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近世日本史スレ

38荷主研究者:2003/12/10(水) 00:23

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2003/12/20031209t15021.htm
2003年12月08日月曜日 河北新報
近代日本語る古文書 東北大へ 10万点を寄贈 宮城・河南

 戦後の農地解放まで日本屈指の大地主だった宮城県河南町前谷地の斎藤家(宝ケ峰縄文記念館)の古文書約10万点が8日までに、東北大付属図書館に寄贈されることが決まった。7月に起きた宮城県連続地震で被災した記念館の歴史資料の救出、保全に当たった東北大を中心にしたボランティアに感謝し、斎藤家が申し出た。古文書は、日本の資本主義成立過程を検証する上で、極めて貴重な史料だという。

 寄贈されるのは、斎藤家が江戸時代後期から昭和20年代まで所有、貸し付けていた東北一円の約1400ヘクタールに上る土地台帳や売買契約書のほか、漁業、鉱山、鉄道、銀行などの投資、経営関係史料など約10万点。
 北海道の漁業会社、茨城県内の鉱山など斎藤家の多角経営ぶりがうかがえ、日本の資本主義の成立、展開過程を解明し、近代化の道筋を全国的な視野から検討することが可能な史料群だという。

 1993年に斎藤家11代当主養之助氏(故人)が開設した宝ケ峰縄文記念館は、7月の宮城県連続地震で建物が損壊。展示してあった縄文土器や土偶が破損したり、蔵に納めてあった大量の文書箱が散乱したりするなど大きな被害を受けた。
 このため、地震被害による文化財の散逸を防ごうと結成されたボランティア組織の宮城歴史資料保全ネットワーク(世話人・平川新東北大東北アジア研究センター教授)が8月、記念館に入って古文書類を整理。破損した土器類は持ち帰って修復し9月末、記念館に返還、展示された。

 こうしたネットワークの努力に感謝し、記念館館長の斎藤武子さんが寄贈を申し出た。武子さんは「地震でめちゃくちゃになった史料を整理、仕分けしてくれた東北大に任せれば、後世ずっと大切にしてくれると思う」と語っている。
 平川教授は「斎藤家は、酒田の本間家に次ぐ大地主。大規模地主の史料がまとまって大量にあるのは非常に珍しく、日本近代史を研究する上で大変貴重だ」と話している。


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