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とはずがたり日本語総研
327
:
とはずがたり
:2006/12/01(金) 19:40:18
リベラルな考えの持ち主だったんですか。知りませんでした。合掌。
不世出の劇作家 木下順二氏死去
時代透視する洞察力
http://www.tokyo-np.co.jp/00/hog/20061201/mng_____hog_____000.shtml
九十二歳で他界した日本演劇界の巨人・木下順二氏。戦後の混乱期に発表した代表作「夕鶴」は、民主主義の思想に根ざしながら圧倒的な芸術性を兼ね備え、閉塞(へいそく)感の漂う演劇界に一つの道を切り開いた。自らが生きている時代の趨勢(すうせい)を絶えず意識した創作活動は演劇界に大きな衝撃を与え、私生活でも国家権力を徹底して拒否するリベラリズムを実践した。
(小田克也)
木下氏は一九三六年、東京帝国大学文学部英文科に入学。英文学者の故中野好夫氏の下でシェークスピアを学んだ。戦時中から劇作に取り組んだが、戦後の混乱の中で新たな方向性を模索していたところ、中野氏から民話を書くことを勧められた。
その後、「彦市ばなし」などの戯曲を書き、四九年発表の「夕鶴」で劇作家として不動の地位を築いた。当時の演劇界は左翼思想、労働演劇が主流。その中で、高い思想性と芸術性を両立させた「夕鶴」は、当時の演劇人に大きなショックを与え、絶賛された。
「机の前に座っている時間が一番好きだ」。生前、知人にこう漏らしていたが、思索の中に閉じこもるのではなく、冷徹な視線で時代状況を見つめ続けた。
オペラ「夕鶴」を半世紀近く演出してきた演出家の小田健也さんは「夕鶴では実直な主人公が次第にカネに魅せられていく。知らず知らずのうちに純粋な人間が加害者になる。そうした現代に通じるテーマの奥深さが作品に流れている」と指摘する。
現代オペラにありがちな華美な演出を敬遠。テーマに重きを置きつつも高度な芸術性を実現した点に芸術家・木下順二の本質があるといえるだろう。「方法こそが思想である」。戯曲の創造論それ自体が思想であると繰り返し語った。
リベラルな思想は劇作の中だけのことではない。国家からの顕彰のたぐいを拒み、戦争、軍事につながる一切を受け付けなかった。終戦という言葉を使わず敗戦と言い続けた。そして、女性にはことさら親切で優しかった。
趣味は乗馬。「ぜんぶ馬の話」と題した著書もある。小田さんは「乗馬に誘ってくださるなど気さくな人柄だったが、ひょっこり、けいこ場に来られると、襟を正すような気持ちになった。一つの時代が終わったという感じがする」と回想している。
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