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近世日本史スレ

135荷主研究者:2010/01/12(火) 22:45:34

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20100109104.htm
2010年1月9日03時21分 北國新聞
現存最古の国絵図 石川県立図書館が入手

3国の国絵図を調査する職員=金沢市の県立図書館

 県立図書館は8日までに、1633(寛永10)年に江戸幕府の巡見使が調査した諸国国絵図の写本「日本六十余州図」のうち、加賀藩領であった加賀、能登、越中国を記した3枚を入手した。県内の公共施設が所蔵する最も古い時代の国絵図となる。当時の居城や古城、主要な町村、寺社、街道などが記されており、江戸初期の加賀藩領内の3国を比較できる貴重な史料となる。

 日本六十余州図は、3代将軍徳川家光が派遣した最初の巡見使による諸国国絵図をもとにした写本で、全68枚から成る。同様の写本は、東大総合図書館の南葵文庫や岡山大の池田文庫など有力大名家文庫の史料として所蔵されている。これまで県立図書館が所蔵していた国絵図では、1696(元禄(げんろく)9)年のものが最も古かった。

 今回入手した国絵図は、縦約0・8メートル、横約1・1メートル。1615(元和元)年の一国一城令後の居城と古城の存在や、1664(寛文4)年に江戸幕府が全国の大名に領知判物や領知朱印状・領知目録を交付する前の郡区分、江戸初期の交通路の状況が記されている。

 越中の国絵図には、「冨山町古城」と表記され、富山藩に分藩される前と推測される。能登の珠洲郡が「すみ郡」、越中の射水郡が「泉の郡」となっているなど、誤記または誤写とみられる表記も数カ所見つかっている。

 絵図は都内の古書店から購入したが、所蔵印が消されており、以前の所有者は分かっていない。

 同館では、国絵図を県民が閲覧できるようにするほか、書き写された時期や作成、伝来の背景などの研究に取り組む。全国の同様の写本との比較も進める。

 同館史料編さん室長の東四柳史明金沢学院大教授は「同時代の加賀藩領内を一望できる3カ国の国絵図がまとまって入手できたことは意義深い」と話した。


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