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近世日本史スレ

141荷主研究者:2010/05/27(木) 23:10:29

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/region/news/20100520/325283
2010年5月21日 05:00 下野新聞
足利で江戸期の「石敢当」見つかる 魔よけとして建立、関東では希少

 【足利】沖縄や九州地方で多く見られる「石敢当」が県町で見つかり20日、研究者たちが現地調査を行った。悪霊や災害から地域を守る魔よけとして建立されたもので、見つかった石敢当は江戸末期の建立と推測される。県内では4基確認されているが、江戸期のものは関東地方では埼玉県内の2基だけで、歴史的価値は極めて高いとみられる。

 見つかった石敢当は高さ48センチ、幅30センチ。丁字路がぶつかった地点の塀沿いにあった。

 市文化財愛護協会の臼井好雄さん(68)が歴史研究仲間から聞き、2008年5月から調査を進めていた。建立者や年代の記入はないが、V字型に字の溝を彫る技法や他の石碑との比較などから、江戸末期の建立と推測される。この日の現地調査には、国立古文書館長などを務めた石敢当研究の第一人者である小玉正任さん(84)=横浜市=も参加した。

 石敢当は中国で誕生し、悪霊が家や村に進入して災害を起こすのを防ぐため、家の門や道の突き当たりに石碑や表札などの形で立てられた。日本には江戸初期に伝わり、沖縄や鹿児島を中心に31都道府県で確認されている。県内では、これまで「1896(明治29)年建之」と記された佐野市多田町のものが最古とされていた。

 江戸時代、足利学校に石敢当の関連書籍が多数そろえられていた記録があることや、当時石敢当を建立した一人である大窪詩仏らが足利学校で学んでいたことから、足利と石敢当のつながりは深い。

 発見された石敢当の近くに住む大月一能さん(82)は「『庚申様』として大切にしてきたが、貴重な文化財とは思ってなかった」と驚いた様子。臼井さんは「足利で初めて見つかった石敢当を地域ぐるみで大切にしたい」と話し、調査や保存活動を続けることにしている。


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