃんとテスト勉強した方が良いぞ!」と言うことがあります。
便利なアドバイス方法
日本語訳に惑わされてYou had better go to the bar.のような意味深な助言をしないようにだけ気を付けていれば、had betterが「脅し」なのか「警告」なのか、はたまた「助言」なのか、というのは、状況やトーンで判断すれば良いと思います。「悪い結果になるといけないから」という含みがあることだけ、忘れないようにだけしてください。