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とはずがたり日本語総研
251
:
とはずがたり
:2005/07/03(日) 16:11:28
【滂沱】
中年サラリーマンが滂沱の涙 映画「砂の器」 (ゲンダイネット)
http://news.www.infoseek.co.jp/entertainment/story.html?q=03gendainet07117489&cat=30
●最新技術で映像修復
珍しく中年サラリーマンが映画館に足を運んでいる。松本清張原作、橋本忍脚本、野村芳太郎監督の名作「砂の器」(1974年)が再公開されているからだ。再公開といっても、30年前のフィルムの再上映ではない。昔のネガをコンピューターに取り込み、キズや色あせ、画面の揺れを修整し、再びフィルムに焼き付けた「デジタルリマスター版」と呼ばれるものだ。音声も2チャンネル・ステレオから、5.1チャンネルのドルビー・デジタルへとグレードアップした。
「ハリウッドでSFX特殊合成などに利用されている最高水準の技術を使って修復しました。解像度が高く、人物の顔の輪郭などがはっきりしましたし、色彩も実に鮮やかですよ」(松竹担当者)
デジタルリマスター版の製作費用だけで1億円がかかったという。
●会社帰りの40、50代
平日の6時半。上映最終回の前になると、東京・東銀座の「東劇」に背広姿の40代、50代サラリーマンが次々と入っていく。ほとんどは会社帰りという感じの1人だ。
「初めて見たのは学園闘争や70年安保に敗北して、ヤケクソになっているときだった。砂の器は自分の薄っぺらい正義感を木っ端みじんにされた映画でした」(自動車メーカー部長・58歳)
団塊の世代にとって、「砂の器」は特別な思い入れがあるのだ。
●色彩鮮やかな映画
デジタルリマスター版の「砂の器」は、たしかに驚くほどシャープだった。
従来のプリントやそれをもとにしたビデオでは、もやがかかったように白くぼやけたり、色にじみがあったりしたが、それらが消えて陰影がはっきりし、ハイビジョンのような映像である。役者たちのしわや表情も鮮明に分かり、肌の色も自然に近い。
なによりも印象的なのは色彩の美しさだ。とりわけ、山間の森、里の田んぼ、線路に覆いかぶさる雑草など、「夏の緑」にこだわった映画だということがよく分かる。修復前は「緑」が黒ずんでいたが、修復されたものは葉の一枚一枚が分かるほどきれいな緑だ。その緑と対比するように、夕日の茜(あかね)色、海と空の青さ、雪と氷の白が重ね合わされて、登場人物たちの心情が描写される。「砂の器」は日本の四季を撮った「色彩の映画」でもあった。
●五十数分のクライマックス
迷宮入りと思われた殺人事件を執念で追う刑事(丹波哲郎)、次第に追い詰められる天才音楽家(加藤剛)、ハンセン病を患い迫害と差別に苦しむ父親(加藤嘉)とその幼い子供、それを優しく保護する巡査(緒形拳)――。それぞれの人生がクライマックスに向かってたたみかけるようにストーリーが展開していく最後の五十数分は、やはり涙が抑えきれない。
「館内でもすすり泣きがあちこちで起こります」(松竹担当者)
デジタルリマスターで映像がどんなに鮮明になっても、ここだけは涙でスクリーンがにじんでしまうのだった。
((C)1974松竹・橋本プロ)
東劇の上映予定はとりあえず7月いっぱい。7月2日(土)午後3時半から丹波哲郎、加藤剛が舞台あいさつする。
[2005年6月30日掲載記事]
[ 2005年7月3日10時0分 ]
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