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近世日本史スレ
130
:
荷主研究者
:2009/11/22(日) 18:43:24
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20091121101.htm
2009年11月21日03時46分 北國新聞
辰巳用水に石のアーチ 隧道内、石垣の技術応用
切石をアーチ状に巧みに積み上げた隧道内の修復個所=辰巳用水
20日の文化審議会で国史跡となることが決まった辰巳用水の上流部の隧道(ずいどう)(トンネル)内で、アーチ状に築かれた切石積(きりいしづみ)の壁が確認された。調査した金沢市によると、石は多くが戸室石で、壁の刻銘などから天保(てんぽう)年間(1830〜43年)の施工とみられる。「石垣の博物館」と称される金沢城の高度な築造技術が辰巳用水にも生かされたことを示しており、「歴史都市」の重要な資産となる。
市によると、切石積のアーチは隧道の中流から下流部分にかけて少なくとも9カ所、計170メートル以上にわたって確認された。土の中を掘り進む開削工事で天井や壁面が崩落するのを補強している。
当初は開渠(かいきょ)だった辰巳用水の上流部で、現在の姿となる隧道化の工事が始まったのは18世紀末とされることや、石の一部に工事記念とみられる「天保十年」(1839年)の彫り込みが辰巳用水土地改良区の畦地実参事らによって確認されたことから、市は切石積をこの時期の施工と推測している。
使われている石は縦30センチ、横1・5メートル、奥行き20センチほどで、高さ約2メートル、幅1・3〜2メートルある隧道の壁に沿って天井まですき間なく積み上げられていた。「どのようにして積み上げたのか分からず、再現も難しい高度な技法」(市文化財保護課)だという。
市は2005(平成17)年以降、金沢経済同友会の提言を受けて辰巳用水の国史跡指定を目指した動きを本格化させた。今年度は来年度以降に予定する「平成の大修復」に向け、辰巳用水土地改良区の協力を得て隧道内部を調査しており、水で側壁が削られた部分や天井の剥落(はくらく)個所なども確認した。
文化審議会の答申を受け、市は来年度、辰巳用水の保存管理計画を策定し、農業用水や兼六園の曲水として生活にとけ込んだ姿を末永く保全、継承する。
園地が国名勝となる末浄水場を管理する市企業局は「創設当時の趣旨を守り、文化庁と協議しながら必要であれば整備を進めていきたい」としている。今年度は傷みが目立った東屋(あずまや)を修復した。
浄水施設の国名勝指定は全国初であり、企業局は水道への理解の高まりも期待する。施設内は原則として公開していないが、申し出があれば積極的に要望に応じることにしており、21日から23日までの3日間は名勝指定の答申を記念し、特別に一般公開する。
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