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近世日本史スレ
62
:
とはずがたり
:2005/03/21(月) 02:49:29
「お東」400年、故地に別れ 25代当主・光道氏、今月末退去
http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/photojournal/news/20050314org00m040115000c.html
◇お宝、トラック十数台
真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)の故大谷光暢・前門首の四男で大谷家25代当主、光道氏(60)が13日、四半世紀ぶりとなる大谷祖廟(そびょう)(同市東山区)の歴代門首墓参を果たした。光道氏は今月末で境内の門首邸(内事)を引き払う。唯一の遺産相続者が寺地から退去するのは、約400年前に本願寺が東西分立して以来初めて。宗派(内局)側と大谷家が対立してきた「お東紛争」最終局面の大きな節目。皇室とも近い大谷家が多数所蔵する宗教上の法宝物(寺宝)や価値の高い美術品の今後の動向にも目が離せない。【丹野恒一、岸桂子、太田裕之】
部屋数が50以上もある広大な門首邸は、光暢氏の三男、暢顕門首(74)が使用する以外の大半は聖護院別邸(同市左京区)に住む光道氏が事実上管理し一部を寺務所に使ってきた。同派は00年「(光道氏は)宗派と無関係」などと門首邸と別邸の明け渡しを求め提訴。昨年7月、宗派側が解決金2000万円を光道氏に支払う▽光道氏は門首邸を3月末、別邸を5月末に退去−−の条件で和解した。
光道氏は同市右京区に取得した土地約1800平方メートルに本堂と寺務所などを近く着工する。「住まい(庫裏(くり))が出来れば寺務所機能を移転する」という。
寺宝を巡っては法廷で400点余の所有権が争われ、宗祖親鸞直筆の国宝「教行信証」(坂東本)など約30件は宗派側、江戸期以来の行事「蓮如上人御影道中」に欠かせない蓮如の肖像画など残りは大谷家側の帰属と最高裁が認定した。光道氏によれば運び出す量は4トントラック十数台分で「しばらく知人宅や倉庫などに保管する」という。
最高裁が認めた参拝に光道氏は「移転と墓参が同じような時期になったのは不思議なご縁」と感慨深げ。また、寺宝については、「母(香淳皇后の妹、故智子さん)の輿(こし)入れ道具や宗教的な貴重品を手放す考えはない」と話した。
大阪市の古美術商の男性(55)は「由緒ある家の所蔵品の総引っ越し自体極めて異例。大谷家の所蔵品を欲しい人はいくらでもいる。売るなら全国の古物商で入札会を開く価値がある。(旧家などが所蔵品を一括売却する)売り立ては昭和初期が最後。実現すれば平成の売り立てになる」と強い関心を示している。
光道氏は27日にゆかりの人とお別れパーティーを催し、31日に「出発式」をして退去する。
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◇大谷家側の主な法宝物
■蓮如上人御影
■唯信鈔断簡(十一行)
■愚禿鈔
■親鸞御書写
■徳川家康消息
■寿老人(円山応挙筆)
◇真宗大谷派所有の主な法宝物
■教行信証(坂東本)=国宝
■本願寺聖人伝絵(康永本)
■本願寺聖人親鸞伝絵(弘願本)
■一念多念文意
■蓮如上人一期記
■親鸞聖人御消息
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■ことば
◇お東紛争 真宗大谷派の故大谷光暢法主が1969年、管長職を長男に譲ると宣言、宗門の近代化を目指す内局と大谷家側が対立。法主名義の不渡り手形や枳殻(きこく)邸の所有権移転などを巡り訴訟合戦となった。80年に宗派・本山の代表権を宗務総長に移し、大谷家側の債務を内局が持つことで和解。法主は象徴的な門首となり、内局が宗派・本山を実質的に管理運営することになった。寺宝の所有権を巡っても84年から双方が争い、99年10月に判決が確定した。
2005年3月14日
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