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とはずがたり日本語総研
543
:
とはずがたり
:2009/10/12(月) 15:33:33
>かつて石井式漢字教育の考案者・石井勲博士は「人の顔も、ほくろがあったり、皺(しわ)が多く、ひげがあったり、眼鏡をかけているとか、余計な所があればあるほど覚えやすいように、複雑な字形のほうが、記憶の手がかりが多くて覚えやすいのです」(『日本語塾』)と述べている。
勉学一般に云えることでゆとりの悲劇は其処にある。何故国民の知的好奇心が犠牲に成らねばならんのか。嘆かわしいわ。
【新国語断想】塩原経央 漢字表案への声 「鬱」外せという不見識
2009.5.25 08:01
http://sankei.jp.msn.com/life/education/090525/edc0905250803003-n1.htm
新漢字表試案に対する国民からの意見公募が締め切られた。現行常用漢字表は、漢字制限の当用漢字表から一転して目安となったにもかかわらず、教科書や公用文、法令などのほか、新聞、放送にもその網をかぶせたため、依然制限色が残った。
その結果、交ぜ書きや代用漢字など、国語表記を極めていびつなものにしてしまった。このことを思うと、筆者はこの種の漢字表は必要がないのではないかと強く疑念を抱くものであるが、事ここに至ってはもはや押しとどめるすべもない。
そうした現状認識に立って物を申せば、新漢字表は、新聞など民間に適用するに当たっては極めて緩やかな、あってもなきがごとき存在であってほしい。特に「表外字は使用しない」という考え方は自己規制を含めてやめてほしい。そのために、表外字及び表外音訓を含む漢字語はルビを活用することを前文で明記するのが望ましい。
そして、こういう立場からいうと、例えば三鷹市(東京)などの「『鷹』を追加せよ」を含め、試案よりももっと字種を増やせという意見には、あえて異を立てないが、「鬱(うつ)」や「顎(あご)」などを削れという意見には全く与(くみ)しない。
なぜなら、漢字は仮名に比べて全く難しくないからだ。かつて石井式漢字教育の考案者・石井勲博士は「人の顔も、ほくろがあったり、皺(しわ)が多く、ひげがあったり、眼鏡をかけているとか、余計な所があればあるほど覚えやすいように、複雑な字形のほうが、記憶の手がかりが多くて覚えやすいのです」(『日本語塾』)と述べている。
「鬱」など、青葉がびっしりと茂り蔓(つる)が絡まり下草もはびこって向こう側が見えにくい夏の林を想起させ、一度覚えたら二度と忘れない特徴的な字形をしている。しかも、この漢字は憂鬱・鬱蒼(うっそう)・暗鬱・陰鬱・沈鬱・鬱々・鬱積・鬱血・鬱病・鬱勃(うつぼつ)・鬱屈・鬱憤…など極めて応用範囲が広い。
画数が多いことをもって難字などというのは何の根拠もない屁(へ)理屈に過ぎない。仮名が聴覚的情報しか持たないのに比べ、多くの漢字は字形に字音情報と意味情報を併せ持つ。意味情報とは視覚的情報と言い換えてもいい。
「百聞は一見に如(し)かず」ということわざがある。これになぞらえていえば、視覚的情報を持つ漢字は、仮名よりも百倍やさしいのである。
ちなみに、石井勲博士は、実践研究の中から、知能が低くて仮名を覚えられない子供が、漢字だとどんどん覚えてゆく事実についても報告している。
「鬱」を外せなどという意見は、底の浅い文字観を抱く者の不見識か、確信犯的な漢字排斥論者のたわ言に過ぎない。
新漢字表の字種の出し入れには頻度調査が用いられた。対象となった文献が当用漢字施行以降のものを排除しなかったのだから、調査結果には当然偏りが出る。頻度調査にはその程度の判断基準しかないのは事実だから、到底全幅の信頼など置けるものではない。
さはさりながら、「鬱」を外せなどという意見と比較考量すれば、試案通りに残した方がいいに決まっている。漢字に対する各自の主義主張は別として、国語分科会の審議委員諸氏には国語愛護の心をもって、ぜひそのような雑音は捨て置いていただきたい。
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